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広報誌「うるおい」第416号 2024年11月20日発行

ライトハウスから

台風が心配されましたが、「白い杖・盲導犬キャンペーン」「白い杖福祉の集い」「山梨ライトハウス福祉祭」を盛会のうちに終了することができました。皆様のご協力に感謝申し上げます。
今月号では、「白い杖愛護作文」「生活体験文」それぞれ受賞された方々をご紹介いたします。

白い杖愛護作文
小学校の部
最優秀賞 山梨大学教育学部附属小学校6年 森屋(もりや)和樹(かずき)さん「目が見えない世界について考えて」
優秀賞 甲府市立羽黒小学校4年 青島(あおしま)珠理奈(じゅりな)さん「勇気を持って実行することの大切さ」
優秀賞 甲斐市立敷島小学校6年 浅川(あさかわ)翔太(しょうた)さん「白い杖とめがね」
優秀賞 甲斐市立敷島北小学校4年 大塚(おおつか) (はるか)さん「点字を勉強して思ったこと」
優秀賞 韮崎市立韮崎小学校4年 荒木(あらき) (みなと)さん「ぼくのすごいそ父」
優秀賞 山梨大学教育学部附属小学校1年 森澤(もりさわ)正之(まさゆき)さん 「みんながえがおになれるしゃかいのために」
優秀賞 山梨大学教育学部附属小学校4年 小山(こやま)凌央(りょう)さん 「君ならできる」

中学校の部
最優秀賞 山梨大学教育学部附属中学校3年 山本(やまもと)(み)(い)(な)さん「命綱を守るために」
優秀賞 甲府市立西中学校3年 齊藤(さいとう)(そう)(ま)さん「他人事は自分事」
優秀賞 甲府市立北中学校1年 河西(かさい)(れい)(や)さん「オセロを一緒に」
優秀賞 甲府市立北西中学校3年 遠山(とおやま)(ゆ)(づき)さん「より良い生活を送るために」
優秀賞 北杜市立甲陵中学校2年 (かげ)(さ)日葵(ひまり)さん「私たちができること」
優秀賞 山梨大学教育学部附属中学校3年 (まき) 佑美(ゆうみ)さん「一人も取り残されないために」

高等学校の部
最優秀賞 甲斐清和高等学校2年 中澤(なかざわ)里緒(りお)さん「障害について私が思うこと」
優秀賞 山梨県立巨摩高等学校2年 石川(いしかわ) (あおい)さん「幸せを決めつけないで」
優秀賞 北杜市立甲陵高等学校1年 白倉(しらくら)美桜(みお)さん「未来へ繋がる鈴の音」
優秀賞 山梨英和高等学校1年 渡邉(わたなべ)(り)(の)(か)さん「誰もが本当に生きやすい社会とは」
優秀賞 甲斐清和高等学校2年 大澤(おおさわ)樹莉(じゅり)さん「お互いを知る」
優秀賞 甲斐清和高等学校2年 花井(はない)杏紗(あずさ)さん「一瞬の勇気」

生活体験文
児童生徒の部
最優秀賞 山梨県立盲学校高等部本科普通科3年 山口(やまぐち)穂乃華(ほのか)さん「諦める必要なんてない」
優秀賞 山梨県立盲学校小学部2年 藤田(ふじた)莉緒(りお)さん「町のびっくり」
優秀賞 山梨県立盲学校小学部4年 渡邊(わたなべ)れみさん「寄宿舎でできるようになったこと」
優秀賞 山梨県立盲学校中学部1年 星野(ほしの) (はる)さん「はじめての寄宿舎生活」

一般の部
最優秀賞 甲斐市 眞田(さなだ)ひろみさん 「私の光」
優秀賞 南部町 大窪(おおくぼ) (まこと)さん 「一隅を香らせてみたい」
優秀賞 甲府市 (たか)(の)雅洋(まさひろ)さん 「僕の人生体験談」
優秀賞 甲斐市 (たに) 加奈子(かなこ)さん 「不自由でも必要とされる社会へ」

続きまして、知事表彰を受賞された方々をご紹介いたします。この賞は、点訳・録音・写本・リーディング奉仕員として長年にわたり視覚障害者の教養と文化の向上に尽力し、福祉増進に貢献された方に贈られます。
 点訳奉仕 上野(うえの)元子(もとこ)さん、野村(のむら)三枝子(みえこ)さん
 録音奉仕 名取(なとり)(よし)(たけ)さん、平嶋(ひらしま)敏子(としこ)さん
今年度は、4名の方が受賞されました。おめでとうございます。

なお、「白い杖愛護作文」「生活体験文」最優秀作品につきましては、来月号より順次ご紹介していきますのでどうぞお楽しみに。

続いて、みーきのお料理コーナーです。

11月号レシピ

今回はささみを使ったレシピです。彩もクリスマスを感じられ、ご飯にもパンにも合います。もちろん「もも肉・胸肉」でも大丈夫です。セロリを苦手な方もいますが、火にかけると匂いも抑えられます。歯ごたえも楽しんでいただきたいので、挑戦してみてください。

ささみのケチャップ煮(2人分)

【材料】  
ささみ200g
玉ねぎ100g
にんじん3cm
セロリ1/2本
エリンギ1本
ブロッコリー1/2株
にんにく1/2片
しょうが10g
バター10g
塩・こしょう・小麦粉各少々
トマトケチャップ大さじ3
砂糖大さじ1
大さじ2
しょうゆ大さじ1
ウスターソース大さじ2
固形スープの素1/2個
1カップ
塩・こしょう各少々

作り方
① ささみは筋を取り除き、一口大に切り、Aをまぶす。
② 玉ねぎは薄切りにする。にんじんは短冊切りにする。セロリは筋を取り薄切りにする。エリンギは長さ半分に切り、5㎜幅に切る。ブロッコリーは小分けにし、下茹でする。にんにく・しょうがはみじん切りにする。
③ フライパンにバター5gを弱火で熱し、①を入れ両面に焼き目を付け、取り出す。
➃ フライパンにバター5gを弱火で熱し、にんにく・しょうがを炒め、香りが出たら玉ねぎ・にんじんを入れ炒める。玉ねぎがしんなりしたらセロリ・エリンギを加え炒める。
⑤ ③を戻し入れ、Bを加え弱めの中火で煮汁が無くなるまで煮る。
⑥ ブロッコリーを加え、サッと火を通す。味を見て、塩・こしょうで味を整える。

山視福協から

副会長  小林 誠

皆さんは、横断歩道の白線の間隔がどのくらいかご存じでしょうか。
これまでは、白線と白線の間隔は45センチから50センチと、標識標示令で定められてきました。
しかしながら、警察庁は塗り直しのコスト削減などを目的に、白線の間隔を90センチまで広げることを可能にする制度改正の方針を打ち出しました。
警察庁によりますと、ことし3月末時点で、全国にはおよそ59万か所、合わせておよそ116万本の横断歩道があります。
交通量が多い場所では2年から3年おきの塗り直しが必要とされていて、新たに横断歩道を設置したり薄くなった白線を塗り直したりするための予算として、今年度は国と地方あわせて82億円余りが計上されています。
この方針に対し、目の不自由な人たちから「白線の間隔を広げると横断歩道を認識しづらくなる」という複数の意見が寄せられています。
全く光を感じない全盲のAさんの場合、横断歩道では白線の塗料の盛り上がりを足で踏んだ感覚で、まっすぐ進めているかを確認しているといいます。
視野が狭く視力も弱いB子さんの場合、白線が横断歩道の位置を知るための手がかりになっているといい「白線は少し離れた場所からでも認識しやすいので、それを頼りに横断歩道を見つけて渡っていました。白線が減ってしまうことで、横断歩道に気づけなくなるかもしれず、不安を感じています」。
これに対し、警察庁も、当初は全ての横断歩道を対象に間隔を広げられるようにする予定でしたが、基本的には音が鳴る「音響信号機」や「エスコートゾーン」と呼ばれる誘導用のブロックがある横断歩道のみに限定することにしました。
この2つは、白線の間隔を広げるための「事実上の条件」になっているようです。
交通工学が専門で、制度改正の検討にも参加した埼玉大学の久保田尚名誉教授は「インフラの建設や、維持管理にお金が回らないという大きな状況があり、ほとんど消えかかったような横断歩道が、残念ながら各地でみられる。いちばん大事なのは安全であって、それを達成するために必要なのが合理化だが、合理化ありきではない。視覚障害者の方に意見を聴き、不安が払拭されたかなどを確認しながら、運用を進める必要がある」と話しています。本県においても視覚障害者の安全の基本は、音響式信号機とエスコートゾーンの設置拡大が最優先されることを願うばかりです。

ことばのミニ解説

 今年も残りあと2ヶ月弱となりました。秋は様々なイベントが多いですね。今月は子どものイベント七五三について解説します。
 七五三は、3歳の男女、5歳の男の子、7歳の女の子が行う人生の通過儀礼です。それまでの無事の成長を祝い、これからも健やかに成長するよう祈願する行事で、11月15日に晴れ着を着て神社に参拝する習わしがあります。
 今でこそ七五三という一つの行事になっていますが、もともとは公家や武家で行われていた「髪置き」「(はかま)(ぎ)」「帯解き」という別々の儀式で、年齢・性別・日取りなどは時代や階層によってさまざまでした。古い記録としては、平安時代中期に皇太子が3歳で行った袴着があります。それが11月15日になった理由は諸説ありますが、江戸時代に徳川五代将軍・綱吉が、息子・徳松の袴着の儀を(き)宿(しゅく)(び)で縁起の良い11月15日に行ったことから定着したという説が有名です。
 一方、庶民の間では、子どもの年祝いをする風習が古くからありました。とくに神社の氏子になる7歳の節目を重視していました。江戸中期以降これらが融合し、明治時代に現在のような七五三になって、戦後、全国に広まっていきました。7、5、3という年齢の区切りは、奇数を吉数とする陰陽道に由来するとされています。
 七五三が成立した背景には、昔は医療も発達しておらず乳幼児の生存率が低かったため、子どもの健やかな成長に対する強い思いがありました。昔は「七つ前は神のうち」といわれ、7歳までは神様に守られているので何をしてもバチが当たらないが、魂が定まっていないためいつ死んでもおかしくないとされました。そこで、3歳、5歳、7歳という節目の年齢を迎えると、晴れ着を着せて神様に成長を感謝し、これからも健やかに育つよう祈願したのが七五三の由来です。7歳になると「神のうち」から神様をまつる側の氏子になり、社会の一員になったのです。
 少子化の時代、子どもたちには健やかに育ってもらいたいですね。

うるおい俳句教室

中嶋 英子 選

(の)(むら) 和美
落人の悲話の吊り橋水澄めり

「感想」源平合戦において敗北し、僻地に逃げた落人でしょうか、各地に悲話が分布しているといいます。この吊り橋も悲話の舞台なのですね。澄んだ水を見ていると悲劇がいっそう胸をうちます。

天の碧深く写して水澄めり
「感想」空と同じ色をしている水、でも近寄って覗いてみると深い底が見通せるのです。色を表す漢字を考えたのでしょうね。「あお」もいろいろありますが、この「あお」は「あおみどり」色なのです。

小川(おがわ) 賢治(けんじ)
こおろぎや畳の上で聞こえおり
「感想」最近、自分の聴力が落ちたせいか、こおろぎの声が少なくなったように感じます。昔は庭のそこら中、家の中も台所の隅などで鳴いていました。1匹の声はさびしいですが、大合唱でもなぜかさびしさに引き込まれたものです。畳の上というのは最近では珍しいことなので、一句にしたのです。

秋霖やいつの間にいる人の影
「感想」秋霖とは秋に長く続く雨のこと。作者はその雨をじっと、見るともなく見ている感じ、この人影は自分自身でしょうか。わかりにくいですが、気になる句です。

石川(いしかわ) (あき)(とし)
店仕舞い小鳥も虫も冬が来る
「感想」「店仕舞い」とは廃業することと、一日の営業を終わることの二つの意味がありますが、これは一日の終わりではないように感じます。小鳥や虫に別れを告げているのでしょうか、「もうすぐ冬が来るよ、気を付けて」と。

相沢 幸雄(ゆきお)
秋深き読書に親しみ眠気が襲う
「感想」読みたい本は身辺に増えるばかり、手に取って広げはするのですが、気が付けば睡魔に負けて眠っている私。季節を問わず眠いのはこれも加齢現象でしょうか。共感してしまう俳句です。「灯火親し頁を繰れば睡魔くる」としたら俳句の形になります。

小松(こまつ) (あきら)
白杖の音の軽さに秋を知る
「感想」はじめての投句ですね。俳句は難しいといわれますが、これから皆さんと楽しみながら作りましょう。
毎日手にしている白杖の音の違いに気づいたのです。過ぎていく季節、近づいてくる季節、そして、とても新鮮な俳句ができました。

11月7日は、はや立冬です。
早い気がするかもしれませんが冬の句を作りましょう。

覚えておきたい龍太の俳句 11月
福田甲子雄編著 「龍太俳句365日」より抜粋

新米といふよろこびのかすかなり
昔は新嘗祭(にいなめさい)といった祭日。この日に新米を炊いて神棚、仏壇にあげてから一家で食べた。何か昔の新米の方が、美味しかったような気がする。(へっつい)で薪をくべて炊いたからであろうか。それとも食料不足の時代であったから、白米の味が格別に感じられたのであろうか。現在は家族が少なくなって少量しか炊かず、電気釜かガス窯では米が美味しく炊けるわけがない。
この句は昭和二十八年の作。まだ竈で米を炊いていたであろうし、定住のこころも定まった時代でもあるが、「かすか」という表出には、全面的に小黒坂定住に身を任せてはいないような気がする。しかし、この新米への喜びは、かすかであってはじめて俳句となるもの。両手を挙げて喜んだのでは俳句とはなるまい。
(昭和28年作 句集『百戸の谿』所収)

それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

 明け方少し早く目覚めて「もう少し寝ていられる」などとささやかな幸せに浸りながらちょっと伸びをしたら、全てを破壊するように突如足に激痛が。みなさんそんな経験はありませんか。いわゆる「足がつる」という症状です。季節限定の症状ではありませんが、この時期に多く話題にのぼるのは明け方の気温の低下で体が冷えるためと言われています。足は暖かくしておく方がつりにくいようで、長い夏にお世話になった半ズボンよりふくらはぎまでカバーしてくれる長ズボンをはいて眠った方がよさそうです。
 足がつる人はミネラルと水分が不足しているといわれたりします。ミネラルが神経伝達や筋肉収縮に関わっているため、不足すると足のつりにつながります。ミネラルの中でもカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムが不足しているのだとか。カルシウムはチーズ・ヨーグルトなどの乳製品や小魚・大豆製品、マグネシウムはナッツ・海藻類・大豆製品、カリウムは野菜・イモ類・バナナ・大豆製品で摂ることができます。飲み物で補給するならココアや豆乳がおすすめです。
 でも、いくら予防に気を付けていてもなるときはなります。いざ激痛になってしまったらどうすればよいのでしょうか。唸りながらひとり耐え続ける時間は本当に長く苦しく感じます。そんな時はゆっくりでかまいませんので仰向けに膝裏を布団につけるイメージで動きましょう。そしてかかとを布団につけ90度に、指を天井に向けるように頑張ります。そのうちに痛みは少しづつ治まっていくと思います。足のつりは永遠には続かない、そう思いながら時を待ちましょう。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

11-1
『君がいなくなるその日まで』
永良(ながら) サチ 著
5:17

内容:心臓病を抱える高2の(まい)は、生きることをあきらめ後ろ向きな日々を送っていた。そんな中、病院で同じ病気を持つ同い年の男子・(しん)に出会う。真っ直ぐで優しい彼と接するうち、いつしか舞も明るさを取り戻していくが…。
(音訳者 佐藤 久美子)

11-2
『逝ってしまった君へ』
あさの ますみ 著
3:24

内容:友人は突然、自らの意思で死を選んだ-。大きな喪失感と日々の「気づき」、初めての「遺品整理ハイ」…。声優・あさのますみが、大切な人の自死と遺された人々のこれからを綴る。SNSで発表された随想録を書籍化。
(音訳者 有泉 優子)

11-3
『花のように生きなさい』
假屋崎(かりやざき) 省吾 著
2:50

内容:華道歴40周年を迎えた假屋崎省吾。天才的な作品の数々を産み出してきたそのパワーの源とは。生き方そのものにあった独自の美学や、年齢を経て会得した食生活などへの想いを、これまでの華道家人生を振り返りながら語る。
(音訳者 佐野 晶子)

11-4
『親になってもわからない』
深爪(ふかづめ) 著
4:36

内容:実母との確執、価値観が違う夫、息子の不登校…。毒親のもとで育ち、二児の母となった著者が、その呪縛から解放されるために悩みながら模索する日々を綴った子育てエッセイ。オンラインサロン掲載に書き下ろしを加えて書籍化。
(音訳者 中野 晴香)

11-5
『昨日より前向きになれるしおりの言葉88』
しおり 著
2:55

内容:「人生は自分が主役!」「世の中見た目。だから見た目に気を遣うべき」「人に頼ることは悪いことじゃない」…。スーパーヒューマン・しおりの激動の人生経験から生まれた言葉と考え方をまとめる。
(音訳者 坂本 啓子)

11-6
『斎藤一人 奇跡の人』
斎藤 一人 著
2:32

内容:だんだんよくなる未来は明るい-。苦労せず、納税日本一になり、いい仲間に恵まれて幸福な人生を送っていると言う著者が、だれもが奇跡の人になるコツを平易に説く。
(音訳者 佐野 晶子)

11-7
『斎藤一人 成功したのは、みんな龍のおかげです』
斎藤 一人、みっちゃん先生 著
3:26

内容:龍を笑わせると、たちまち運が良くなる! 龍の好きな「機嫌のいい人」になって簡単に成功する、ちょっとした心がけや言葉遣いを紹介する。
(音訳者 井口 登美子)

11-8
後宮(こうきゅう)の宝石案内人』
蒼山(あおやま) (けい) 著
7:22

内容:輝峰国(きほうこく)の皇子・晧月(こうげつ)は、宦官(かんがん)のふりをして潜り込んだ父の後宮で、下働きの風変わりの少女・晶華(しょうか)に出会う。彼女の猛烈な宝石愛に触れるうち、晧月の退屈な生活は波瀾万丈なものになっていき…。
(音訳者 堀田 奈々子)

つづいて、厚生労働省委託デイジー図書です。

11-9
『会話を哲学する』
三木(みき) (な)(ゆ)(た) 著
6:52

内容:会話とは言葉をもって互いに影響を与え合う営みなのか? 漫画や小説など27のフィクション作品を題材に、コミュニケーションとマニピュレーションという2つの観点から、会話という行為の魅力を解き明かす。

11-10
『健康保険が使える漢方薬の事典』
今津(いまづ) (よし)(ひろ) 著
14:21

内容:市販・処方されている148の「健康保険が使える漢方薬」を取り上げ、症状別の選び方・使い方をわかりやすく解説。217の疾患・病状から引ける漢方薬索引も掲載する。

以上、厚生労働省委託デイジー図書でした。
つづいて、「山梨県立図書館委託デイジー図書」です。

11-11
『裁判員法廷』
芦辺(あしべ) (たく) 著
8:48

内容:裁判員は、医師、教師、主婦、OL、無職男、それにあなた。二転三転する評議、そして事件の真相は!? 綿密な取材にもとづいた、裁判員制度のすべてがわかるリーガルサスペンス。「審理」「評議」「自白」の3編を収録。

11-12
『消えさりゆく物語』
北 杜夫 著
3:59

内容:奇妙な話がいくつか。そしてやがて死へとつながる、滑稽でもの悲しい物語がいくつか。抒情とユーモアに満ちた8つの短編。

11-13
『素晴らしき家族旅行』
林 真理子 著
15:01

内容:年上の人妻との不倫の果てに家庭を持った長男とその妻、タマノコシ願望のチャッカリした妹、見栄っ張りの両親…総勢9人の菊池ファミリーが巻き起こす仰天騒動と、おもしろおかしい人間模様。

以上、「山梨県立図書館委託デイジー図書」でした。

◎貸出おすすめデイジー図書

秋も深まり、いろいろなキノコを店頭でみかけるようになりました。今月のキーワードは、「毒」です。

S11-1
『白い毒』
新堂 冬樹 著  
10:20

内容:看護師の森下早苗が愛した「医療コンサルタント」を名乗る男は、病院乗っ取り犯だった。そして彼女は罪を犯す。決して赦されない過ちを…。医療業界最大のタブーに挑んだ、渾身の医療ミステリー。

S11-2
『帝の毒薬』
永瀬 (しゅん)(すけ) 著  
17:18

内容:昭和23年1月、占領下の混沌たる東京で発生し、世界中に衝撃を与えた帝銀事件は、なぜ葬り去られたのか? 戦後最大の闇に挑む怒涛のミステリー。

S11-3
『田舎暮らし毒本』
樋口 明雄 著
8:02

内容:東京から自然豊かな地方に移住した著者が、土地探し、移住費用、地元民との関係、都会ではありえないトラブルなど、田舎暮らしのノウハウと闇を綴る。

S11-4
『家康が毒殺した10人の武将』
西村 誠 著  
6:53

内容:堀秀政、前田利家、黒田官兵衛、加藤清正…。「徳川家康が毒殺したのでは」と思われる10人の武将の死と家康との関わりを考察し、江戸幕府開府の裏事情を探る。家康の屈辱の半生も紹介。

S11-5
『毒婦伝奇』
柴田 錬三郎 著  
6:58

内容:歴史上、稀代の毒婦と伝えられている女性たち十人の生涯を、独特の視点から描く時代伝奇小説。

以上、他館複製図書です。

◎テキストデイジー図書

こちらは文字データを基に作られた図書です。再生には、合成音声読み上げ機能を利用するため、想定された読みとは異なる読み方をする場合があります。こちらの図書は、CDでのお貸出はできません。パソコン・リンクポケット・PTR3のオンラインサービスを使い、サピエ図書館から直接ダウンロードしてご利用ください。

11-1
『できるリーダーは、「これ」しか言わない』
伊庭(いば) 正康(まさやす) 著

内容:部下の本音を引き出すには? 議論や会議を「超生産的」にするには? 伝えるべきことがきちんと伝わり、メンバーが自主的に動きたくなるような、できるリーダーだけが使っている76の言葉を紹介する。

11-2
『やさぐれトラックドライバーの一本道迷路』
橋本 愛喜(あいき) 著

内容:身近なのに知らないことだらけの日本の血液、トラックドライバーという職業。元トラックドライバーが、その仕事と日常、ドライバーの社会的地位、2024年問題などについて語る。

◎点字図書

11-1
『海は地下室に眠る』
清水 (ゆ)(き) 著
全4巻

内容:千葉・稲毛海岸近くの洋館から作者不明の絵が発見された。その絵の調査中に千葉の旧花街にまつわるインタビュー資料を入手した学芸員のひかりは、悲劇的事件にたどり着き…。過去と現在をつなぐ、土地の記憶の物語。
(点訳者 岡田 静枝)

11-2
『大人になってもできないことだらけです』
きしもと たかひろ 著
全3巻

内容:小学生との日々で感じた「できる」「できない」の先にある大切なこととは-。学童の支援員がたどり着いた、“しんどさ”をゆっくり手放すための18のお話を紹介する。『grape』連載を加筆修正、書き下ろしを加え書籍化。
(点訳者 小鳥居 弘子)

11-3
『植林』
大村 哲史(さとし) 筆
全4巻

内容:「夕暮れ」から6年ぶりとなる大村哲史随筆集の4冊目。研究や経営を通して、日々の思いや若者へのメッセージ、研究論文には書けない裏話などをまとめた一冊。
(点訳者 佐藤 岳美)

11-4
『存在のすべてを』
塩田(しおた) 武士 著
全10巻

内容:平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がり…。
(点訳者 深田 春美)

11-5
『逃げ道』
ナオミ・イシグロ 著
全5巻

内容:母親と再婚相手にわかってもらえないと嘆く、魔法使いを夢見る男の子。新婚の妻の買い物を見て理解不能な一面を知ってしまった夫…。人生に行きづまったひとびとに訪れる不思議な一瞬を描きだす短篇集。
(点訳者 青柳 輝美)

11-6
『わが小林一三』
阪田 寛夫 著
全11巻

内容:阪急電鉄・阪急百貨店・宝塚歌劇団・東宝を創業し、日本の鉄道ビジネスとエンタメに革命を起こした実業家・小林一三。厖大な資料と調査に基づき、魅力あふれる、破天荒で濃密なその人生に迫る。
(点訳者 一瀬 寿恵子)

つづいて、厚生労働省委託点字図書です。

11-7
『えんぴつはだまってて』
あんず ゆき 著
全1巻

内容:学校でえんぴつを拾った小4のエリカ。その夜、えんぴつから、つくも神が現れた!? 古いモノに憑くという妖怪のつくも神は、自分と仲良くしたらいいことがあると言い…。えんぴつの妖怪が活躍する、ユーモアたっぷりのお話。

11-8
『キュリアス・キャット・スパイ・クラブ』
リンダ・ジョイ・シングルトン 著
全3巻

内容:ケルシー、ベッカ、レオの中学生3人組が結成した、動物を助ける探偵クラブ「キュリアス・キャット・スパイ・クラブ」。町からネコ、犬、ウサギ、ミニブタ、ヤギのペットが16匹も消えた!? 3人は事件を調査し…。

11-9
『西遊記 16 (け)(まき)
斉藤 (ひろし) 著
全2巻

内容:三蔵法師の一行は黒松の森で、木にしばられている女を見つけた。悟空はあやしみながらも、三蔵に命じられて女を救い出し、近くの禅寺まで連れていくが、三蔵の身に異変が…。世界最強のファンタジーアドベンチャー第16弾。

11-10
『10代と考える「スマホ」』
竹内 和雄 著
全2巻

内容:中学生がネット社会を生き抜くために必要なことを知り、自分で考え、正解のない答えを探り出すための入門書。実際に起こったSNSのトラブルやゲーム依存等に触れながら、スマホを安全に使うためのルール作りについて考える。

11-11
『13歳からの著作権』
久保田 (ゆたか) 監修
全2巻

内容:パクリは法律的にOKなの? ネットの画像はどこまで使っていいの? インターネットやSNSで作品を閲覧したり発信したりするときに知っておきたい著作権のしくみをわかりやすく解説。Q&Aも収録する。

以上、厚生労働省委託点字図書でした。
つづいて、「山梨県立図書館委託点字図書」です。

11-12
『QuizKnockクイズで学ぶ47都道府県』
QuizKnock 著
全2巻

内容:WEBメディア『QuizKnock』の人気企画「クイズで日本旅行」を書籍化。最も多くの島を持つ都道府県は?群馬県のソウルフードは?都道府県にまつわる3択クイズやエピソードのほか、メンバーの座談会を収録。

11-13
『酒飲み医師が教える体によいお酒の飲み方』
(は)(いし) かおり、浅部(あさべ) 伸一(しんいち) 監修
全1巻

内容:新型コロナの影響で、生活スタイルが変わり、お酒との付き合い方も一変した方は多いのでは? この本では、「医者がよく言う『適量』って?」など、日頃感じている疑問に答えるほか、お酒と病気のリスク、お酒と好相性の体によいおつまみも紹介。

11-14
『超訳 深読みしたい人のための歴史書図鑑』
伊藤 賀一(がいち) 監修
全4巻

内容:記紀から和歌集・武家同士の争いについて書かれたもの・仏教に関する書物・江戸時代の学術書まで、有名な歴史書の編纂者・完成年代・分量・書かれた理由・押さえておきたい内容・世の中に与えたインパクトなどをご紹介。伊藤先生の追記・追想したコラムも掲載。

11-15
『長生き足体操 転倒予防の名医が教える 1日3分』
武藤 (よし)(てる) 著
全1巻

内容:日常で心がけたい転倒予防の知恵や、転ばないからだづくりをまとめる。転びやすい原因を解説した上で、運動が苦手な人も楽しんで行える転倒予防体操を紹介する。チェックリスト付き。

11-16
『さわってたのしいレリーフブック おかしのどうぶつえん』
村山 純子 著
全1巻

内容:ゾウ、ライオン、キリン、シマウマ、サイ、カバなどの形を指でなぞってみよう! 見えない人も見える人も楽しめるよう、点字と隆起印刷を施したおかしのどうぶつえんの絵本。広げると1枚の大判になる仕様。

以上、「山梨県立図書館委託点字図書」でした。

◎デイジー雑誌

『声の広報 厚生 第291号』
厚生労働省委託
1枚

『第70回 白い杖愛護作文・生活体験文受賞作品』
山梨ライトハウス 製作
1 枚

◎一般CD雑誌

『盲導犬くらぶ 116号』
日本盲導犬協会 寄贈
2枚

◎点字雑誌

『盲導犬情報 第33号』
全国盲導犬施設連合会 寄贈
1冊

『ラジオ日本 点字番組表(拡大文字記載)
2024年10月~2025年3月版』
ラジオ日本 寄贈
1冊

※10冊頂きましたので、ご希望の方は貸出係(055-223-1113)までご連絡下さい。9名の方に差し上げます。

『信仰 2024年10月号』
盲人伝道協議会 寄贈
1冊

『2024年度版 キャッシュカードや通帳の盗難・紛失時のご連絡先 音声コード付』
全国銀行協会 寄贈
1冊

※5冊頂きましたので、ご希望の方は貸出係(055-223-1113)までご連絡下さい。4名の方に差し上げます。

◎貸出おすすめデイジー雑誌

『声のカレンダー 2025年 令和7年』
宮城県視覚障害者情報センター編
1枚

気が付けば今年も残りわずかになりました。気持ちを未来へ向けていきましょう。今月のおすすめ雑誌は、「声のカレンダー 2025年令和7年」です。毎日の暦は、日にち・曜日・六輝を読み、記念日や各月ごとに歳時記もあり、物知りになれる毎年人気のカレンダーです。完成予定は12月の予定です。リクエストお待ちしております。

≪用具部からのお知らせ≫

今月は、プレクストークPTR(ピーティーアール)(スリー)PTN(ピーティーエヌ)(スリー)のファームウェアバージョンアップのお知らせです。
9月18日に公開された今回のバージョンアップでは、「 おやすみタイマー機能に3時間の設定を追加」のほか、「軽微な問題の修正」が行われます。
お手持ちのプレクストークのバージョン番号は、操作面の5のキーを押し、音声ガイドで確認することが出来ます。最新のファームウェアのバージョン番号は、PTR3が「(イチ)(テン)18(イチハチ)(テン)00(ゼロゼロ)」、PTN3が「1.15.00(イチテンイチゴテンゼロゼロ)」です。それ以外のバージョン番号がアナウンスされた方は、なるべくバージョンアップされることをおすすめします。
バージョンアップの方法は、PTR3をお使いの方で、インターネットに接続してお使いの方は、電源を入れたときに「最新のアップデータが見つかりました。」と音声ガイドがありますので、「再生停止」キーで決定してください。自動的にファームウェアをダウンロードして適用されます。
PTN3をお使いの方や、PTR3をインターネット接続せずにお使いの方は、パソコンでシナノケンシ株式会社のホームページからファイルをダウンロードしてSDカードにコピーするか、バージョンアップ用SDカードの送付をシナノケンシ株式会社に依頼するか、または、機器をお持ちになって山梨ライトハウスにご来館いただくかのいずれかとなります。
バージョンアップ内容についてのお問い合わせやSDカード送付の依頼は、プレクストークお問い合わせ窓口へお願いいたします。
 電話番号:050-5804-1177
 受付時間:月曜日から金曜日 9:30~12:00、13:00~17:00
また、山梨ライトハウスに機器をお持ちいただく場合は、必ず事前に貸出・用具専用電話(055-223-1113)までご連絡をお願いいたします。