「山梨県のあらまし2024」送付について
山梨県知事政策局広聴広報課より依頼を受け、「山梨県のあらまし」点字版・音声版を送付しています。より多くの方がふるさと山梨を知り、関心を深めていただけると幸いです。
「生活体験文募集」のお知らせ
先月号でもご紹介しましたが、「生活体験文」を募集しています。1,200字(原稿用紙3枚)以内、テーマは自由です。締め切りは9月2日(月)です。大勢の方からのご応募をお待ちしております。
続いて、みーきのお料理コーナーです。
夏野菜の代表「ゴーヤ」。独特の苦みがある為、苦手意識を持つ人が多いと思います。この苦みが胃腸を刺激し食欲増進させるといいます。夏バテ予防・疲労回復・肌ダメージケアなど効果があり、夏には食べたい野菜です。
苦手意識を持つ人にも食べやすい「ゴーヤの佃煮」を紹介します。苦みは感じずに、白いご飯が進むと思います。
【材料】 | |
ゴーヤ | 1本(300g) |
塩 | 小さじ1 |
ちりめんじゃこ | 10g |
生姜 | 20g |
おかか | 5g |
いりごま | 大さじ1 |
七味 | 好みで |
A | |
砂糖 | 大さじ3 |
しょうゆ | 大さじ2 |
みりん | 大さじ1 |
酢 | 大さじ1 |
作り方
① ゴーヤは縦半分に切り、スプーンでワタと種をきれいに取り除く。薄切りにして塩もみし、10分程置く。
② 生姜はみじん切りにする。
③ ①のゴーヤをよく揉み洗いし、水気をしっかり絞る。
➃ 小鍋に生姜とちりめんじゃこを入れ、空炒りする。
⑤ ④の小鍋に③のゴーヤとAを入れ、蓋をして弱火で煮る。沸騰したら蓋を取り、時々混ぜながら、煮汁が無くなるまで煮詰める。
⑥ 火を止め、おかか・いりごまを加え混ぜる。好みで七味をかける。
パラクライミングについて
山梨県視覚障がい者福祉協会
三尾 麻美
みなさんはスポーツクライミングはご存知ですか?山の岩壁を登るための人工の壁に様々な突起物を使って壁を登るスポーツです。東京オリンピックから正式種目として認知度も出てきたスポーツです。実際に私もクライマーとして楽しむプレイヤーです。
そんなパラクライミングが、2028年ロサンゼルスパラリンピックの正式種目として認定されました。パラクライミング日本代表は7月に行われたオーストリア・インスブルックパラクライミングワールドカップにて、金メダル2個、銀メダル2個を獲得されました。過去、ワールドカップ、世界選手権でもメダルを数多く獲得しており、視覚障害のある選手も金メダルをいくつも獲得しております。この機会に興味を持っていただけたらと思います。応援はもちろん体験をしてみたいという方は毎月第3土曜16時半〜19時にクライミングジムピラニアで交流型クライミングサークル甲斐モンキーを開催中です。お問い合わせは080-3247-2452(三尾)まで。
クライミングのおすすめポイントは、全身運動であり、できないことが当たり前だからこそ、できた時の達成感が何倍も嬉しいと感じられます。健常者の助けも必須ではありますが、お互いが協力したチームプレイでもあります。でも、自分のペースで、壁と向き合える楽しいスポーツです。一度でも体験していただけたら嬉しいです。
JPCA 日本パラクライミング協会
この夏の話題は、やはりパリオリンピック・パラリンピックではないでしょうか?オリンピックを盛り上げるものの一つに大会マスコットがあります。今回は、パリオリンピック・パラリンピックのマスコット「フリージュ」について解説します。
「フリージュ」とは、小さなフリジア帽を意味します。 これまでのオリンピックでは主に動物がマスコットとして選ばれていましたが、フランス革命において自由の象徴とされたフリジア帽が当時の精神への敬意を込めて選ばれました。
フリジア帽は、上部が少し折れ曲がっている円錐形の帽子です。18世紀のフランス革命時に革命家が「自由の赤い帽子」として使ったことでフランス国内に広まり、その後、革命、自由、愛国心などを表すシンボルになりました。
フランスでは、フリジア帽は色々なところに用いられており、ドラクロアの有名な絵画『民衆を導く自由の女神』に描かれている女性マリアンヌも、フリジア帽をかぶっています。
フリジア帽が革命を意味することから、フリージュには「スポーツで革命を起こす」という使命が与えられているそうです。
パリ大会のマスコットは、オリンピックとパラリンピックともにフリージュとなっています。オリンピック・フリージュは、右目に花形帽章が、パラリンピック・フリージュは、左目に花形帽章がついており、右足が義足で、競技用のブレードを着用しています。
皆さんのお手元にこのうるおいが届いた頃には、いよいよパラリンピックの開幕まで数日といったところでしょうか。視覚障がい者の競技には、ブラインドサッカー、ゴールボール、陸上競技、サイクリング、馬術、柔道、水泳、トライアスロンなどがあります。夏の疲れもでてくる頃でもありますので、寝不足に注意しながら応援しましょう。
中嶋 英子 選
埜村 和美
露天湯に母と一日処暑の風
「感想」処暑とは二十四節季の一つ、8月22日、23日ごろにあたる。そのころになると夕方涼しい風が吹くようになる。お互いに忙しい日々、久しぶりに母親を誘って温泉につかり、ごちそうを食べ、一日を共に過ごすことができた。「処暑の風」という季語から、しみじみとした安堵感と充足感が伝わってきます。
夜の秋友の遺句集音読す
「感想」夜の秋は晩夏の季語、夜になると秋の気配が漂うことです。おもむろに手に取った句集、文字を目で追っているうちに、声が出ていました。思い出の情景もよみがえります。
もう一句の「炎帝の一網打尽打つ手なし」は、打つ手がない暑さであることはわかりますが、この句から見えてくるものがありません。
小川 賢治
送り盆雨に打たれてびしょ濡れに
「感想」お盆でこの世に戻ってきていた精霊をあの世へ送る日、16日を送り盆とすることが多い。この家でも夕方になると門口で苧殻を焚き地面に線香をたててご先祖様を送っています。灯篭流しという行事をする地域もあります。この日は雨だったのです。作者は雨の状況を句にしました。こういう送り盆をした人もあったのですね。
もう一句の「出店より金魚すくいをして遊ぶ」は、何か心に残った情景を句にしてください。
もう一句、「故郷にこの暑さまで持っていく」は、帰郷した際に都会の暑さを故郷の人に訴えたいのでしょうか、ちょっと気になる句でした。
石川 昭敏
北窓に日差しがまわる夏はじめ
「感想」原句「北の窓日差しがまわり夏を知る」
私は季節により日差しの角度が違うことなど、俳句を作るようになっても、しばらくは気になりませんでした。作者は日差しを受けている窓を見て、時すでに夏であることに気づいたのです。
もう一句の「夏は汗タオルを絞り筋トレだ」は、「夏」と「汗」二つの季語が入っています。何を言いたいのか焦点を絞って作りましょう。
相沢 幸雄
涙湧く母の新盆近づきて
「感想」原句「亡き母の新盆近づき涙あふれる」
母親を失った悲しみの薄らぐことのない作者、死者の霊が帰ってくるといわれる新盆を思っただけで涙が出てくるのです。
8月7日立秋、暦の上では秋が始まります。朝夕の肌感覚は確かに何か違います。音、匂い、気づいたら俳句にしてみてください。楽しみに待っています。
覚えておきたい龍太の俳句 8月
福田甲子雄編著 「龍太俳句365日」より抜粋
幼子のいつか手を曳き夜の秋
私にも経験があるので、この一句はじいんとむねにこたえた。三、四歳くらいの女の子が思いの中に色濃く浮かんでくるのは、自分のことを対象として鑑賞するからであろう。読む人がそれぞれ自分の体験をあたためて鑑賞したらよいのだ。男の子であっても悪くはない。
夕餉の前の散歩であろうか。なくなった煙草を買いに、幼子を連れてぶらっと表に出た時か。いろいろな場面が想定されるが、読めば読むほど胸が締めつけられるようないとしさが湧いてくる。「いつか」という言葉によって、これほどまでに一句に作者の血が流れてくるものかと思った。幼子の指の温かさが手を曳いて行く人の五体におよんでゆき、いつか手を握っていることに気付く。ふと秋の気配が頬をかすめた風に感じられた。子供を対象にした時、龍太俳句から剣気が消える。
(昭和60年作 『雲母』9月号所収)
(中嶋注) 飯田龍太は次女を急性小児麻痺で一夜にして亡くしました。翌年小学校入学というあまりにも早い別れでした。
それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。
オリンピックに高校野球、気温同様毎日熱い戦いに心躍る夏ですね。アスリートの粘り強さに感激しきりです。
粘り強いといえば、夏の暑さで疲れた体に効くのがネバネバ食品とよく言われます。粘り気の成分が胃や腸の粘膜を保護し糖分の吸収を抑えてくれます。今が旬のものではモロヘイヤやオクラ、つるむらさきなどがあります。めかぶやもずくなどのネバネバ海藻も水溶性の食物繊維が豊富で腸内環境を整えてくれます。ネバネバ食品の代表選手納豆は豊富なたんぱく質とビタミンが含まれることに加えて血圧も下げ、血栓も溶かしてくれる優秀な食品です。
ここ数年夏になると人気となる「ばくだん丼」というメニューをご存じでしょうか?名前はおそろしげですが、ネバネバ食品が大量に摂取できる体に優しいどんぶりです。
地域やお店ご家庭で入るものは違いますが、基本的に山芋と山梨県民の愛するマグロからなるいわゆる「やまかけ丼」にオクラ、めかぶ、納豆など粘りけのある食品を入れ卵黄をのせ、めんつゆやわさび醤油をかけ混ぜて食べる豪快な一品です。喉越し良く食べられて夏バテに効く料理です。名前の由来は諸説あってはっきりしませんが一説には口の中で美味しさが爆発するからだとか。猛暑の今ぜひ一度お試し下さい。ネバネバパワーを取り入れて粘り強く夏を乗り切っていきましょう。
8-1
『花束は毒』
織守 きょうや 著
9:00
内容:かつての家庭教師・真壁と再会した木瀬は、結婚を控えた彼に届く脅迫状のことを知り、探偵に犯人捜しを依頼する。探偵・北見理花と木瀬の出会いは中学時代、彼女がもたらした「解決」は今も心に棘を残し…。戦慄ミステリ。
(音訳者 小池 めぐみ)
8-2
『なるようになる。』
養老 孟司 著、鵜飼 哲夫 聞き手
4:55
内容:記憶のはじまりだった父の死、虫採りに夢中だった少年時代、医学部進学と解剖学への道、大学紛争と葛藤、同じ年にやってきたと愛猫と平成のベストセラー…。養老先生初の自伝。50の質問も収録。『読売新聞』連載に加筆。
(音訳者 跡部 秀子)
8-3
『チーム・オルタナティブの冒険』
宇野 常寛 著
13:58
内容:親しかった教師の死、親友の失踪、魅力的な転校生、変わり者の教師…。地方都市で起こった謎の事件をめぐる高校生たちのひと夏の冒険譚。『HB』連載を単行本化。
(音訳者 河口 恵)
つづいて、寄贈されたデイジー図書です。
8-4
『金のかま・空を歩く象 仏典童話』
浄土真宗本願寺派仏教婦人会総連盟 編
0:08
内容:浄土真宗本願寺派仏教婦人会総連盟発行の機関紙『めぐみ』の中から、「金のかま」「空を歩く象」を収録。
以上、寄贈デイジー図書でした。
つづいて、厚生労働省委託デイジー図書です。
8-5
『世界を変えた実験と研究』
齋藤 勝裕 著
6:35
内容:人類は、歴史上で直面してきた多くの課題を、科学で解決しようと試みてきた。錬金術から最新の科学まで、失敗と成功を繰り返してきた科学の歴史を紐解き、多彩な実験と研究から生まれた成果とその原理をやさしく解説する。
ここからは、「2024年度青少年読書感想文全国コンクール課題図書」12点です。
8-6
『アザラシのアニュー』
あずみ虫 作
0:45
内容:アニューは、産まれたばかりのタテゴトアザラシの赤ちゃん。ある日、お母さんが北極の海へ行ってしまい、ひとりぼっちになって…。アラスカで暮らす著者が描く、野生動物のおはなし。タテゴトアザラシについての説明も掲載。
8-7
『ごめんねでてこい』
ささき みお 作
0:41
内容:大好きなおばあちゃんに「きらい」と言ってしまったはなちゃん。謝りたいのに、「ごめんね」という言葉が出てきません。しばらくしたある日、おばあちゃんが救急車で病院に運ばれ、入院することに…。
8-8
『おちびさんじゃないよ』
マヤ・マイヤーズ 文、ヘウォン・ユン 絵
0:57
内容:テンちゃんは身体の小さな女の子。いつも「おちびさん」と言われてしまいます。そんなある日、テンちゃんよりも小さい(かもしれない)マルくんという転校生がいじめっこにからかわれているのを見て…。
8-9
『どうやってできるの?チョコレート』
0:33
内容:身近なお菓子、チョコレート。原料のカカオから板チョコレートができるまでを写真で紹介する。クッキングコーナーも収録。『サンチャイルド・ビッグサイエンス』2017年度2月号を改訂。
8-10
『いつかの約束1945』
山本 悦子 作
1:51
内容:ゆきなとみくは、自分は9歳だと言うおばあさんに出会い、共に一日町を歩き回ることに。後日、ふたりは意外な場所で彼女と再会し…。いっしょに町を歩き、語り合った、忘れられない夏の一日を描く。
8-11
『じゅげむの夏』
最上 一平 作
1:38
内容:4年生の夏休みにやりたいことを宣言した、筋ジストロフィーの親友、かっちゃん。その願いを叶えてあげたくて、ぼくらは綿密に計画を練ったのだけれど…。いのちを謳歌する少年たちの姿をみずみずしく描く。
8-12
『さようならプラスチック・ストロー』
ディー・ロミート 文、ズユェ・チェン 絵
0:40
内容:海をよごし、海で暮らす生きものたちをおびやかすプラスチック・ストロー。ストローの発明と改良の歴史、プラスチックごみの影響や環境問題の解決策などを描く。SDGsを考え行動するための絵本。
8-13
『聞いて聞いて! 音と耳のはなし』
高津 修、遠藤 義人 文
0:43
内容:音は震える空気の波。大きな音は大きくうねり、高い音は細かく震える。2つの耳で聞くと、いきいきと立体的に聞こえるんだよ-。音のプロが、音のひみつと耳のはたらきを語る絵本。
8-14
『希望のひとしずく』
キース・カラブレーゼ 文、代田 亜香子 訳
7:18
内容:この町で、ふしぎなことが起きている。古い井戸がいきなり、願いをかなえてくれるようになった。理由を知っているのは、3人の中学生だけで…。世界のかたすみからおくる愛と希望の物語。
8-15
『宙わたる教室』
伊与原 新 著
10:33
内容:東京・新宿にある都立高校の定時制に集った、さまざまな事情を抱えた生徒たち。彼らは「科学部」を結成し、「火星のクレーター」を再現する実験を始め…。『オール讀物』掲載に書き下ろしを加え単行本化。
8-16
『優等生サバイバル 青春を生き抜く13の法則』
ファン・ヨンミ 作、キム・イネ 訳
5:35
内容:大学進学実績で有名な進学校に入学したジュノ。テスト、課題、進路、SNS、恋…。やらなきゃいけないこと、考えなきゃいけないことは満載! ハードな高校生活を生き抜くために、“優等生”のジュノが見つけた法則とは?
8-17
『私の職場はサバンナです!』
太田 ゆか 著
5:52
内容:肉食動物の想像を超えたサバイバル、サバンナを支える縁の下の力持ち…。南アフリカ政府公認の日本人女性サファリガイドが、サバンナの動物たちの生態や、環境保護の最前線、人と自然が共生するために大切なことを伝える。
以上、厚生労働省委託デイジー図書でした。
夏、到来です。今月と来月のキーワードは、「海」です。
S8-1
『慟哭の海峡』
門田 隆将 著
9:30
内容:2013年10月、2人の老人が死んだ。まったく別々の人生を歩み、まったく知らないままに同じ時期に亡くなった。1人は、“輸送船の墓場”と称されたバシー海峡で弟を喪ったアンパンマンの作者・やなせたかし。もう1人は、炎熱のバシー海峡を12日間も漂流して、奇跡の生還を遂げた中嶋秀次である。アンパンマンとは、いったい「誰」なのか。
S8-2
『海は涸いていた』
白川 道 著
15:18
内容:都内に高級クラブ等を所有する伊勢商事社長・36歳の伊勢孝昭は、暴力団に会社の経営を任されていた。彼には殺人の過去があったが、事件は迷宮入りしていた。しかし、孤児院時代の親友が犯した新たな殺人が、その過去を呼びおこし、佐古警部が捜査に当たる。そんな折、伊勢はヤクザ同士の抗争に巻き込まれる。
S8-3
『海鳴』
和久田 正明 著
6:45
内容:阿漕な商いをして暴利を貪っていた札差の近江屋が、いかずちお仙の一味に襲われた。十年前に描かれたお仙の顔絵を手に、探索をはじめた火賊捕盗同心の新免叉七郎だったが、いま一歩のところで取り逃がしてしまう。熱き十手が真の悪を打つ。
S8-4
『海薔薇』
小手鞠 るい 著
8:00
内容:夫のいる波奈子。妻のいる徹司。ニューヨークと倉敷、距離を隔てた大人の恋は、年に一度のせつない逢瀬だけでつづけられる。波奈子にとってそれは不倫ではなく、初恋だった。
S8-5
『海の墓標』
三輪 祐児 著
6:48
内容:戦没商船2,568隻、843万総トン、6万数千人の船員が海の藻屑と消えた。武器、弾薬、食糧が届かず、数十万の将兵が南の島々で飢え死にした。硫黄島に水が届いていれば。
以上、他館複製図書です。
こちらは文字データを基に作られた図書です。再生には、合成音声読み上げ機能を利用するため、想定された読みとは異なる読み方をする場合があります。こちらの図書は、CDでのお貸出はできません。パソコン・リンクポケット・PTR3のオンラインサービスを使い、サピエ図書館から直接ダウンロードしてご利用ください。
8-1
『ステップファザー・ステップ』
宮部 みゆき 著
内容:中学生の双子とプロの泥棒が組んで、謎に挑戦!巨額の遺産を相続した若い独身女性の家に侵入してみると、なぜかどの部屋のなかも鏡だらけ。意外な結末が待ち受ける表題作など傑作7編。
8-2
『浮世道場』
群 ようこ 著
内容:「解体新書」はプロジェクトXだ! 「風姿花伝」は人生の指南書だ! 時を経てもなおこんなに面白い古典の数々。浮世の身すぎに悩んだら、古典が答えを教えてくれる! 全く新しい古典ガイド。『小説現代』連載をまとめる。
8-1
『かれいどすこうぷ』
佐藤 尚美 著
全1巻
内容:キャリアウーマンの安代は、持病のため40代で失明。50歳になり、愛娘のウエディングドレス姿が見たいという思いから、視力回復手術に臨むことを決意し、九州にある病院の眼科病棟に入院、同室になったのは6人の女性たちであった。そこで安代は、波瀾万丈な人生を送ってきた人々の人生の一端を知ることになるが……。光を失った女性が、次の一歩を踏み出すまでを描いた小説。 (点訳者 井川 陽子)
8-2
『休館日の彼女たち』
八木 詠美 著
全2巻
内容:ホラウチリカが大学の恩師から紹介された仕事は、古代ローマの女神像のおしゃべり相手だった。有機物と無機物の境界すら越えて、ホラウチリカとヴィーナスは手に手を取り合い駆け出していく…。
(点訳者 田和 ひろみ)
8-3
『四重奏』
逸木 裕 著
全6巻
内容:チェリスト黛由佳が放火事件に巻き込まれて死んだ。由佳の死に不審を感じたチェリスト坂下英紀は、彼女が活動していた「鵜崎四重奏団」のオーディションを受けて鵜崎に近づき、由佳の死の真相を知ろうとするが…。
(点訳者 点訳部(吉田))
8-4
『死ぬまで好奇心!新版』
川北 義則 著
全2巻
内容:自分で自分を退屈させていないか? 「ああ、面倒くさい」という感情こそ、生き方の老化を招く! 中高年・シニア世代に向けて、好奇心を鍵に人生を面白いものへと変質させていく術を伝授する。
(点訳者 萩原 公子)
8-5
『罪の境界』
薬丸 岳 著
全9巻
内容:「約束は守った…伝えてほしい…」 それが無差別通り魔事件の被害者・飯山晃弘の最期の言葉だった。明香里は自分の身代わりとなって死んだ飯山の言葉を伝えるために、彼の人生を辿り始める。『神戸新聞』他連載に加筆修正。
(点訳者 五味 さち子)
8-6
『二重奏』
北村 瑞樹 著
全5巻
内容:ピアノの天才と言われ将来を待望されていた修三だが、芸大の大学院生の時に事故に遭い手に怪我を負ってしまう。そんな修三の傍らには同級生のピアニストの冴子がいて…。はかなくも切ない季節を巡る、ピアニストの物語。
(点訳者 天野 久美)
8-7
『ビーストウォリアー』
米田 友哉 著
全4巻
内容:異形の獣人たちに蹂躙される近未来の日本。孤独に苛まれるライオンの獣頭を持つ半獣人ゴウキと、彼を慕う人間の少年アキラは、戦いの果てに何を見るのか…。友情と信頼を描く、ヒロイック・ファンタジー。
(点訳者 金澤 惠子)
つづいて、寄贈された点字図書です。
8-8
『金のかま・空を歩く象 仏典童話』
浄土真宗本願寺派仏教婦人会総連盟 編
全1巻
内容:浄土真宗本願寺派仏教婦人会総連盟発行の機関紙『めぐみ』の中から、「金のかま」「空を歩く象」を収録。
以上、寄贈点字図書でした。
つづいて、厚生労働省委託点字図書です。
8-9
『かわいい子ランキング』
ブリジット・ヤング 著、三辺 律子 訳
全4巻
内容:生徒たちに送られてきた、学校の「かわいい女の子ランキング」。みんなの憧れのソフィーが2位で、1位は地味なイヴだったことから騒動がおこり…。「ルッキズム」(外見至上主義)を主題としたヤングアダルト小説。
8-10
『フレディ・イェイツのとんでもなくキセキ的な冒険』
ジェニー・ピアソン 著、岩城 義人 訳
全4巻
内容:ぼくのお気に入りは事実。キセキなんて信じてない。そんなぼくは、血のつながった父さんに会うためウェールズへ向かい、キセキとしかいえないような体験をして…。3人の少年がくりひろげる、どたばたハートフルコメディ。
8-11
『ソーリ!』
濱野 京子 著
全2巻
内容:“ソーリ”というあだ名の少女・照葉。総理大臣になりたいって笑われるような夢なの!?小学校5年生の少女の物語をとおして、政治や社会について考える児童文学。
8-12
『ぼくは彼女のふりをする』
内田 裕基 著
全4巻
内容:双子の姉「ひかり」の制服を着て、少女のふりをしている中学2年生の少年。姉のふりを続ける彼は、少年と少女の2つの生活を送るうちに、自分自身の在り方を問い始め…。思春期の繊細に揺れ動く心を描く。
8-13
『化け之島初恋さがし三つ巴1』
石川 宏千花 著
全3巻
内容:妖怪の暮らす場家之島に移り住むことになった三津。6年前に来島した際、無自覚な初恋をしており、魂の一部が宙に浮いてしまっているというが、本人にその記憶がない。初恋相手の可能性がある人物は5人いるが…。
8-14
『化け之島初恋さがし三つ巴2』
石川 宏千花 著
全3巻
内容:人間と妖怪と神さまが共存する場家之島。当主の血統を引く三津は、島の存続に関わる初恋相手を探せなかったが、魂の一部を切り離すことで島に残れることになった。しかし嫌がらせのようなことが、つぎつぎと起きはじめて…。
以上、厚生労働省委託点字図書でした。
『音声広報CD 明日への声 Vol.98』
内閣府寄贈
1枚
『盲導犬くらぶ 第115号』
日本盲導犬協会 寄贈
2枚
『点字・大活字広報誌 ふれあいらしんばん Vol.98』
内閣府寄贈
1冊
『かけはし 第441号 令和6年7月』
神奈川県ライトセンター寄贈
1冊
『ハルメク8月号』
株式会社ハルメク
1枚
今月の貸出おすすめ雑誌は「ハルメク8月号」です。ハルメクは書店には並ばない定期購読雑誌で暮らしに役立つ月刊誌です。今月号の特集は「スマホの簡単操作決定版」です。「スマホと仲良くなって人生をもっと豊かに」「60代からのスマホ活用」「個人情報を守るセキュリティ対策」などスマホの気になる情報が満載です。
今月はもう1枚情報関連の雑誌をご紹介します。
『アクセシビリティコラム2023年度版』
日本点字図書館
1枚
今月の貸出おすすめ雑誌2枚目は「アクセシビリティコラム2023年度版」です。
『ホームライフ』2023年5月号から2024年3月号の奇数月連載の人気コーナーを編集したもので、チャットGTPやWindows11の新機能紹介など、情報アクセシビリティに関するコラムを収録しています。「アクセシビリティ」とは「利用しやすさ」「近づきやすさ」などの意味を持つ英単語で、情報やサービスが身体の状態や年齢、環境によらず同じように利用できる状態をさします。皆様の生活にお役立ていただければと思います。
リクエストお待ちしております。
7月3日に20年ぶりとなる新紙幣が発行されました。新しくなったお札では、偽造対策が強化されたほか、お札を識別しやすくするための新たな工夫を施しています。そこで今月は、あると便利なお金に関するグッズを2つ紹介します。
①紙幣が見分けられる!簡単サ印ガイド 340円
サインと捺印のためのガイド枠が付いた紙幣見分け板です。黒色の薄いプラスチックの板で、一万円札と同じサイズになっています。千円札と五千円札も長さで見分けられるように、片側がそれぞれのお札の長さにカットされてデコボコとした形になっています。
仕様
・大きさ:(縦)7.6×(横)16センチ
・重さ:3.5グラム
・材質:ポリプロピレン
②硬貨6種が仕分けられるコインホーム 950円
手のひらサイズのコインケースです。長方形のプレートの両サイドに、3か所ずつ丸いくぼみがあり、このくぼみに6種の硬貨を分けて収納できます。片側には1円が5枚、10円が5枚、100円が5枚、反対側には5円が4枚、50円が4枚、
500円が4枚収納でき、最大2,775円の硬貨を収納することができます。色は黒とオレンジがあります。
仕様
・大きさ:(幅)4.5×(奥行)9.2×(高さ)1.2センチ
・重さ:16グラム
・材質:ABS樹脂、シリコン
お問い合わせ・ご注文は、電話055-223-1113(貸出・用具専用電話)まで、お願いいたします。