新着情報

広報誌「うるおい」第410号 2024年5月20日発行

ライトハウスから

ゴールデンウィークが終わり、環境の変化によって起こる心身の不調を「五月病」というそうですが、みなさんは大丈夫でしょうか?寒暖差も大きいこの時期、体調管理には気を付けましょう。
さて、早いもので新年度がスタートし1カ月が過ぎました。4月11日は花形幹雄前理事長の七回忌ということで、情報文化センターの職員もお墓参りに行き、近況を報告してきました。
当館発行のオリジナル雑誌「山梨ジャーナル」4月号では、編集委員の方々が生前を偲び対談していましたが、次号以降もゆかりのある方々に故人との思い出を語っていただく機会があるそうです。
懐かしい思い出をみなさんと一緒に共有できればと思います。 

六十余年福祉の道を一筋に
    夢を追いつつ早八十路坂

これは、生前に故人が作った作品です。福祉に対する熱い思いが感じられます。故人の志を受け継ぎ、職員一同より一層精進して参ります。

続いて、みーきのお料理コーナーです。

5月号レシピ

以前私の中では、「主役級の食材と脇役の食材」と、区別しているところがありました。でも脇役だと思っていた食材が立派な主役になっているレシピを見つけ、どんな食材も主役にするのは、作り手のアイデア次第だと気が付きました。 
その一つ、脇役の厚揚げを主役にしたレシピを紹介します。

厚揚げの南蛮漬け(2人分)

【材料】
厚揚げ1枚
ピーマン1/2個
にんじん20g
玉ねぎ1/4個
片栗粉大さじ1
大さじ1
A
砂糖大さじ1
しょうゆ大さじ1
大さじ1
七味唐辛子適量

♢作り方
①ピーマン・にんじん・玉ねぎは薄切りにする。
②厚揚げは水で湿らせたキッチンペーパーで包み、耐熱皿にのせレンジ600Wで5分加熱する。粗熱が取れたら厚みを半分にし、それぞれ4等分にし、片栗粉を全体にまぶす。
③ボウルにAを混ぜ合わせておく。
➃フライパンに油を中火で熱し、②をこんがりと両面焼く。
⑤④を保存容器に移し、①をのせ、その上から③をかける。
⑥表面にラップを押し当てた状態で、冷蔵庫に1時間以上漬けこむ。

山視福協から

峡南支部 大窪 誠

 こんにちは。峡南支部の大窪です。
ガーデニングを始めて2年目になりました。
 3月後半にはジンチョウゲの芳香が漂いはじめ春の到来を知り、初夏のクチナシ、晩秋のキンモクセイなど、古くから3大香木と呼ばれ愛されてきた香木の魅力に取り付かれ、今や芳香がかおる庭作りを目指して楽しんでおります。
 去年の夏の猛暑で枯らしてしまったライラックも良い香りでしたが、アメリカ先住民のインディアンがお焚上げに使用されているとされるホワイトセージはちょっと臭かったですね。
 当初は、花なんて日光が当たるところで水を絶やさなければ良いのだろうと浅はかな考えで取り組み始めましたが、ところがどっこい水をあげ過ぎてもダメ、陽に当てすぎてもダメなんだと言うことを思い知らされました。
 視覚障害故に日常管理の難しさもあります。地植えにしてしまうと雑草と識別不能になって草取りが困難になってしまうので鉢植えにするなど、また咲き終わった花を摘まないと種作りにパワーを消費されて花付きが悪くなってしまう俗に言う「花がら摘みは見て見ぬふりと言うか見えてませんので無視することにしました。「ははは。」
 山梨は夏の酷暑、冬の霜など植物の特性を知らないと悲しい結末を迎えてしまうことも学びました。まさかアロエが霜にあたるとフニャフニャになって枯れてしまうなんて。
 ついこの間、送料調整のために買い足した名前だけ知っていたフリージアが開花しているとの家族の報告があり、鉢を持ち上げた瞬間にふわっと香ったフリージアの予期せぬ香水のような芳香に驚かされました。
 昨年に植えたラヴェンダーも大きく成長し、1年中落葉せずに葉にふれるとラヴェンダーの良い香りを漂わせています。昨年の秋には刺し芽に挑戦して株を増やすことにも成功しましたし、新たな品種も迎え入れて見たのですが香りが微妙に違うんですよね。他品種はどんなだろうと興味が尽きません。
 バラにもダメもとで挑戦してみましたがバラは危険です。品種にもよりますがトゲが針のように鋭く、グサっと深く刺さります。うっかり手が触れてしまったり、服を引っかけてしまったり、トゲがあるので枝と枝が絡まりやすく、視覚障害者が絡まってしまった枝を外すのは根気が必要です。何度も痛い思いをしてホント懲りましたので、今は香りの良いとされるミニバラに挑戦していますが、意外となんとかいけそうな気配です。おっといけない、長文になってしまって申し訳ございません。ミニバラについてはまたの機会がございましたらご報告させて頂きたいと思います。今回はこれまでに。

ことばのミニ解説

 最大で震度7を観測した能登半島地震の発生から4か月が経ちました。それ以来、日本各地では地震が続いています。そこで、今月は、マグニチュードと震度の違いについて解説します。
 マグニチュードとは「地震そのものの規模」のことです。上限となる数値はありませんが、世界でもっとも大きなマグニチュードを観測したのは1960年5月に発生した「チリ地震」はマグニチュード9.5。日本で発生した地震の最大マグニチュードは9.0で、3.11地震として知られる「東日本大震災」で観測されています。 マグニチュードは大きさが1増えるとエネルギーが32倍になるため、8クラスは6クラスの地震の約1,000回分のエネルギーをもつことになります。
 一方、震度とは「その場所で起こる揺れの強さ」のことです。同じ地震でも、震源からの距離や地盤の揺れやすさなどによって揺れの大きさが変わります。 また震度の階級は、日本では「0〜7」で決められています。震度5と6は「弱」と「強」の2段階にわけられているため、震度は全部で10段階です。以前は気象庁職員の体感や周囲の状況から震度を測定していましたが、平成8年(1996年)4月からは「計測震度計」で自動的に観測されています。
 震度0は揺れを感じず、震度1〜2は屋内にいる人のみが揺れを感じます。屋外にいる人でも揺れを感じるようになるのは震度3からで、震度5弱からは大半の人が恐怖を感じます。震度6弱からは立っているのが困難になり、震度6強〜7は揺れにより吹き飛ばされてしまうこともあるそうです。
 能登半島地震では、「マグニチュード7.6」「最大震度7」の大地震でした。今でも多くの方が自宅に戻れずにいます。被災者の生活再建に向けた環境整備をいかに進められるかが引き続き課題となっています。

うるおい俳句教室

中嶋 英子 選

埜村 和美
文を読む手摘み新茶をふくみつつ
「感想」原句「小包みに手摘み新茶と友の文」
お茶が「手摘み」であること、手紙が添えられていること、嬉しいことですよね。原句だと切れもなく、ただの報告文で終わっていますが、そういうことをアップして助詞を減らせばさらに俳句らしくなるように思います。

語り合ふ新樹の陰の停留所
「感想」「語り合う」というのですから、往きではなく帰着した停留所の情景。近くに住みながらしばらくぶりの人と会ったのでしょうか。病院のこと、スーパーのこと、家族のこと、共通の知人のこと、家庭菜園の状況など、話題は尽きません。午後の停留所は、新緑の街路樹が程よく陰をつくり、心地よい風が吹いていることでしょう。埜村さんは旧仮名遣いでつくっているので、「語り合う」を「語り合ふ」にしました。

小川 賢治
思い出の湖畔に立って夏の朝
「感想」作者は夏の朝の湖畔に立っているのです。湖面を眺めていると、過ぎた日の情景が浮かんでくるのではないでしょうか。ロマンチックな思い出かもしれません。「夏の朝」が清々しい季語で良いです。

石川 昭敏
遅霜のラジオをきいて種を蒔く
「感想」全国的に八十八夜前後、苗代に籾がまかれるようです。これが歳時記に書いてある種蒔きです。ほかのものは「花種蒔く」とか「物種蒔く」とか「牛蒡蒔く」とかいう季語があります。このころの気候は特に農家にとっては気がかりなことです。

相沢 幸雄(ゆきお)
五月晴れただ鳥声を聴いており
「感想」原句「五月晴れ春告げ鳥の声がさえずる」
五月は一年でいちばん美しい季節と言われています。さまざまな花が咲き、草木の緑もきらめき、どこやら香しく、風も心地よい。作者も私も俳句にしたいがお手上げ状態になってしまいます。

6月は梅雨の季節にはいります。梅雨の句を作ってみましょう!

覚えておきたい龍太の俳句 5月
福田甲子雄編著 「龍太俳句365日」より抜粋

渓川の身を揺りて夏来たるなり
子供の日が終わると連休も終わり、いよいよ夏の光が身近になってくる。ういういしいなかに颯爽としたものが感じられる句だ。渓川にそそぐ太陽の輝きも直線で水底までとどく。山間を流れる川の飛沫が、あたりの岩を黒々濡らし苔が青さを取りもどす。(中略)そうした夏の歓喜の様子が、「身を揺りて」の表現に一切込められている。まさに立夏の季節のまぶしい輝き。(以下略)
(昭和29年作 句集『童眸』所収)

それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

 毎年5月になると必ず話題になる五月病。新年度になって変化した生活環境になじめなかったり、ストレスがたまってしまったりという方に出てくる症状で、「なんだかやる気が出ない」「疲れやすい」「食欲がない」「よく眠れない」など多くの不調となって現れます。気遣いのできる完璧主義の方がなりやすいとか。
 心の健康に関する様々な情報を提供する厚生労働省のサイト「こころの耳」によると、五月病は正式な名称ではなく、医学的には「適応障害」「抑うつ状態」などの病気と関係があることが多いそうです。そしてストレスの対応策として3つのことが挙げられています。
「親しい人たちと交流する」
 友人や知人と話をすることで、不安やイライラした気持ちが整理されて、自ずと解決策がみえたり、アドバイスがもらえたりします。
「笑う」
 笑いによって、自律神経のバランスを整えたり、免疫力を正常化させたりする効果もあります。日常生活に笑いをとりいれましょう。
「仕事から離れた趣味を持つ」
 自分の好きなことができる時間を大切にしましょう。仕事から解放されているという実感が、仕事への意欲も高めます。趣味を介した、仕事とは関係のない人々との交流は、新たな人間関係を生み、生活の幅を広げます。
 以上3つ紹介されていましたが、趣味のひとつとしてぜひ「読書」をおすすめしたいです。きっと心惹かれる世界があなたを待っています。自分にあったストレス解消方法を見つけて生き生きと過ごしていきたいですね。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

5-1
『これはちゃうか』
加納(かのう) 愛子 著
3:30

内容:イトコという存在の不思議について、バズり記事を書きたい私は…。「イトコ」など全6篇を収録した、お笑いコンビ「(エー)マッソ」加納愛子の初の小説集。『文藝』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。
(音訳者 斉藤 綾子)

5-2
『50歳から輝く女性の生き方』
(あな)(ぐち) 恵子 著
3:38

内容:50歳からは「大好きな自分」のために生きよう! 「ライフスタイルの選択」「過去をちゃんと清算する」など、愛に満たされた毎日を取り戻す“気づき”を紹介する。各章末に「ふり返り質問」も掲載。
(音訳者 坂本 啓子)

5-3
『「振り回されない」女は人生をとことん楽しめる』
有川(ありかわ) 真由美 著
4:40

内容:上司、家族、友人など、自分を振り回してくる人とどうやってつき合えばいいのか。振り回されている状態にある人は“自分軸”をもつ必要がある-。人間関係のモヤモヤが消える“自分軸”をもつための具体的な方法を伝える。
(音訳者 川手 京子)

5-4
『70代でも老けない人がしている脳にいい習慣』
(たき) 靖之(やすゆき) 著
3:29

内容:脳の健康にいい運動3つのポイント、主食はお米を選んだ方がベター、楽器の演奏が脳をとことん刺激する、脳にいいのはバーチャルよりもリアル…。16万人の脳画像を見てきた脳医学者が、脳の老化を防ぐ生活習慣を紹介する。
(音訳者 佐藤 久美子)

5-5
『君のために鐘は鳴る』
(おう) (げん) 著
7:53

内容:デジタル・デトックスのために孤島にやってきたメンバーが次々に死を遂げる。偶然居合わせたミステリ作家がそのすべてを目撃するのだが、なぜかメンバーたちの眼には彼の姿が映らないらしく…。
(音訳者 祢津 彩子)

5-6
『九十歳 わたしの暮らしかた』
曽野 綾子 著
4:33

内容:年をとってわかったこと。コロナ禍にあっても人生は変わらない、いつまでも「勤労奉仕」をする、手抜き料理を定着させる、人に知られない部分こそ整えて置く…。曽野綾子が「残り時間」の過ごし方を説く。
(音訳者 窪田 ますみ)

つづいて、「厚生労働省委託」デイジー図書です。

5-7
『知っておきたい爪の知識と病気』
 禹彦(のぶひこ) 著
7:04

内容:陥入(かんにゅう)(そう)や巻き爪、(つめ)白癬(はくせん)(そう)(こう)剥離症(はくりしょう)など、爪の様々な病気を取り上げ、その原因や治療法をイラストや写真を使ってわかりやすく解説。爪の役割や正しい切り方、全身的な影響による爪の変化などにも触れる。

5-8
『ダニが刺したら穴2つは本当か?』
島野 智之(さとし) 著
4:31

内容:四季折々のダニとの出会い、そして別れ…。人に危害を加えるダニ、森の中で分解者として暮らす人に無害なダニなど、世界に5万種いるダニの多様性を紹介。

以上、「厚生労働省委託」デイジー図書でした。
つづいて「NHK厚生文化事業団」寄贈デイジー図書です。

5-9
『江戸の海(ラジオ文芸館)』
白石 一郎 著
0:42

内容:無役(むやく)御家人(ごけにん)的場(まとば)金八郎(きんぱちろう)は、江戸深川の洲崎(すさき)の浜で釣り好きのおさえと知り合いになる。今度は沖釣りをしたいというおさえ。五日後、金八郎と釣り場の顔なじみの岩蔵(いわぞう)がいつもの磯場にいると、1(そう)屋根(やね)(ぶね)が現れる。

5-10
『光陰(ラジオ文芸館)』
田丸(たまる) 雅智(まさとも) 著
0:42

内容:病気になったという父に呼び出された三きょうだいは、実家のある廿日市(はつかいち)に向かう。父は彼らに、因島(いんのしま)の職人に“(こう)(いん)”を作ってもらいたいと依頼する。完成した3本の光陰をきっかけに、ぎくしゃくしていた家族関係に変化が訪れる。

5-11
七分(ななふん)二十四秒めへ(ラジオ文芸館)』
朝井(あさい) リョウ 著
0:42

内容:派遣社員の事務として働く依里子(よりこ)。先輩に続き、自分も雇用を切られることに。次の派遣先も決まらず、先の見えない日々・・・。依里子が救いを求めるようになった存在とは。

5-12
琥珀(こはく)のひと(FMシアター)』
新井 まさみ 作
0:52

内容:栃木県日光の山奥でメープルシロップ作りをしている老人の元に、東京から20代の大学生がやってくる。老人は、戦争の体験、東日本大震災後の放射能で一変した暮らし、人生で出会ってきた人達の思い出を語りはじめる。

5-13
『手を振る仕事(FMシアター)』
足立 (さとる) 作
0:52

内容:小さい頃から車掌になりたかった佐藤。今は駅の隣にあるアパートの一室で、電車の乗客に向かって笑顔で手を振る仕事をしている。自分が必要とされている人間なのか戸惑い悩む佐藤は、彼と同じく夢のために上京して来た由美と知り合い…。「第49回創作ラジオドラマ大賞」受賞脚本のオーディオドラマ化。

5-14
半七(はんしち)捕物帳3(新日曜名作座)』
岡本 綺堂(きどう) 原作
3:03

内容:大衆文芸の古典と賞される畢生(ひっせい)の傑作シリーズ「半七捕物帳」第3弾!江戸の名探偵半七の活躍を現代に蘇らせる。「(おに)(むすめ)」「(ばけ)銀杏(いちょう)」「二人(ににん)女房(にょうぼう)」ほか6作品を、西田敏行と竹下景子でオーディオドラマ化。

5-15
『銭形平次捕物控(新日曜名作座)』
野村 胡堂(こどう) 原作
3:01

内容:西田敏行と竹下景子、当代の名優二人による「語り」の妙技でおくるオーディオドラマ「銭形平次捕物控」。「死相(しそう)(おんな)」「吹矢(ふきや)(べに)」「(きん)(ちゃく)(き)りの(むすめ)」ほか、6作品収録。

5-16
『常識のない喫茶店(青春アドベンチャー)』
僕のマリ 原作
1:16

内容:駅前から続く商店街の先にある、喫茶アジール。この喫茶店のドアにアルバイト募集の張り紙があることに気が付いたのは求人誌を買って帰る道すがらのこと。ここでなら私も働くことができるのだろうか。この常識のない喫茶店でなら。

5-17
『第58回NHK障害福祉賞入選作品集』
3:59

内容:「2023年度第58回NHK障害福祉賞」の入選作品集。最優秀「生きる選択」ほか、9作品を収録。

以上、「NHK厚生文化事業団」寄贈デイジー図書でした。

◎貸出おすすめデイジー図書

S5-1
『白衣の嘘』
長岡 弘樹 著
5:22

内容:あの先生、嘘をついているかもしれない。主治医と患者、研修医と指導医…そこには悲哀にみちた人間ドラマがある。予想外の謎を駆使して人間の本性を鮮やかにあぶり出した、傑作ミステリー集。

S5-2
『闇に香る嘘』
下村 敦史 著
12:24

内容:69歳の全盲の男性は、娘から腎不全の孫娘に腎臓を移植して欲しいと頼まれる。だが、自分の腎臓は移植に適さないことが分かり、岩手の実家に住む兄に移植を頼むも頑なに断られる。もしや、27年間兄だと信じていた男は偽物なのか。誰の言葉を信じれば良いのか分からない葛藤を抱えながら、男性は真相を追う。第60回江戸川乱歩賞受賞。

S5-3
『長寿の嘘』
柴田 博 著
10:21

内容:「コレステロールは低いほうがいい」「魚は良くて肉はダメ」「BMI22が理想的」は、全部嘘!? 間違いだらけの長寿・健康学にメスを入れ、真のエビデンスに基づいた「長生きの新常識」を紹介する。

S5-4
『嘘つきジェンガ』
辻村 深月 著
7:15

内容:見栄、不安…。ほんの出来心から積み上げてしまった嘘。一線を越えたら、もう戻れない。騙す側、騙される側、それぞれの心理を巧みに描く小説集。

S5-5
『うそつき光秀』
赤堀 さとる 著
6:13

内容:大志を抱いた天涯孤独の青年・十兵衛は、出自を偽り、武家と宮中の礼法に通じた「明智光秀」という武士として振る舞う道を選ぶ。己の夢をかなえるために。塗り固められたうそは、「真実」へと変わるのか。

以上、他館複製図書です。

◎テキストデイジー図書

こちらは文字データを基に作られた図書です。再生には、合成音声読み上げ機能を利用するため、想定された読みとは異なる読み方をする場合があります。こちらの図書は、CDでのお貸出はできません。パソコン・リンクポケット・PTR3のオンラインサービスを使い、サピエ図書館から直接ダウンロードしてご利用ください。

5-1
『やさしさにつつまれる小さな物語』
「小さな親切」運動本部 編

内容:ページをめくるたび胸に溢れてくる、ふだん言えない感謝の想い…。「「小さな親切」はがきキャンペーン」に寄せられた、「親切にしてもらった」「親切を届けた」体験のうち、110篇を収載。

5-2
『山本美香が伝えたかったこと』
山本 美香 著 ジャパンプレス、山梨日日新聞社 編

内容:正義と正義がぶつかっていても、その周辺にいる人たちには、生活があって、命がある。それを奪う正義って一体なんだろう。女性ジャーナリストが紛争地や被災地へ足を運び、伝えたかったこととは何か。山梨日日新聞紙上の寄稿・取材・インタビューを集成し、故・山本美香さんのまなざしを辿る。

5-3
『女はいつも四十雀(しじゅうから)
林 真理子 著

内容:40代は女としての黄金期だった…。40代女性の日常の出来事を、歯に衣着せず、愛情をこめて綴ったエッセイ集。

5-4
『ほんとうの定年後』
坂本 貴志 著

内容:人生100年時代と言われる現代において、定年後の人々をとりまく環境は大きく変わっている。家計の収入や支出、仕事内容などに関する様々なデータと、7人の事例を通して、定年後の仕事の実態を明らかにする。

◎点字図書

5-1
『エレファントヘッド』
白井(しらい) 智之(ともゆき) 著
全7巻

内容:精神科医の象山(きさやま)は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、小さな亀裂から崩壊してしまうことを-。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていき…。多重解決ミステリ。
(点訳者 奥本 和代)

5-2
『コロナの夜明け』
岡田 (はる)(え) 著
全6巻

内容:感染症研究者の(あおい)は、連日メディアに出演し、正しい感染症対策を訴え続ける。しかし、感染者数は爆発的に増えていき…。メディアで感染症対策を訴え続けた著者が書き下ろした、臨場感あふれる群像小説。
(点訳者 赤松 貞子)

5-3
『大学で何を学ぶか』
永守(ながもり) 重信(しげのぶ) 著
全3巻

内容:これからは真の実力主義の時代がやってくる。カリスマ経営者が、どんな観点で大学を選ぶべきか、大学でどのようなことを学べばいいかを述べるとともに、社会で活躍するために必要なもの、これからの時代の生き方について語る。
(点訳者 佐藤 しづ)

5-4
『帝国ホテル建築物語』
植松 三十里(みどり) 著
全5巻

内容:世界的建築家ライトの飽くなきこだわり、経営陣の追及、関東大震災…。1923年(大正12年)に完成した帝国ホテル旧本館「ライト館」の建築にかけた男たちの熱い闘いを描いた長編小説。
(点訳者 矢崎 政明)

5-5
『なんかいやな感じ』
武田 砂鉄(さてつ) 著
全4巻

内容:遠くで起きていたこと。近くで起きたこと。その記憶を重ねて、「社会」を語るためにも、まずは「感じ」を考えてみようと思った…。自身の記憶を重ね、この社会を漠然と覆う感覚を語るエッセイ。『群像』連載を書籍化。
(点訳者 仲田 ルリ子)

5-6
『僕らはまだ旅の途中』
NIRU(ニル) 著
全2巻

内容:もっともっとゲームを上手くなりたいんだ-。人力チート、神プレイの原点とは。ストリーマーNIRUが、ゲーム配信では語られない、幼少期や学校時代のエピソード、社会人の日々、普段の生活までを公開する。
(点訳者 野村 三枝子)

5-7
『メナハウス・ホテルの殺人』
エリカ・ルース・ノイバウアー 著
全7巻

内容:叔母の付き添いでカイロのメナハウス・ホテルに滞在していたジェーン。だが客室で若い女性客が殺され、第一発見者のジェーンは地元警察から疑われてしまう。真犯人を見つけようと奔走するが、さらに死体が増えて…。
(点訳者 青柳 輝美)

つづいて、「厚生労働省委託」点字図書です。

5-8
『つながりが命を守る福祉防災のはなし』
野村 恭代(やすよ) 著
全2巻

内容:福祉と防災をつなぎ合わせ、日常の生活から災害などの発生による非日常の場面まで、全ての人に共通する幸せや豊かさを基調とした「福祉防災」を考える。

5-9
『特別支援学校高等部学習指導要領 平成31年2月告示』
文部科学省 著
全7巻

内容:平成31年2月に告示された特別支援学校高等部学習指導要領の全文を収録。

5-10
『公職選挙法施行令抜粋(第三十九条点字投票) / 障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律 / 障害者の権利に関する条約についての第1回政府報告に関する総括所見(仮訳(かりやく))』
全1巻

内容:令和4年5月25日公布の「障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律」など、全3法令を収録。

以上、「厚生労働省委託」点字図書でした。
つづいて、寄贈点字図書です。

5-11
『いつもと違うごはんのお供』
すこやか食生活協会制作、稲田(いなだ) 俊輔 監修
全1巻

内容:ごはんは日本型食生活の中心で、どんな料理とも相性が良く、栄養バランスもとりやすいメリットがあります。定番とは少し違った手軽に作れて、ごはんがすすむごはんのお供8品を紹介します。

5-12
『犯罪被害者の方々へ 令和6年3月』
検察庁 編
全1巻

内容:被害者支援のための一般的制度や、捜査や公判段階での被害者支援など、犯罪被害者に対して検察庁で行っている保護と支援について解説する。音声コード付きの墨字版別冊付き。

以上、寄贈点字図書でした。

◎デイジー雑誌

『声の広報 厚生第288号 2024年3・4月』
厚生労働省 委託
1枚

◎一般CD雑誌

『盲導犬くらぶ 114号』
日本盲導犬協会 寄贈
2枚

◎点字雑誌

『点字 厚生 第302号 令和6年3月20日発行』
厚生労働省 委託
1冊

『盲導犬情報 第32号 2024年3月』
全国盲導犬施設連合会 寄贈
1冊

『月刊 東洋療法 360号 令和6年5月』
全日本鍼灸マッサージ師会 寄贈
1冊

『ワールド・ナウ第60号 行動する世界の視覚障害者たち』
厚生労働省 委託
1冊

『点字毎日 2023年度 第32回はり師、きゅう師国家試験問題』
毎日新聞社
2冊

『令和3年 社会福祉施設等調査の概況』
厚生労働省 委託
2冊

『知っておきたい食品の表示 令和5年3月版』
厚生労働省 委託
1冊

『信仰 2024年3月、4月』
盲人伝道協議会 寄贈
各1冊

◎貸出おすすめデイジー雑誌

『初心者でもわかるアイフォン入門 第1回~第40回』
社会福祉法人岐阜アソシア
1枚

今月のおすすめ雑誌は、「初心者でもわかるアイフォン入門」です。社会福祉法人岐阜アソシアが毎月発行している雑誌「サウンドパーク心」の大人気コーナーをまとめたもので、4月に最新版が出来上がりました。1枚のCDに第1回から第40回までがまとめて入っています。アイフォンをお使いの方にも興味がある方にもおすすめです。リクエストお待ちしております。

用具部から

先月と今月の2回に分けて、給付制度を利用した、白杖と日常生活用具の購入方法について紹介しています。
今月は、日常生活用具の購入について、基本的な申請方法や注意点などをご説明します。

1 日常生活用具とは
障がい者が日常生活を送る上で、その障害を軽減し、自立した生活を支援・実現するための、安全かつ容易に使用でき、実用性がある品物のことです。
現在給付対象になっている主な用具は、デイジー図書録音・再生機「プレクストーク」、触読または音声式の時計、拡大読書器、点字器、音声体温計、音声体重計などです。この給付制度を利用すると、対象となっているこれらの用具を、自治体の給付を受けて購入することができます。

2 給付申請する際の注意点
(1)障害者手帳の等級
 視覚障害1・2級の方が主な対象となります。1・2級以外の方でも、点字器・拡大読書器については、ほとんどの地域で申請が可能です。
(2)等級以外の条件がある場合も
 一部の用具について、市町村によっては、「視覚障害者のみの世帯であること」や「視覚以外の障害(聴覚・手指の触覚障害)があること」などを付している場合があります。
(3)耐用年数
 同じ種類の用具給付を受けていた場合、耐用年数が経過していなければ再度申請ができません。主な耐用年数の例として、プレクストークが6年、時計が10年などです。
(4)自己負担金・超過負担金
 「自己負担金」は、市町村の判断により算出される申請者の負担金額です。原則1割程度とされています。
また、各品目の給付金額には上限があり、用具の価格が上限を超えている場合、その差額分は「超過負担金」としてすべて申請者の負担となります。そのため、場合によっては「自己負担金」と「超過負担金」の両方が発生する場合もあります。

3 日常生活用具の給付申請をするには
申請したい用具が決まったら、山梨ライトハウスの用具担当までご連絡ください。見積とカタログをご自宅へ郵送します。
見積とカタログが届きましたら、お住いの市町村福祉課窓口に行き、申請手続きをしてください。
申請する際に必要なものは、以下の通りです。
(1)品物の見積とカタログ(山梨ライトハウスで作成)
(2)障害者手帳
(3)印鑑

4 申請してから用具を受け取るまで
(1)申請してから1週間~10日ほどたつと、自治体からご自宅宛てに「決定通知書」「日常生活用具給付券」などが郵送で届きます。用具を受け取る際に必要な書類ですので、なくさないように大切に保管しておいてください。
(2)山梨ライトハウスからご連絡しますので、用具の受け取り方法や給付券の提出方法、負担金のお支払い方法についてご確認ください。その後、通常1週間~10日ほどで用具のお渡しとなります。
(3)用具のお渡し方法は、ご来館、もしくは、ご自宅への配送のどちらかとなります。用具のお渡しにあわせて、「日常生活用具給付券」の提出と負担金のお支払いもしていただきます。

以上、日常生活用具給付申請について、基本的な手順と注意事項をご紹介しました。具体的な対象品や補助限度額などについては、市町村ごとに異なる場合がありますので、詳しくは市町村の福祉課窓口にお問い合わせください。
山梨ライトハウスには、体験可能な日常生活用具がございます。気になるものや体験してみたい用具がございましたら、まずは電話でお問い合わせください。
お問い合わせは、電話055-223-1113(貸出・用具専用電話)まで、お願いいたします。