新着情報

広報誌「うるおい」第411号 2024年6月20日発行

ライトハウスから

第5回スマートフォン教室開催のお知らせ

今年度も山梨県障害者福祉協会ICTサポートセンターと共催で、スマートフォン教室を開催します。個別指導を中心としたスマートフォン教室になります。ご希望の方はお申込みください。
日時:令和6年7月28日(日) 13時30分~16時
対象:iPhoneをお持ちでボイスオーバーを使用している方
講師:田崎輝美氏、白濱顕子氏
内容:個々のスマホの状況を確認しながら、ボランティアさんと一緒に使い方を学びます。講師が順番に個別指導を行っていく形式です。
受講料:無料
定員:5名(先着順)
場所:山梨ライトハウス情報文化センター
申込み締切り:令和6年7月12日(金)
申込み問合せ先:山梨ライトハウス情報文化センター
電話:055-222-3502  担当:梶原・功刀まで
※申し込み時に簡単な聞き取りをさせていただきますので、ご協力ください。

山梨交響楽団第50回記念定期演奏会のご案内

今年も山梨交響楽団様よりご招待チケットをいただきました。
日時:令和6年7月28日(日曜日)
開場:13:00  開演:14:00
13:20~ 指揮者小林研一郎氏によるプレトーク
会場:YCC県民文化ホール 大ホール
プログラム:
 G.ヴェルディ 歌劇「運命の力」序曲
 E.エルガー 威風堂々第1番 作品39(合唱付き)
 G.マーラー 交響曲第1番 ニ長調「巨人」
申込み締切り:令和6年7月5日(金曜日)
ご希望の方は、山梨ライトハウス功刀までご連絡ください。
電話:055-222-3502   メール:joho@y-lighthouse.jp

続いて、みーきのお料理コーナーです。

6月号レシピ

蒸し蒸しとした梅雨の季節となります。食欲のない時に喜ばれるのがさっぱりとした「酢の物」です。酢は疲労回復や高血圧の改善に効果があり、「毎日大さじ1杯取るとよい」と言われています。
よく家庭で作られる「酢の物」ですが、今回は中華味の酢の物を紹介します。

中華味の酢の物(3人分)

【材料】
ささみ2本
きゅうり1本
玉ねぎ1/2個
ラディッシュ2~3個
小さじ1
小さじ1
大さじ2~3
しょうゆ大さじ2
砂糖大さじ1
ごま油大さじ1
すりごま大さじ2
ラー油適量

♢作り方
➀ ささみは筋を取り、観音開きにする。小鍋に水500cc入れ、沸騰させる。Aとささみを入れ、中火でゆっくり茹でる。再度沸騰したら火を止め、蓋をしたまま10分程蒸らし、食べやすい大きさに裂く。
あるいは耐熱容器に観音開きしたささみを入れ、Aを振り、ラップをして600Wレンジで3分~4分程加熱する。ラップしたまま冷まし、食べやすい大きさに裂く。
どちらのやり方にしても、ささみに火が通っているか確認してください。
➁ きゅうりとラディッシュは薄い輪切りにし、きゅうりは塩もみする。玉ねぎは薄切りにし、水につけ、しばらく置く。それぞれしっかり水気を切る。
➂ Bをよく混ぜ合わせる。
➃ ①②を器に入れ、③をかける。

山視福協から

笛吹市  吉村 圭子
笛吹市の交通事情

 自動車の運転ができない視覚障害者にとって、移動手段の情報は大いに興味のあるところではないでしょうか。
 そこで、本日は笛吹市の交通事情(自身のまわりだけですが)について少し紹介します。
 まずはタクシー券。笛吹市では1、2級の障害者に対しタクシー券を交付しています。内容は1回につき1枚のみ使用の券が24枚、1回につき複数枚使用できる券が24枚の合計48枚で、額面は640円。複数枚使用できるのが大きな特徴で使い勝手が良いです。
 ・デマンドタクシー
 これは登録、予約制のタクシーでみさかルート、ふじみルート各8便で市内を巡回します。1回200円ですが、6枚綴りの回数券を1000円で販売しているので、ちょっとお得です。運行は月~土曜の午前8時から18時まで。自宅の近くに乗り場があるので、とても便利で、駅や市役所、病院、買い物などに行く際に利用しています。残念なのは、運行時間の関係で通勤に利用できないところでしょうか。
 ・のるーと
 これはAIデマンド交通のことで、以前甲斐市でも実証実験的に運行されていたようです。登録後、利用の際の予約に応じてAIが最適なルートを考えながら運行する乗合交通で、電話やアプリ、LINEで予約を行います。料金は一回300円ですが、障がい者は200円。乗降ポイントは市内200ヶ所程度あるのでバスなどの公共交通があまりない地域の方には朗報です。ただ、残念なことに今のところ石和町内は役所や金融機関、駅、スーパーなどにしか乗降ポイントがないので、個人的には利用する機会がない状況です。来年度には乗降ポイントを拡大するとのことなので、大いに期待しているところです。
 ・一宮循環バス
 これは名前の通り石和温泉駅を経由し一宮町を巡回、循環するバスです。一回100円。マイクロバス1台で回っているせいか、曜日によって巡回ルートが変更しますが、月~土曜日、一日5便で運行しています。自宅が駅から一宮町に行く途中にあり、値段もさることながら、登録も予約も不要なため、気軽に利用できるので、時間が合えば利用するといった具合です。
 笛吹市の公共交通としては、ご存知の通り山交バス、富士急バスがありますが、コロナ以降本数が減ったり、路線の廃止でとても使い勝手が悪くなっています。それを補うように、ご紹介した移動手段があるわけですが、これらはすべて笛吹市が委託なりして行っているもので、笛吹市頑張ってるなぁと感慨もひとしお。ひたすら歩くしか思いつかなかった時より、とても移動しやすくなっています。
 ただ、交通手段に選択肢があるのは嬉しいですが、それに伴いバス停に5つほどもバスの時刻表看板が並ぶ状況はいかがなものか?と、ちょっぴり思うことも…

ことばのミニ解説

 来月から、新たな紙幣が発行されます。紙幣のデザインの変更は2004年以来20年ぶりで、偽造防止の強化と、誰でも利用しやすいユニバーサルデザインの導入が目的です。
 その新たな紙幣に「3Dホログラム」が世界で初めてお札に採用されました。そこで今月は、「ホログラム」について解説します。
 新たに発行される紙幣は、「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家、渋沢栄一をデザインした一万円札。 日本で最初の女子留学生としてアメリカで学んだ津田梅子をデザインした五千円札。 破傷風の治療法を開発した細菌学者の北里(きたさと)柴三郎をデザインした千円札の3種類です。
 偽造防止の強化では、紙幣を斜めに傾けると肖像が立体的に動いて見える最先端の「3Dホログラム」技術を導入したほか、すかしは、肖像の背景に高精細な模様が施されました。
 「ホログラム」は、レーザーを使って立体画像を記録したモノを指し、ギリシア語の「完全」という意味の「Holos(ほろす)」と「情報」という意味の「Gram(ぐらむ)」を合成して作られた言葉です。七色に輝き光る特徴のホログラムは、簡単に製造ができない技術で、それゆえ現在ではプレミア商品や金券などの偽造防止に広く採用されています。
 このほか新紙幣には、ユニバーサルデザインとして、額面の数字を大きくしたり、指で触って紙幣が識別できるよう一万円札は左右中央に、五千円札は上下に、千円札は左下と右上に凹凸のある11本の斜線が入れ込まれています。
 ところで、旧紙幣ですが、日本銀行法により、すぐに使えなくなることはありません。銀行を利用すれば、旧紙幣を新紙幣に交換することも可能です。新札が発行されると「現在の紙幣は使えなくなるので新しい紙幣と交換しますよ」や、「発行開始日より前に特別に新紙幣をお渡ししますよ」と持ちかけて現金の手渡しや口座への振り込みを促す詐欺行為にはくれぐれも気を付けましょう。

うるおい俳句教室

中嶋 英子 選

埜村 和美
紫陽花の千の滴の大き鞠
「感想」あじさいは梅雨のころ、小花がたくさん集まった鞠のような花をつけます。この句、鞠というので西洋あじさいのほうかと思われますが、大きな鞠が雨を浴びて、小花の一つ一つが滴をつけているのです。千の滴がいいですね。花の色は、酸性の土だとブルー、アルカリ性だとピンクと聞きましたが、さまざまな色が咲いていてきれいです。上五の「や」を「の」にしてみました。
もう一句の「夏の雨モネの絵画の傘開き」は色彩が迫って来るのですが絵の中の傘なのか、自分の傘を開くのか解りにくい ので作り直してみてください。

小川 賢治
尾瀬の旅出来ないままに夏終わる
「感想」原句「すんなりと出来ないままに夏終わる」
原句だと見えてくるものが何もありません。例として有名な「夏の思い出」という歌に出てくる尾瀬を使いました。私も行きたい場所だからです。作者の願望と心情が表せると思いませんか。作者は現在気分がすぐれないようです。もう一句も「何もかも逆らうものや初夏の夜」ですからね。

石川 昭敏
鶯の声のトンネルつづきおり
「感想」原句「鶯の声のトンネル散歩する」
作者は川縁か公園の木立の中を歩いているのです。鶯が頭上や左右の木の枝で鳴き交わしていて、まるで声のトンネルの中を通っているようだと詠んでいます。目を凝らしても姿はなかなか見つけられません、声だけなのです。
もう一句の「雨蛙田んぼ仕舞いで声一つ」は、晩秋に雨蛙の唐突な鳴き声に驚かされることがよくあります。夏と秋の季語二つをどう扱うか、難しいところです。
もう一句、「シロツメが枯芝のなか点々と」は、こちらも季語が二つありますがよく見えている俳句です。「シロツメ」は「ツメクサ」のほうがまだいいのですが、例えば「クローバー枯芝のなか伸び始む」など、作り直してみてください。

相沢(あいざわ) 幸雄(ゆきお)
梅雨晴や古き傷跡ふと疼き
「感想」原句「梅雨晴や体調崩し古傷疼く」
辛い状態ですね。五七五の定型にしてみました。
もう一句、「酷暑と猛暑今年はこないでほしいと願う」、同感です。でも、このままだと普通の文章ですよね。工夫して俳句の定型に組み立ててみましょう。

7月は梅雨が明けて、本格的な暑さに見舞われます。そのなかからどんな俳句が生まれるか楽しみにしています。

覚えておきたい龍太の俳句 6月
福田甲子雄編著 「龍太俳句365日」より抜粋

かたつむり甲斐も信濃も雨の中
入梅は芒種から六日目に当たる。その年によって多少の違いはあるが平成二年は、今日が入梅。芒種とは、二十四節気の一つで、麦を収め、稲を植える季を示す。陰暦を使っていた昔、日本の気候に暦との差異が出て、農業の上で不便であった。そこで、太陽がその年の春分より翌年春分に至るまでを、二十四に分割して季節の推移を示したのが二十四節気である。一節の間は約十五日で「立」の字を四季の始めに置き、立春、立夏、立秋、立冬とし季節の移り変わりを表した。
かたつむりは種類が多く六百種以上あるという新聞記事を読んだことがある。同じように見えるかたつむりも、実は殻の模様や大きさ、住む場所によって種類が違っているのだ。入梅になり、いよいよかたつむりの活躍する季節。甲斐の国も今は梅雨の時、遥かに見える諏訪口も雨。信濃も同じ梅雨に入ってこれから暗い雨の日が続く。
(昭和47年作・句集『山の木』所収)

それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

 夏はまだ来ていないというのに、いつも季節を先取りしすぎの気温をたたき出す我が山梨県。暑さランキング上位にいるのが当たり前のようになってきましたが、まだまだ暑さに慣れていない体には厳しいですね。そんな時大事なのが水分補給です。水分補給にはいくつかの注意点があります。
「汗をかく前後で飲む」お出かけの前後、入浴の前後など汗をかく前と後に少量飲んでください。
「できるだけ常温で飲む」暑いときはキンキンに冷えた飲み物が飲みたくなりますが、水分補給としては常温のほうが体には優しいです。
「のどが渇いたと感じる前に補給する。」これはなかなか難しいことですが、飲んでから時間が空いていないか、ときどき思い出すようにしてみて下さい。むくみを気にして水分摂取を極端に控える方がいますが、実は逆効果。体が貴重な水分を蓄えようとしてしまい、かえってむくんでしまうそうですので適度に飲んで下さい。
 そしてお好きな方も多いアルコールですが、液体ではありますが残念ながら水分補給には向いていません。水分量に含めないでください。向いている飲み物としては水の他に麦茶があげられます。麦茶といえば山梨では砂糖を入れた甘い麦茶も昔から飲まれていたとか。この飲み方がよくされるのは山形、新潟、富山、長野、静岡、山梨、香川、沖縄だそうです。甘くすることで香ばしさが際立つのだとか。砂糖の入れすぎは良くないかもしれませんが、ほんのり甘い伝統的な優しい味わいで水分補給してみてはいかがでしょうか。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

6-1
『ある日、歌い手を拾ってみた。』
事務員(じむいん)(ジー) 著
4:00

内容:ある日、(とも)(や)の路上ライブにふと足をとめた(りょう)(すけ)は、一文無しになった友哉をしぶしぶ「拾い」、同居生活を始め…。動画投稿サイト黎明期から活躍するライブプロデューサーが描く、歌い手たちの葛藤と青春。
(音訳者 加賀美 綾子)

6-2
『天下無敵のご縁術』
櫻庭(さくらば) 露樹(つゆき) 著
4:38

内容:お金、健康、恋愛…。すべての幸せは「ご縁」で決まる! 開運マスターが、自身の実体験から得たことや運気の高い成功者たちとの付き合いからわかったこと、運気をアップさせてご縁をつかむ方法など、運とご縁の関係を伝える。
(音訳者 山下 百合子)

6-3
『愛、執着、人が死ぬ』
MIYAMU(ミヤム) 著
8:33

内容:あの日、遺書を残して先生は死んだ。僕の人生において、極めて稀で、最も危険な恋。アタロー、夏夜(かよ)先生(せんせい)(しい)(こ)。支配、逃避、希望、愛の果てに4人が見たものは-。
(音訳者 佐藤 美代)

6-4
『紫式部と源氏物語の謎』
源氏物語研究会 編
6:34

内容:わが国で生まれた、最古にして最高の人間ドラマ「源氏物語」。紫式部って実は2人いた? ヒロインの肖像はかぐや姫からの着想? 式部は藤原道長(ふじわらのみちなが)の愛人だった? 紫式部と「源氏物語」の謎に迫る。(はやし)(のぞむ)のインタビューも収録。
(音訳者 祢津 彩子)

6-5
『迷いながら揺れ動く女のこころ』
松村 (かつ)(まさ) 著
3:15

内容:“自由に趣味に生きてください”という言葉に惹かれ、(ゆう)(ま)と結婚した美代子(みよこ)。傍から見ると束縛のない理想の生活を送っているように見える彼女だが、何か満たされない日々で…。「揺れ動く女の「打算の行方」」のその後の物語。
(音訳者 深澤 ひろむ)

◎貸出おすすめデイジー図書

梅雨時に咲く、傘の花。そして、あちこちの庭先には紫陽花が色鮮やかに咲く頃です。今月のキーワードは、「花」です。

S6-1
髪結(かみゆい)百花(ひゃっか)
泉 ゆたか 著
6:22

内容:恋女房だった(うめ)を捨てて、夫龍之(りゅうの)(すけ)が走った相手は吉原の遊女だった。実家に戻った梅は、髪結いの母を手伝い、吉原に出入りするようになる。男と女の深い溝、母娘の複雑な関係。そして、吉原で生きざるを得ない女たちのやるせなさ。理不尽に抗いながらも吉原を舞台に逞しく生きようとする女たちの「女意気」に心打たれる。

S6-2
『花散る里の病棟』
(はは)(きぎ) 蓬生(ほうせい) 著
10:12

内容:大正の寄生虫、昭和の戦場、平成の高齢化、令和のコロナ禍…。九州で四代百年続く医師の家を舞台に、近現代日本の医療百年の歩みを描いた医療小説。

S6-3
『花になるらん』
玉岡 かおる 著
12:29

内容:京都の呉服商の娘みやびは、店に出たがる働き者。職人の技巧を駆使した織物を万博に出品し、日本が優れた芸術の国であることを世界に知らしめる。皇室御用達百貨店となった高島屋の繁栄の礎を築いた女性の軌跡を描く大河小説。

S6-4
夢幻(むげん)(ばな)
東野 圭吾 著
12:34

内容:独り暮らしの老人が殺された。遺体の第一発見者である孫娘の梨乃は祖父の死後、庭から消えた黄色い花のことが気にかかり、事件の真相と花の謎解明に向けて動き出す。

S6-5
『花園の迷宮』
山崎 洋子 著
7:47

内容:昭和初期、遊郭に売られてきた2人の少女を待っていたものとは。人間の欲望の凄まじさ、少女のけなげさが、余すところなく描かれる推理長編。第32回江戸川乱歩賞受賞作。

以上、他館複製図書です。

◎テキストデイジー図書

こちらは文字データを基に作られた図書です。再生には、合成音声読み上げ機能を利用するため、想定された読みとは異なる読み方をする場合があります。こちらの図書は、CDでのお貸出はできません。パソコン・リンクポケット・PTR3のオンラインサービスを使い、サピエ図書館から直接ダウンロードしてご利用ください。

6-1
『心臓に毛が生えている理由』
米原(よねはら) 万里(まり) 著

内容:日本人離れしたウィットやユーモア、歯に衣着せぬ毒舌で読者を笑わせ、裏切り、挑発しつづけた米原万里の最後のエッセイ集。対談なども収録。

6-2
『三匹のおっさん』
有川(ありかわ) (ひろ) 著

内容:還暦ぐらいでジジイの箱に蹴りこまれてたまるか! かつての悪ガキ3人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人・ノリ。その活躍はやがてキヨの孫・(ゆう)(き)やノリの愛娘・早苗(さなえ)にも影響を与え…。

6-3
『どこから行っても遠い町』
川上(かわかみ) 弘美(ひろみ) 著

内容:魚屋「(うお)(はる)」、小料理屋「ぶどう屋」…。東京の小さな商店街と、そこをゆきかう人びとの平穏な日々にある、あやうさと幸福。連作短編小説集。

6-4
『大村(さとし)博士(はくし)の一期一会 次代へつなぐ30の言葉』
大村 智 著、山梨日日新聞社 編

内容:2015年、ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智さんの歩みをたどるフルカラー完全保存版。折々に発せられた印象深い30の言葉を語録として収録するとともに、ノーベル賞受賞までを山梨日日新聞掲載記事から再現。

◎点字図書

6-1
『グレイスレス』
鈴木 涼美(すずみ) 著
全2巻

内容:ポルノ女優たちに化粧を施す仕事をしている「私」は、森の中に佇む邸宅で、祖母と静かに暮らす。アダルトビデオ業界に生きる女の倫理観とは…。「性と生」のあわいを繊細に描く。『文學界』掲載を書籍化。
(点訳者 坂本 みつ子)

6-2
『ここにあるはずだったんだけど』
佐々木 (あい) 著
全3巻

内容:推しの俳優が結婚発表。相手は元グラビアアイドルで、胸のサイズはEかF。Fという記号は推しとの大切な思い出なのに。Fの存在は無職Aカップの私を悩ませ…。「EあるいはF」など全4編を収録。『小説推理』掲載を書籍化。
(点訳者 井川 陽子)

6-3
『自分らしい死に方 禅僧がたどり着いた死の実相(じっそう)、生の極意』
藤原ふじわら) 東演(とうえん) 著
全3巻

内容:最大の不幸であり、恐怖である死。心と身体の苦痛、不安、悲しみ、悔恨…。これらを少しでも緩和し、安らかに死にたい。著者自身のそんな切なる要求から、死を探求した書。死と向き合い、どう自分らしく生き切るかを模索する。
(点訳者 河西 登茂子)

6-4
仁木(にき)悦子(えつこ) 子ども謎ときミステリー1 悪漢(あっかん)追跡せよ』
仁木 悦子 著
全3巻

内容:事件を解決するのは、子どもたち。大人顔負けの推理で真犯人を追いつめる、名作短編推理小説シリーズ。姉弟が大好きな、片方が悪漢役をする「悪漢追跡ごっこ」が現実となってしまい…。1は「悪漢追跡せよ」など全4編を収録。
(点訳者 点訳部(吉田))

6-5
『不屈 挫折をバネに飛ぶ男』
清水 邦広 著
全4巻

内容:日本の絶対的エースを襲った突然の大怪我、数々の試練。全治12ケ月の絶望から男はいかにして甦ったのか。男子バレーの低迷から躍進までをつないだレジェンドの自伝。福澤達哉との対談も収録。
(点訳者 点訳部(吉田))

6-6
『みぎがわ』
ゆきはる 著
全4巻

内容:「普通がいちばん」をモットーに生きてきた高校3年生の智也(ともや)は、通学路の土手でギターを手に歌うリカに出会った。リカの歌は、もっと多くの人に聴かれるべきだ。彼女のために力を尽くす智也だったが…。
(点訳者 外川 貴代子)

6-7
『むかしむかしあるところに、死体があってもめでたしめでたし。』
青柳 碧人(あいと) 著
全5巻

内容:兄に関する悪夢を見た陰陽師の桃花(ももか)が兄のもとに向かうと、兄は殺人容疑をかけられていた。殺害現場には耳なし芳一が倒れていて…。日本の昔ばなしをミステリで読み解く作品集、第3弾。『小説推理』掲載を単行本化。
(点訳者 深沢 弘子)

6-8
落日(らくじつ)の向こう』
不二(ふじ) (ひさし) 著
全4巻

内容:子どもたちだけは生き延びさせねば-。昭和20年、日本が最も悲惨な時代。自身の体験をもとに、非常時の母と子の姿を、疎開生活を通して描いた戦災・終戦ドラマ。
(点訳者 出口 京子)

つづいて、「厚生労働省委託」点字図書です。

6-9
『あしたのあたしはあたらしいあたし』
石津(いしづ ちひろ 詩
全1巻

内容:表題作である「あした」をはじめ、アナグラムや早口言葉など思わず口に出して読みたくなる詩や、ときにナイーブにうたった詩など、全28編を収録。絵本作家・翻訳家としても知られる石津ちひろの第一詩集。

6-10
『ウイルスって何だろう どこから来るのか?』
青野 由利(ゆり) 著
全1巻

内容:生物と無生物の間にあるような存在ウイルス。その構造や特徴を解説するほか、世界中を混乱に陥れた新型コロナウイルスをはじめ、インフルエンザや天然痘などの事例を紹介する。ウイルスの構造などの触図も掲載。

6-11
『ちょっとこわいメモ』
北野 勇作 著
全1巻

内容:ぬいぐるみのクマ、学校のプール、空き地で見つけたテレビ、そして、暗い路地の奥…。こわがりなぼくが見た、ちょっとこわいもののメモ。こわくてふしぎでおもしろい4つのお話を収録する。

6-12
『命を救う心を救う 途上国医療に人生をかける小児外科医「ジャパンハート」吉岡秀人(ひでと)
ふじもと みさと 文
全1巻

内容:貧しさのため子どもの死亡率がきわめて高い国・ミャンマーで、25年にわたり無償で医療を提供している小児科医の吉岡秀人さん。医療どころか電気も水も不十分な国で、患者さんの命と心を救うため奮闘する姿を伝えるノンフィクション。

6-13
『おもしろい石と人の物語』
大平おおひら) 悠麻(ゆうま) 著
全3巻

内容:エジプト王も愛したラピスラズリ、ミケランジェロが聴いた大理石の声、地球温暖化を食い止める鉱物…。現役の高校理科教師が綴った、高校生にも、そして大人にも面白い鉱物にまつわる様々な話。

6-14
『レッド・フォックス カナダの森のキツネ物語』
チャールズ・G・D・ロバーツ 著
全3巻

内容:カナダ東部の荒野で生まれたレッド・フォックスは、勇敢さ・体力・知力すべてが優れた子ギツネだった。やがて父となり、家族を守るため様々な困難に立ち向かい生き抜いていく。シートンとともに、写実的な動物物語の創始者とされるロバーツが、大自然を生き生きと描いた長編。

以上、「厚生労働省委託」点字図書でした。
つづいて、寄贈された点字図書です。

6-15
『まんじゅうこわい てんじつきさわるえほん』
落語ユニバーサルデザイン化推進協会 作、多屋(たや) 光孫(みつひろ) 絵
全1巻

内容:「こわいものなんてない」という男がいた。みんなはその男をなんとかこわがらせようとするが…? 落語「まんじゅうこわい」をさわりながら読む点字絵本。読み聞かせと解説、3DデータのQRコード付き。

以上、寄贈点字図書でした。

◎点字雑誌

『コミュニカ 2024年春 No.68』
全国盲ろう者協会 寄贈
1冊

『点字・拡大文字番組表 2024年度前期版
(4月1日~9月29日)』
ニッポン放送 寄贈
1冊

『月刊東洋療法 2024年6月』
全日本鍼灸マッサージ師会
1冊

『かけはし 第440号 令和6年5月』
神奈川県ライトセンター 寄贈
1冊

『信仰 2024年5月号』
盲人伝道協議会 寄贈
1冊

『点字こうめい 2024年5月 No.88』
公明党 寄贈
1冊

◎貸出おすすめデイジー雑誌

『NHKきょうの健康 6月号』
NHK出版 
1枚

今月のおすすめ雑誌は「NHKきょうの健康 6月号」です。収録時間はおよそ8時間です。健康に関する各分野の専門家によるわかりやすい解説が人気の雑誌です。今月号は「加齢性難聴 最新技術でここまで改善 聴こえをセルフチェック」「進歩する補聴器の最新情報」「一生痛まないひざをめざせ 痛みを避ける3原則」「みんな知りたい夏の高血圧対策」など役立つ情報が満載です。聴いて元気に過ごしましょう。リクエストお待ちしております。

≪用具部からのお知らせ≫

携帯型デイジー再生機「プレクストーク リンクポケット」について、シナノケンシ株式会社からお知らせがありました。
サピエを運営している「全国視覚障害者情報提供施設協会((ぜん)(し)情協(じょうきょう))」が来年2025年2月~3月に予定しているサピエのシステム変更にともない、サピエ側がリンクポケットからの通信を受け付けなくなります。そのため、来年4月以降、リンクポケットによる、ネット閲覧室の利用、図書や雑誌の検索、試し読み、データダウンロードができなくなります。
現在リンクポケットを使ってサピエ図書館に直接アクセスし、図書の検索・データのダウンロ―ドなど行っている方はご注意ください。
なお、システム変更後も、直接ダウンロードはできなくなりますが、リンクポケットを使って録音図書の利用は可能です。
(1)パソコンやPTR3で図書検索し、SDカードにダウンロードしたあと、リンクポケットで聴く。
(2)点字図書館からCDを借り、付属のCDドライブを使ってデータをSDカードにバックアップして聴く。
(3)SDカードや内蔵メモリに入っているデイジー図書や音楽は、これまで通り再生可能。
以上です。
今後のリンクポケットの使い方、録音図書を利用する方法などについては、「プレクストークお問い合わせ窓口 電話050-5804-1177」にてお問い合わせいただけます。
なお、卓上型の「プレクストーク PTR3」は、2022年12月1日公開のファームウェアバージョン1.16.00にて対応していますので、これまで通りサピエ含め全機能が利用可能です。ただし、以前のバージョンのままでお使いの方は、バージョンアップが必要です。ネットワークをご利用の際、バージョンアップが可能な場合は、ネットワークバージョンアップが案内されます。案内に従って、操作をしてください。

お問い合わせは、電話055-223-1113(貸出・用具専用電話)まで、お願いいたします。