新着情報

広報誌「うるおい」第414号 2024年9月20日発行

ライトハウスから

白い杖愛護運動月間行事のご案内
11月は、白い杖愛護運動月間です。県民一人ひとりが、目の見えない・見えにくい方たちを正しく理解し協力すると共に、目が見えない・見えにくい方たち自らも進んで社会活動に参加できる「ユニバーサル社会」の実現を目指して運動を続けています。それでは、今年70回を迎える白い杖愛護運動の月間行事をご紹介します。

■ 白い杖・盲導犬キャンペーン
日時:11月1日(金)午前7時30分~8時30分
場所:甲府駅南口
内容:啓発パンフレットの配布
※今年度は甲府駅南口のみで行います

■ 白い杖福祉の集い
日時:11月3日(日)午前10時~11時
場所:山梨県立盲学校体育館
内容:奉仕者知事表彰、白い杖愛護作文・生活体験文表彰
※受賞者とそのご家族のみが対象です

■ ライトハウス福祉祭
日時:11月3日(日)午前11時15分~14時
会場:青い鳥成人寮前庭
内容については次号で詳しくご紹介します

山梨県生涯学習推進センターより
  バリアフリー落語会のお知らせ

日時:令和6年10月5日(土)
   開場12時30分 開演13時
出演:バリアフリー落語会実行委員会
   甲州手話落語会のみなさま
会場:山梨県生涯学習推進センター交流室
定員:50名
参加費:無料
申込み:電話 055-223-1853
   メール llcenter@yamanashi-bunka.or.jp
   HP  https://www.manabi.pref.yamanashi.jp/center/
手話通訳・音声解説もあり、目や耳が不自由な方も健常者もともに学び愉しむことができるバリアフリーな落語会です。座席は自由となるため、配慮が必要な方は申込み時にお知らせください。

続いて、みーきのお料理コーナーです。

9月号レシピ

暑かった夏が過ぎ「ほっとした一時」に食べたくなる和菓子。和菓子にはゆっくりと流れる時間と、どこか懐かしさが漂い、疲れた体と心を癒してくれるような気がします。
今回は簡単に作れるおやき風の和菓子を紹介します。中身はサツマイモを使った「あん」を使ってみました。

サツマイモあんのおやき風(5個分)

【材料】
ホットケーキミックス50g+適量(⑤で使用)
白玉粉50g
絹豆腐100g
サツマイモ150g
砂糖30g
バター10g
卵黄1/2個
サラダ油適量
ゴマ適量

作り方
① サツマイモは2㎝幅の輪切りにし、皮を厚めにむき、サイコロ状に切り、水につけアク抜きする。鍋で柔らかくなるまで茹でる。鍋の湯だけを捨て、弱火にかけ、鍋をゆすりながらサツマイモの水分を飛ばす。
② 火を止め、熱いうちにめん棒等で鍋のサツマイモをつぶす。砂糖・バター・卵黄を加え、手早く練る。再度弱火にかけ、サツマイモあんの水分を軽く飛ばしながら練り合わせ、火を止める。粗熱が取れたら5個の団子を作る。
③ ボウルに白玉粉・豆腐(水切りせずそのままの状態)を入れ、ゴムベラでなめらかになるまで混ぜ合わせる。
➃ ホットケーキミックスを入れ、ゴムベラで切るように混ぜる。手で生地を押し付けるようにしながら生地をまとめ、生地が手につかなくなるまでこねる。
⑤ 生地を5等分に切る。ホットケーキミックスの粉少量を手に薄くつけ、1個分の生地を円形に伸ばし、真ん中に②のあんを置く。あんを包み込み、厚さ1.5cmのおやきの形に整える。
⑥ フライパンにサラダ油を薄く引き、⑤を置く。おやきの表面にゴマを適量散らし、蓋をする。弱火で8分程焼く。裏返しにしてへらで表面を押さえつけ、蓋をして更に弱火で5分程焼く。火を止め、そのまま5分程置く。
【注】④の生地がゆるければホットケーキミックスを、ポロポロなら豆腐を、少しずつ加えてください。 

山視福協から

「ひまわり」
山梨県視覚障がい者福祉協会
         矢崎 繁

2022年2月に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻。ウクライナ東・南部4州の掌握を目指して攻撃を続ける一方、ウクライナ側は欧米の軍事支援を受けて抵抗を続けている。
 民間人に死傷者を出す攻撃を行い、病院、学校、住宅などの市民の建物に被害を与えている。戦時国際法に違反する無差別攻撃が行われ、その一部は戦争犯罪に当たる可能性があるとの報道などありました。
 また、軍事行動が始まった最初の週の終わりまでに、ウクライナでは100万人以上の民間人が自宅を離れ、その多くがウクライナ国外に避難した。ロシアでは、戦争について報じた出版物を理由に、当局が複数の独立系メディアのサイトへのアクセスを遮断するなど様々な情報が流れています。ロシアのウクライナ侵略開始から2年半、いまだにロシアの侵攻は終わってはいませんが1日も早い終結を願うばかりです。
 そんな中、全国で「ひまわり」という映画が上映されました。私も若いころテレビで見たような記憶はありましたが、延々と続くひまわり畑と女優ソフィア・ローレンの記憶をぼんやりと、内容はほとんど記憶にはありませんでしたが、サピエ図書館のシネマデイジーを検索していて「ひまわり」がありましたので聞いてみることにしました。
 過去に見ていた時には内容が分からなかったのですが画面上で内容説明を聞きますとストーリーがよく理解できたのには驚きです。やはり一度見たことがあったからでしょうか。
 ウクライナが舞台の映画「ひまわり」ですが 恋愛以外の、戦争に関する部分は 史実に基づいて描かれているとのこと。

イタリア映画「ひまわり」あらすじ
 第二次世界大戦下のイタリア。ジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は、美しいナポリの海岸で恋におち、結婚する。その後、アントニオは厳しいソ連の最前線に送られ行方不明になってしまうが、ジョバンナは何年経っても戻らない夫のことを生きていると信じて疑わない。終戦後、手がかりもないままアントニオを探しに単身ソ連へ渡るジョバンナ。しかし、広大なひまわり畑の果てに待っていたのは、少女のように可憐なロシア人女性マーシャ(リュドミラ・サベーリエワ)と結婚し、子供にも恵まれた幸せなアントニオの姿だった。すべてを察したジョバンナは、よろめく足どりのまま1人イタリアへ帰る。心にぽっかり穴が空いてしまった日々を送るジョバンナ。そんな時、突然アントニオが彼女の元を訪れる。心揺れ動くなか、彼女は運命の決断をする。

 この映画をきっかけに過去に見たことのある映画をシネマデイジーで聞く楽しみが増えました。

ことばのミニ解説

 いよいよ台風の季節となり、各地で甚大な被害を起こしています。今月は、「台風」「ハリケーン」「サイクロン」の違いについて解説します。
 「台風」「ハリケーン」「サイクロン」は、いずれも熱帯低気圧のことです。
 このうち「台風」は、日本だけで用いられている名称で、その基準も日本独自です。北西太平洋または南シナ海の海上で発生した熱帯低気圧で、最大風速が秒速17.2メートル以上に達したものを「台風」としています。
 古来より日本では、台風のような気象を「野分(のわき、のわけ)」と呼んでいました。平安時代の『源氏物語』『枕草子』にも出てきます。
 「台風」という言葉は、明治の終わりごろに当時の中央気象台長(現在の気象庁長官)が、気象用語に中国語の「颱風(たいふう)」を用いていたそうです。その後、1946年に常用漢字の「台」が用いられ、現在の「台風」となったそうです。
 その一方で、「ハリケーン」「サイクロン」は、国際基準によって最大風速が秒速32.7メートル以上に達した熱帯低気圧のことで、発生した海域が北大西洋、北東太平洋なら「ハリケーン」、インド洋、南西太平洋なら「サイクロン」となります。
 これ以外の海域では海水温があまり高くならず、水蒸気が発生しにくいなどの理由で熱帯低気圧が発生しにくく、発生してもあまり発達しないそうです。
 日本のニュースでは、台風の数は多いのに、ハリケーンなどは数が少ないわりには大きな被害を出しているように感じるのは、基準となる最大風速がそれだけ大きいからだそうです。9月は台風による被害の多い月です。特に気をつけましょう。

うるおい俳句教室

中嶋 英子 選

(の)(むら) 和美(かずみ)
花火果て(らい)の怒号のいつまでも
「感想」原句「花火果て(らい)の怒号の無尽なる」
お盆の前後、笛吹川や富士川の沿岸ではあちこちで花火大会が催されます。華やかな饗宴が終わっての帰途、鳴り続けている雷が、いっそう大きく聞こえ、なかなかやまないのですね。そして時々夜空を明るくしているのです。
下五「無尽なる」は「いつまでも」と柔らかい感じにしてみました。
もう一句の「塾帰りの孫の夢聞き心太」は、事情はよくわかります。季語「心太」を上五に置き、「孫は大きな夢語り」とか、すっきりさせた方が良いかと思います。
もう一句、「熱帯夜五輪聞きつつ梅酒杯」は、季語が二つあり、「梅酒」の美味しさを詠みたいのだろうとは思っても「熱帯夜」と上五で切れているので考えてしまいます。

小川(おがわ) 賢治(けんじ)
(かわ)(べり)に暑さをしのぐ人がいて
「感想」原句「しなやかに暑さをしのぐ人がいる」
原句から情景を想像してみましたが、なかなか浮かんできませんでした。ただ、「しなやかに」という言葉から、暑さからするりと木陰の川べりに逃れ、濡らしたタオルで体を冷やしているなんとなく気になる人物にしてみました。
もう一句の「今頃は夏の疲れが出る季節」は、「ホントその通り!」と言いたいところですが、この俳句からは何も見えてきませんし、詩も感じることができませんでした。「今頃」と言わずに今頃の季語を見つけ、目に浮かぶ疲れた状態のものを詠んでみたらいいのかなと考えます。

石川(いしかわ) (あき)(とし)
蜻蛉(とんぼう)のタンデム飛行川を越え
「感想」原句「シオカラのタンデム飛行波紋見る」
私は今までタンデム飛行なんて言葉を知りませんでした。タンデムとは、二つが横に並ぶのではなく縦に並ぶこと、自転車やバイクなどに使われているそうです。秋のある日、二匹が尾をつなげて飛ぶ赤蜻蛉を見たことがあります。「シオカラ」では無理がありますので「蜻蛉(とんぼう)」としました。「とんぼ」と読むのが普通ですが、歳時記の蜻蛉の欄に「とんぼう」という季語も例句も載っています。
もう一句の「クーラーと腹巻をつけ送り火を」は、季語を三つ使っています。「送り火」が主題で一つの情景を表していると思いますが、川柳にした方がおもしろいかもしれませんね。

相沢(あいざわ) 幸雄(ゆきお)
八朔祭母と屋台をめぐりおり
「感想」原句「八朔祭母と二人で屋台を歩く」
八朔とは旧暦八月一日、神様に稲の実りを祈願する日。神社でお祭りをする地方もあります。この句、皆楽しみに待っていた大きなお祭りの日なのです。母親と一緒なのがいいですね。どんな母と子なのか、喜びに包まれた時間が流れているのです。
もう一句の「秋雨前線続くとき体の古傷また疼く」ですが、私たちの学んでいる俳句の基本は三つ。「五・七・五」音であること、季語を入れること、切れを入れること、です。このことを忘れずに作ってみましょうね。

「暑さ寒さも彼岸まで」と昔から聞いております。暑さの中から少しずつ変わっていくものを感じましょう。どんな俳句がでてくるか楽しみに待っています。

覚えておきたい龍太の俳句 9月
福田甲子雄編著 「龍太俳句365日」より抜粋

月の道子の言葉(て)に置くごとし
平成元年の十五夜は今宵であったが、平成二年の名月は十月三日。十三夜の後の月は、雲もなくふさわしい月夜になるのだが、十五夜の月はなかなか眺めることができない。いつも雨月になったり雲が厚かったりで、良夜の月を(め)でて歩くことは少ない。三、四年に一度位の割合で仲秋の満月を楽しむことができるだろうか。
俳句の場合、他に季語がなく月が表現されていたならば、その月は秋の月とされている。古来から月を賞するのは秋と定まっていた。この句、秋の月でも十五夜の満月ではなかろうか。子の言葉が(てのひら)の上にあるようだ、ということは、三日月とか半月ではなく、満月光の珠もまた(てのひら)にあるようだ、そんなニュアンスを持っている。片言で、あれなあに、これはなあに、と聞く幼子の言葉であれば仲秋の名月がふさわしい。
(昭和30年作 句集『童眸』所収)

それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

 地震に台風、最近災害が多く感じられます。ガスが止まった時を想定してカセットコンロを購入してあるというお宅も多いと思います。災害時に温かいものが食べられるのはありがたいですよね。「家にはもうあるから大丈夫」と思いがちですが、実は推奨される使用期限があることをご存じですか?
 カセットボンベは7年を目安に使い切ったほうがよいとされています。ガス自体は劣化しないもののゴム部品が劣化するためです。また、保管場所の状況によっては錆が付く場合もあります。ボンベに錆やへこみなどがあったら危険ですので年数にかかわらず使用しないようにしてください。
 カセットボンベだけでなく、カセットコンロ自体も永久的に使えるものではなく、製造から10年を目安に買い替えをした方が安全とのことです。劣化する部分はカセットボンベとの連結部分のゴムです。ガス漏れを防ぐための部品ですが、使用頻度にかかわらず劣化していきます。
 さて我が家のは何年前に買ったもの? なかなか思い出せないのではないでしょうか。カセットボンベは底の部分に、カセットコンロも本体に製造年が記されているとのことです。お持ちの方はご確認ください。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

9-1
『無敵の老後』
勢古(せこ) 浩爾(こうじ) 著
5:06
内容:第一の敵は生老病死、第二の敵は金欠と人間、生きがいはいらない、世間を捨てる、迷惑をかけなければ怒りは抑える必要はない…。スカッと笑えてじんわり沁みる新・老後論。
(音訳者 高部 多加代)

9-2
『つぶやき(いわ)の秘密』
新田 次郎 著
5:22
内容:海辺の町に暮らす小学6年生の三浦(みうら)紫郎(しろう)は、担任教師たちの力を借りながら、戦時中、岬に掘られた地下要塞に隠されていると噂される金塊と、両親の死の謎に挑み…。NHKでドラマ化もされたジュブナイル冒険小説の名作。
(音訳者 長田 周子)

9-3
『青春ゲシュタルト崩壊』
丸井(まるい) とまと 著
6:02
内容:周りに合わせて生きてきた高2の(あさ)(は)は、自分の顔が見えなくなる「青年期(せいねんき)失顔症(しつがんしょう)」になり、それをクールな同級生・(ひじり)に知られてしまう。聖は「疲れたら休んでもいいんじゃねぇの」と言って、朝葉を学校から連れ出してくれて…。
(音訳者 一瀬 眞喜子)

9-4
『熱海の噴煙(ふんえん)に』
真喜(まき)(し) 興亜(こうあ) 著
5:31
内容:住人と管理人のパワハラ騒動?ひらめいた首相代理構想!?熱海の高台に建つ中古リゾートマンションで起きた小事件の行方は?二刀流選手を巻き込んで日本の政治を根底から変える妙案とは!
(音訳者 武藤 紀子)

◎貸出おすすめデイジー図書

今月は、葡萄・ワインというワードに因んだ図書をご紹介します。

S9-1
葡萄(ワイン)街道(ロード)の殺人』
平岩 弓枝 著  
6:43
内容:麻布のレストラン『つぐみ亭』の女主人(ゆ)里子(りこ)は、毎年ワインロードを旅してワインを買いつける。今年は弟夫婦と店の常連の早川教授がひきいるツアーと一緒であった。恋が芽ばえ、愛が実り、そして、殺意が育くまれるロマンミステリー。

S9-2
『真実はワインの香りの中に』
阿部 容子 著  
5:03
内容:幼い記憶に残された、母親との思い出の香りを求めてタイムトリップを続ける香織(かおり)。旅の先で辿り着いた真実とは。ワインの歴史が人を紡ぐ、心温まるファンタジー小説。

S9-3 
『ワイングラスは殺意に満ちて』
黒崎(くろさき) 緑 著 
8:00
内容:なぜか死体の脇にはいつもワインが…。若き女性ソムリエの推理が冴える。第7回サントリーミステリー大賞読者賞受賞作品。

 S9-4
葡萄(ぶどう)物語』  
林 真理子 著  
9:02
内容:山梨県勝沼町でワイン工場と葡萄園を経営する夫と平凡な生活を送る映子(えいこ)。だが、子どもができないことへの負い目から、二人の心は少しずつすれ違っていく。結婚の苦さと婚外恋愛の甘さが胸にせまる大人のための恋愛小説。

S9-5
『歴史の中のワイン』
山本 (ひろし) 著  
6:20
内容:古代メソポタミアに造られ始めたワインが、いかにして今日、食卓に供されるようになったのか。その歴史と技術革命をたどりつつ、ワインの楽しみ方の精髄に迫る。

以上、他館複製図書です。

◎テキストデイジー図書

こちらは文字データを基に作られた図書です。再生には、合成音声読み上げ機能を利用するため、想定された読みとは異なる読み方をする場合があります。こちらの図書は、CDでのお貸出はできません。パソコン・リンクポケット・PTR3のオンラインサービスを使い、サピエ図書館から直接ダウンロードしてご利用ください。

9-1
『タブレット(じゅん)のムードコーラス聖地純礼』
タブレット純 著
内容:ニッポン独自の音楽形態「ムードコーラス」。元「和田弘とマヒナスターズ」で、現在は異端の芸人としても活躍するタブレット純が、自らのルーツであるムードコーラスの聖地とレジェンドたちを訪ね歩き、その栄華を味わう。

9-2
『怒らない100の習慣』
戸田 (く)(み) 著、ヒダカ ナオト イラスト
内容:怒りを感じる自分を大切にする、手元にあるものを観察する、スルー(りょく)を身につける…。アンガーマネジメントの考え方や手法をヒントに、怒りをコントロールするための100の習慣を伝授する。

◎点字図書

9-1
『医者という病』
和田 秀樹 著
全2巻
内容:「正常値至上主義」で患者が不健康に。旧態依然の教育が高齢者を薬漬けに。差別的な医学部受験。「医局」という大学病院のがん。余命宣告を短く言う医者の保身…。医学の問題点を提起する。
(点訳者 堀内 美紀子)

9-2
上海(しゃんはい)灯蛾(とうが)
上田 早夕里(さゆり) 著
全9巻
内容:1934年上海。成功を夢見る日本人青年・(あ)(ごう)次郎(じろう)は、謎めいた女が持ち込んだ阿片と芥子の種をきっかけに、阿片ビジネスへ引き摺り込まれてしまう。やがて、第二次上海事変が勃発し…。『小説推理』連載に加筆・修正。
(点訳者 奥本 和代)

9-3
『シューマンの指』
奥泉(おくいずみ) (ひかる) 著
全5巻
内容:春休みの夜、音大のピアノ科を目指していた「私」が、高校の音楽室で天才ピアニスト永嶺(ながみね)修人(まさと)の演奏を偶然耳にした直後、プールで女子高生が殺された。その後、指を切断したはずの修人が海外でピアノを弾いていたという噂が…。
(点訳者 梅木 仁司)

9-4
仁木(にき)悦子(えつこ) 子ども謎ときミステリー2 午後七時の怪事件』
仁木 悦子 著
全2巻
内容:事件を解決するのは子どもたち。大人顔負けの推理で真犯人を追いつめる、名作短編推理小説シリーズ。時価80万円のダイヤの指輪が盗まれた。そこに残されていたのは…。「午後七時の怪事件」など全4編を収録。
(点訳者 有賀 文枝)

9-5
『仁木悦子 子ども謎ときミステリー3 花は夜散る』
仁木 悦子 著
全2巻
内容:事件を解決するのは子どもたち。大人顔負けの推理で真犯人を追いつめる、名作短編推理小説シリーズ。両親が離婚した正樹(まさき)。作家の母と祖母との3人暮らしにも慣れてきたころ、事件が…。「花は夜散る」など全4編を収録。
(点訳者 佐藤 しづ)

9-6
『墓標の森』
樋口 明雄 著
全11巻
内容:進藤(しんどう)光彦(みつひこ)の住む八ケ岳山麓の怪異は、川を流れてきた友人の遺体を目撃した時から始まった。友人の死の原因を進藤は探し出すことができるのか!? 『小説推理』連載の「スプルースの昏い森」を改題。
(点訳者 6点の会)

◎デイジー雑誌

『声の広報 厚生 第290号 2024年 7.8月号』
厚生労働省 委託
1枚

◎点字雑誌

『点字広報誌 私たちの税金 令和6年度版』
国税庁 寄贈
1冊

『点字厚生 第304号 令和6年7月20日発行』
厚生労働省 委託
1冊

『東洋療法 2024年9月 No.362』
全日本鍼灸マッサージ師会 寄贈
1冊

『信仰 2024年8月号 9月号』
盲人伝道協議会 寄贈
各1冊

『協会だより No.35 2024年8月』
全国盲ろう者協会 寄贈
1冊

『点字電話帳 山梨県版 2024年9月発行』
東日本電信電話株式会社 寄贈
1冊

10冊頂きましたので、ご希望の方は貸出(055-223-1113)までご連絡下さい。
9名の方に差し上げます。

◎貸出おすすめデイジー雑誌

今月のおすすめ雑誌は「PHPスペシャル9月号」です。
収録時間はおよそ2時間です。『PHPスペシャル』は、月刊誌『PHP』の姉妹誌で、 人づきあい、性格、家庭、仕事など、だれもが人生の歩みの中で出会うさまぎまな問題や関心事、心の迷いについて特集している雑誌です。充実した日々を過ごすために自分らしくイキイキ生きるアドバイスや考え方が満載です。
今月号の特集は「気にしない、考えすぎない。」です。小さなことを気にしてクヨクヨと落ち込んだり、考えても仕方がないことにいつまでも思いを巡らせたり……。「悩みすぎる自分を変えたい!」そう思っている人は、多いのではないでしょうか。「小さなことで悩まない 7つの方法」「人見知りしない!あがらず話せる会話術」「人間関係のピンチは、こうして乗り切る!」など、気持ちを前向きに切り替え、心をラクにするためのヒントをお届けします。リクエストお待ちしております。

≪用具部からのお知らせ≫

今月は、拡大読書器「コンパクト10(テン)スピーチ」のご紹介です。タッチパネル式携帯型拡大読書器で、拡大読書器としての機能のほかに、活字文書の読み上げ機能も付いています。
モニターサイズは10インチ。操作は画面に表示されるボタンをタッチして行います。拡大・縮小は、スマホやタブレットのように、二本指でピンチインまたはピンチアウトしても可能です。本体に格納されているアーム式カメラを引き出せば、拡大画面を見ながら筆記も行えます。文字の読上げは、最大A4サイズまで対応しており、用紙を指定位置にセットして撮影したあと、文字を解析し、文章を読み上げます。ただし、想定される読みとは違う読み方をする場合があります。
価格は239,000円。日常生活用具の拡大読書器として申請できる可能性があります。

仕様   
・大きさ:(縦)18.9×(横)26.1×(厚さ)3.6センチ
・重さ:約950グラム
・カラーモード:白黒、白黒反転など17種類から選択
・拡大倍率:約2.2~22倍(読書モードの場合)
・充電時間:約4時間
・連続使用時間:約3.5時間
・保証期間:1年(任意のユーザー登録で2年)

体験も可能です。体験をご希望の方は、必ず事前にお問い合わせください。
電話055-223-1113(貸出・用具専用電話)まで、お願いいたします。