社会福祉法人山梨ライトハウス

社会福祉法人 山梨ライトハウス

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曲名:青い鳥 作詞:竹内秀秋
作曲:一瀬公弘

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広報誌「うるおい」(拡大版)第362号 2020年5月20日発行

目次 山梨ライトハウスから皆さんへ山視福協から山視民協からことばのミニ解説うるおい俳句教室暮らしのヒント用具部からのお知らせ
新しい図書の紹介 デイジー図書貸出おすすめ図書点字図書点字雑誌

ライトハウスから皆さんへ

 今月は、「点字ニュース即時提供システム」についてご紹介します。このシステムは、社会福祉法人日本視覚障害者団体連合(日視連)が厚生労働省から委託を受け発行している「点字JBニュース」を希望する方に点字またはメールマガジンで月曜日から金曜日(祝日は除きます)にお届けするものです。
 内容は、日本経済新聞社から提供される最新ニュースと日視連が独自に作成する福祉情報です。
 興味・関心のある方、体験ご希望の方は、情報文化センター功刀・信清までお問い合わせください。お待ちしています。
 なお、この事業は、山梨県障害者福祉協会で行っていたものを4月より山梨ライトハウス情報文化センターで引き継ぐことになったものです。

 さて、例年はさわやかな春風が心地よい5月のはずですが、今年は長期化する新型コロナウイルス感染症予防のために、今までのような穏やかな日常生活を送ることさえ難しくなっています。
 各地で計画されていた行事も軒並み中止・延期となっています。山梨県視覚障害者福祉協会のグランドソフトボールクラブでも、5月に本県主管で予定されていたグランドソフトボール競技の関東地区予選大会が、残念ながら中止となりました。山梨チームは、優勝を目指して活躍が期待されていたところでした。去年は、部員の白倉宏一(ひろかず)さんが、山梨県障害者スポーツ協会の優秀選手賞を受賞されました。そこで、今月号では、来年に向けた白倉さんの熱い思いやグランドソフトボールの魅力についてお話を伺いました。

グランドソフトボールの紹介

白倉 宏一

 私は、スポーツをするのが好きなんです。グランドソフトボール(略して グラソフ)が最も好きなんです。ホームランを打つのは難しい。でも、アウトを取れたときはうれしいですね!
 皆さんも一緒に楽しみませんか?16歳以上なら老若男女だれでも楽しめます。晴眼者でも全盲でも弱視でも、それぞれプレーできる大会もあります。とはいえ、コロナの影響でいろいろな大会が中止されている現在、毎週日曜日のグラウンドでの練習も行えていません。
 そこで、今回は、ルールの簡単な説明と自宅でできる運動を紹介します。まず、ルールは普通のソフトボールに準じていますが、大きな違いは、ピッチャーがハンドボールを使って地面を転がすことです。バッターはバットで打ち、打ったら守備ベースの外側にある走塁ベースに向かって走ります。全盲ランナーの時は、コーチャーが手拍き(てばたき)と声で叫んでくれます。守備は全盲者が取ればゴロでもアウトです。フィールド内には全盲4人、弱視や晴眼が6人、計10人のプレイヤーがいます。ソフトボールより一人多いです。
 詳しくはホームページがありますので、「ygsc」で検索してください。試合では、誰かがアウトを取るとみんな大盛り上がり。ヒットなど打とうものならお祭り騒ぎです。楽しい仲間たちがいますよ。
 そして、緊急事態宣言が出て自宅から出られないこの頃ですから、私が自宅でやっている運動を紹介します。
 皆さんも学生の頃やったと思いますが、踏み台昇降です。玄関の上がり框や階段の一段を使って1、2、3、4と4拍子で上り下りします。ラジオを傍らに置いて、時々上る足を左右変えながら20分ほど頑張ります。一日おきか二日おきで効果は十分です。汗びっしょりになりますよ。最初2週間くらいは筋肉痛も出ます。ドッテンドッテン音もしますので、家族には「うるさい」と叱られます。滑りにくいマットなど敷いてやってみてください。終わったらコップ一杯の水を飲みます。できれば、牛乳がベストですね。これでコロナに負けない体力がつきますよ。コロナが終息して自由に外出できるようになったら、皆さんもグラソフで楽しみましょう。愉快な仲間たちに会いに来てください。そして友達の和を広げましょう。青い空の下で思いっきりはしゃぎましょう、気持ちいいですよ!

山視福協から

私の苦しい楽しみ

山梨県視覚障がい者福祉協会理事 丸山 保

 私はランニングを趣味としています。元々、歩くのは好きでしたが走るのは苦しいので苦手でした。今でもどちらかといえば走るのは得意ではありません。しかし40代後半の盲学校の学生の時に、健康診断で生活習慣病を指摘されたことやマラソンをしている先生に出会えたことで、それまで月に一度くらいのペースでやっていたランニングに力を入れるようになりました。
 それから約7年半、スピードも苦しさも始めた頃からあまり変わりませんが、だんだん長い距離を走れるようになりました。
幸い、長距離のゆっくりとしたペースなら、伴走者を付けず一人で走れるだけの視力もまだありますので、マラソン大会にも何回かチャレンジしてみました。
 最初はハーフマラソンから始めましたが、完走できるようになるとやはりフルマラソンを走ってみたくなりました。しかしフルマラソンは42.195kmとハーフマラソンの倍の距離です。ちなみに約42kmは、JR甲府駅南口広場から東は大月駅、西は小淵沢駅、北は清里駅、そして南は身延駅までの距離に相当します。ハーフマラソンでもやっと走り切れる程度の走力で果たして自分にフルマラソンが走り切れるのか…。
 そんな時に『佐渡トキマラソン2017』という大会が目に留まりました。この大会の開催日は偶然にも自分の53歳の誕生日でした。「そうだ、誕生日に何かにチャレンジするのは良い記念になるじゃないか。」と思い、エントリーすることに決めました。
 しかし、佐渡には行ったこともなかったし、電車や船を使っての長距離の移動等に視覚障害のプレッシャーもありました。が、決めてしまえば行くしかない。それから練習量を増やしたりペース配分の計算等完走に向けてできる限りの準備をし、そして何とか当日のスタートラインに立つことができました。初めて単独でチャレンジした大会。知らない土地で知らない人たちと一緒に走る。初めてのフルマラソを走り切れるのか。そんな不安いっぱいでスタートラインに立ちましたが、号砲が鳴った途端そんな気持ちは消えていました。ゴールするという同じ目標を持つ人たちに心はすぐに打ち解け、また地元の皆さんの温かい声援のおかげで、苦しさより楽しさが勝った初めてのフルマラソン完走でした。私にとってフルマラソンを走るのはとても苦しいことです。しかし、終わってみると満足感、達成感、充実感と楽しさが残ります。
 昨年は『松本マラソン』を完走できました。今年は新型コロナウィルスの影響でマラソン大会も中止ばかり。秋から冬の大会がどうなるかわかりませんが、次の目標は11月下旬の河口湖と西湖をぐるっと回る『富士山マラソン』完走を目指し、日々走ってまいります。

山視民協から

新型コロナウイルスの感染拡大・視障者への影響について

副会長 伊東一敏

 今号は、表題のことについてお伝えします。
 すでにご承知のように、政府は5月4日に新型コロナ感染の拡大について、緊急事態宣言を今月末までに延長しました。
 これまで国からの自粛と休業要請に応えてきた国民の経済的な計り知れない損失を補填し、生活と休業補償などを手厚く国の責任で行うことが求められています。
 こうした中で、本会が加盟する全視協は、3月の20日から4月の半ばまで、全国の会員にコロナウイルスの感染拡大がもたらす影響についてアンケートを実施し、そこから視障者の今の実態が見えてきました。
1 仕事
①はり灸マッサージで開業している人たちは共通して、2月に患者が減りはじめ、3月にはいつもの半分か、または3分の1にまで減少した。前年の同じ年に比べてもそのような状況である。4月に入り継続の患者のキャンセルが出てきたり、患者が来ない日が続いたりしている。
②訪問マッサージは、これまで行っていた施設やケアハウスに自粛のためいけなくなった。訪問で行っていた障害者施設でウイルス患者が出たので自宅待機している。
2 同行援護とホームヘルプサービス
相手との接触があることから、同行援護を次々と断られた。ヘルパーがついての散歩もできないという。週に1回読み書き支援を受けていたが、2週に1度となった。
週に1度家事援助を受けているが、このままの状態が長引いて打ち切られるようになると困る。大きな不安である。
3 買い物
お店に行っても消毒用のアルコールがない、マスクがない、体温計がない中で、視障者は並んで買い物ができないので、それができるよう配慮してほしい。
4 要望
①コロナによる収入の落ち込みを補填するための経済的な支援や保障をしてほしい。
②場所を借りて治療院をしているので家賃の補助をしてほしい。
③コロナについてテレビの字幕で外国の指導者が何を発言しているのかわからないので、音声で伝えてほしい。
私たちは、この深刻な状況を受け止め、自分だけでなく、他の人の命と健康を守ることを最優先にすること、正しい情報を共有すること、そして、少しでも誰かのためになることがあるか、できることを考えていきたいと思います。

ことばのミニ解説

 なかなか先の見えないコロナウイルス感染症拡大で、医療現場は昼夜問わず大変なご苦労をされています。これに伴い全国各地で、医療の現場で働く方々に感謝の気持ちを表そうと「ブルーライトアップ」が行われ、スカイツリーや通天閣、お城などが青くライトアップされています。青は、「世界糖尿病デー」のシンボルマーク「ブルーサークル」からきており、この危機を官民一体となって乗り越えていくという意味が込められているそうです。
 そこで今月は、新型コロナウィルス感染のリスクを負いながらも私たちの日々の生活を支えてくださる「エッセンシャルワーカー」について解説します。
 「Essential(エッセンシャル)」とは、欠くことの出来ない、必須などの意味で、「エッセンシャルワーカー(Essential Worker)」とは、私たちが生活を営む上で欠かせない仕事に従事している方をいいます。
 エッセンシャルワーカーは、医療従事者のほか、公共交通機関の職員、スーパーやドラッグストアの店員、配達員などが挙げられます。そして、そんな方々へのサポートも拡がりつつあるようです。ホテル業界では、自宅に帰らずに出勤できるようにと宿泊料を安価で提供するサービスがあるようです。一日でも早く収束することを祈るばかりです。

うるおい俳句教室 越石 一彦 選評

埜村 和美
立像も走り出しそう青葉風
(評)今にも動き出しそうな東大寺の金剛力士像等を思い浮かべましたが、読者それぞれの立像があることでしょう。あらゆる生命が躍動する青葉風の力強さを作者は立像を通して表現している。

嬰の足モンシロチョウのゆく方へ
(評)蝶は一年中見ますが俳句では春の季語。春以外では「秋の蝶」「凍蝶」などと季節を特定します。掲句は嬰の歩みと蝶との取り合わせであり、春先の不安定な様子をうまく表現している。前句の立像と同様「象徴」を意識した俳句。

石井 迪男
思い切り棄てて終活衣更え
(評)「整理は捨てることから始まる」と言われますが、いざ捨てるとなると勇気がいるもの。なるほど、衣更えの時期なら決心がつきそう。納得させられる一句。

万緑にコロナ撲滅祈りけり
(評)未だにコロナウィルスの終息が見えません。作者はコロナウィルスの対抗として「万緑」という季語を配置しました。この力強い季語ならコロナウィルスにも対抗できそう。まさに旬な時事俳句。

小川 賢治
花一輪咲かせてみせる地の匂い
(評)「花」は俳句では桜のことで春の季語。作者は躍動を始めた春の大地の匂いが桜一輪を開かせたと大胆に表現している。非常に感覚の鋭い一句。

ふるさとの春を待たずに家を出る
(評)春は別れの季節。初めて親元を離れる学生、そして初入社や単身赴任の社会人もいることでしょう。皆それぞれにふるさとを背に旅立っていきます。共感を呼びます。

小林 文雄
床上げに桜の小枝届きけり
(評)床上げと言ったら「タオル」とか「シーツ」が定番なのでしょうが、掲句の床上げはなんと桜の小枝。まさにサプライズで粋です。季節感あふれる明るい一句。

バラの香やまるで夢でも見るような
(評)薔薇はその容姿もさることながら香りもまた格別。掲句では大輪の薔薇が想像できます。現実とは思えないほど魅惑的な「香り」が伝わってきそうです。

中牧 洋子
春雨に背中濡らして猫戻る
(評)それにしても粋な猫ですね。水も滴る猫ですか。そしてその水が春雨ですから。季感がしっかりしており、かつ滑稽味が感じられる俳句らしい一句。

跡継ぎが生まれたるらし鯉のぼり
(評)前句同様に季感のしっかりとした俳句。五月の爽やかな風、近隣の若葉青葉、そして何より跡継ぎの誕生した家の幸福感が見事に伝わってくる。

相沢 幸雄
新緑や田んぼに落ちた百円銀貨
(評)「新緑」と「百円銀貨」の取り合わせが抜群。さらに掲句の「田んぼに落ちた百円」という表現は実景でなければ詠めない俳句。これが「十円硬貨」では新緑が光らない。佳句。

走り梅雨体の古傷また疼く
(評)掲句も季感のはっきりとした俳句。季感がはっきりしているということは季語を大切に扱っているということ。読者の共感を得られる一句。

伊東 一敏
五月晴れ子等の声なくどこへやら
(評)コロナウィルスの影響を抜きにしても、現在の状況に当てはまる一句でしょう。最近は外で遊ぶ子供が減少し、体力も低下しているとか。寂しい限りです。

この年は低く揺れてる鯉のぼり
(評)なぜ「低く揺れてる」のかを読者に問う一句。あえて内容を説明しないのが掲句の力となっている。時事色の濃い佳句。

小松 瑛
ひなたぼこ祖母の形見のちゃんちゃんこ
(評)ひなたぼこをしながら祖母との思い出を楽しんでいる作者。「形見」とあるも掲句からは暗さは感じられない。それは「ひなたぼこ」という明るい季語の持つ力に他ならない。

「総評」

コロナウィルスの終息が見えません。長期戦になりそうな様子です。ステイホームが求められていますが「俳句」なら大丈夫。コロナウィルスに負けない俳句をこれからも作っていきましょう。
さて、今月のポイントとしては
 ・象徴を意識した取り合わせ
 ・旬な時事俳句
 ・感覚の鋭い大胆な表現
 ・しっかりした季感
 ・実景の力強さ
 ・読者に判断を任す
 ・季語の持つ力
 等がありました。ぜひ参考にしてみてください。

次回は六月、「梅雨」の句、「初夏」の句等楽しみにしています。

「やはらかき田の匂ひして幟立つ」 一彦

それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

今月の暮らしのヒントは、「禁煙のすすめ」です。

 たばこのリスクというと、気管支炎、ぜんそくなどの肺の病気や、多くのがん、胎児への影響があることなどが知られています。他にも大きな影響を受けるのが「血管」です。たばこには、発がん性物質をはじめとする多数の有害物質が含まれていますが、血管に最もダメージをもたらすのは、血管を収縮させるニコチンです。たばこを吸うと急激な血管の収縮によって血圧の上昇をもたらし、動脈硬化が進むことで、脳卒中や心筋梗塞などの心・血管病のリスクが増大します。
 喫煙習慣がある人は、ない人にくらべて、狭心症や心筋梗塞になるリスクが2~3倍高く、心・血管病による突然死の起こるリスクは5~10倍も高くなることが報告されています。また、他人のたばこの煙を吸う「受動喫煙」が原因で、日本では年間1万5千人が死亡していると推計され、その死因は脳卒中・虚血性心疾患の心・血管病が約8割を占めると推察されています。
 5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」です。この機会に、たばこのリスクを正しく認識し、ご自身のため、そして大切なご家族のために、「いつかやめよう」を「“今こそ”やめよう」に変えて、禁煙にチャレンジしてみましょう。

引用:全国健康保険協会 季節の健康より

新しい図書の紹介

今月号の新しい図書の紹介です。

◎デイジー図書

5-1

小澤 俊夫 著 7:40
ときを紡ぐ(下)

内容 昔話研究者が、再び訪れたドイツでの生活、帰国後の活動、国際口承文芸学会のこと、筑波大学への赴任などを振り返る。季刊誌『子どもと昔話』連載「糸つむぎ」のうち、回想記的な部分をまとめる。(音訳者:田中美智子)

5-2

西村 友里 作 1:20
消えた時間割

内容 自はじまりは墨汁が飛び散った時間割だった。算数、体育、総合…。墨汁が消したとおりに、時間割にあったはずの出来事が消えていく。これって、偶然?町調べで訪れた寺の、書の達人の伝説とは-。(音訳者:田中美智子)

5-3

伊岡 瞬 著 8:15
不審者

内容 会社員の夫・秀嗣しゅうじ、五歳の息子・洸太こうた、義母の治子はること都内に暮らす折尾里佳子おりお りかこは、主婦業のかたわら、フリーの校閲者として仕事をこなす日々を送っていた。ある日、秀嗣がサプライズで一人の客を家に招く。その人物は、二十年間以上行方知れずだった、秀嗣の兄・優平ゆうへいだという。現在は起業家で独身だと語る優平に対し、息子本人だと信用しない治子の態度もあり、里佳子は不信感を募らせる。しかし、秀嗣の一存で優平を居候させることに。それ以降、里佳子の周囲では不可解な出来事が多発する。(音訳者:武藤紀子)

5-4

スコット・フィッツジェラルド 著、村上 春樹 編訳 10:00
ある作家の夕刻

内容 華やかな喧噪の日々から一転、30代半ばにして迎えた不遇の時代。作家としての窮状さえも、フィッツジェラルドは見事に小説に結実させていった-。1930年代の多彩な短篇小説とエッセイを村上春樹がセレクト。(音訳者:河口 恵)

5-5

柳 美里 著 11:16
ゴールドラッシュ

内容 風俗店が並び立つ横浜黄金町。14歳の少年は、中学を登校拒否してドラッグに浸っている。父親は、自宅の地下に金塊を隠し持つパチンコ店経営者。別居中の母、知的障害を持つ兄、援助交際に溺れる姉など、家庭崩壊の中、何でも金で解決しようとする父に対し、少年が起した行動とは…。生きることはゲームだと思っていた少年が、信じるという心を取り戻すまでを描く感動的長編。(県立図書館委託図書)

5-6

米原 万里 著 7:37
魔女の1ダース

内容 私たちの常識では1ダースといえば12。ところが、魔女の世界では「13」が1ダースなんだそうな。そう、この広い世界には、あなたの常識を超えた別の常識がまだまだあるんです。異文化間の橋渡し役、通訳をなりわいとする米原女史が、そんな超・常識の世界への水先案内をつとめるのがこの本です。大笑いしつつ読むうちに、言葉や文化というものの不思議さ、奥深さがよーくわかりますよ。(県立図書館委託図書)

5-7

形井 秀一 著 13:12
治療家の手の作り方

内容 鍼灸治療を行う際の、触診による「体表所見」を把握するための方法を「反応」を中心に論じる。身体を7つの部位に分け、各論で説明する。(県立図書館委託図書)

5-8

ラジオ文芸館 0:42
最後の親孝行(谷口雅美著)

内容 東京で一人暮らしを続ける郁美は、余命1,2年の病気であることを知った。大阪の実家で1か月滞在することを告げた郁美に、父が持ってきたのは、100個の穴が開いた木製の「カウントダウンボード」。郁美は、自分の命のカウントダウンも想起させるそのボードを前に笑うことができなかった。郁美の余命を知った父はそれ以来、部屋に閉じこもって何かを切ったり削ったりする作業を始めた、、、。(寄贈:NHK厚生文化事業団)

5-9

ラジオ文芸館 0:42
たった一人のオリンピック(山際淳司著)

内容 1980年。モスクワオリンピックのボート・シングルスカルの日本代表選手に選ばれた津田真男つだ まさお(当時27歳)は、日本を含む西側陣営の参加ボイコットに翻弄される。無気力な日々を送る中、とんでもない思いつきを実行したことで人生を180度変えてしまった一人のアマチュアスポーツマンの実話を、ノンフィクションライターの山際淳司が短編として描いた。(寄贈:NHK厚生文化事業団)

5-10

ラジオ文芸館 0:42
一球譚(赤瀬川隼著)

内容 「我輩はタマである。」の書き出しから始まり、野球の球を主人公に見立てた短編小説。彼の幸せは野球の試合で躍動することだった。昭和16年の横浜で、「タマ」は家族に愛され大切にされていたが、やがて戦争の色が濃くなり、”お守り”として戦地であるマレー半島へと赴くことになる。戦場の束の間、兵士たちが野球を始めるのだが、そこへ敵機の爆音が近づいていた・・・。(寄贈:NHK厚生文化事業団)

5-11

FMシアター 0:52
最後の一人になるために(浅川徳義原作)

内容 本田要蔵は妻の頼子と二人暮らし。近々90になる頼子の母は近くのアパートで一人暮らし。要蔵夫婦には、音信普通の息子・信一がいる。信一は就職氷河期で定職につけず、要蔵との口論の挙句、家を飛び出したのだった。あるとき義母の房恵に電話が入り、信一の声で金の無心をしてきたという。これはオレオレ詐欺だ!ということになったのだが……。団塊の世代、これからの生き方を考える。「NHK銀の雫文芸賞」2018年最優秀作品をオーディオドラマ化。

5-12

特集オーディオドラマ 1:02
73年前の紙風船(吉野万理子原作)

内容 73年前の夏。特別な思いでこの夏を迎える人がいる。ドラマの主人公は平成になって生まれた若い男女だ。彼らにとって戦争は遠い昔の出来事。だが、戦争の傷痕を今も抱えている人と触れ合い、その傷が癒えることはない事を知った時、彼らは何を思うのか。二人のラブロマンスとともに、その祖母と祖父の苦しく叶わない恋心を描く。平成30年度第73回芸術祭賞優秀賞。(寄贈:NHK厚生文化事業団)

5-13

古典講読 39:41
西行をよむ(西澤美仁解説)

内容 本番組は、作品の一部を朗読した後、その部分の解説が入ります。朗読→解説→朗読→解説・・・を繰り返しながら全文を読み進めていくものです。※2018/4/7~2019/3/30まで全52回放送された番組を1枚のCDに収録 。加賀美幸子朗読(寄贈:NHK厚生文化事業団)

5-14

新日曜名作座 3:02
吉川英治短編集

内容 『宮本武蔵』『鳴門秘帖』など多くの長編で人気を博した昭和の大作家吉川英治。1960年には文化勲章受賞。どんな逆境にも希望のあかりをもってもらえるように小説をと作品執筆を続けてきた。ひたむきに生きる人々の姿を共感と希望をもって描いた短編小説から選りすぐった6編をオーディオドラマ化。「銀河まつり」「野火の兄弟」「牡丹焚火」「朝顔更紗」「吉野太夫」「さむらい行儀」竹下景子,西田敏行出演(寄贈:NHK厚生文化事業団)

5-15

オーディオドラマ 1:17
日本のヤバい女の子(はらだ有彩原作)

内容 本を開き、時空と虚実を飛び越えて、昔話に登場する「女の子」とガールズトークを繰り広げる。お相手は「おかめ」「うぐいす女房」「清姫」「鉢かづき姫」「八百比丘尼」。日本の昔話に登場する「女の子」たちの人生を大胆に読み解き、物語と社会の呪縛から、彼女たち、そして現代の私たちを解放しようとするオーディオドラマ。 (寄贈:NHK厚生文化事業団)

5-16

  4:30
第54回 NHK障害福祉賞入選作品集

内容 過去の最優秀・優秀・矢野賞の作品紹介。(寄贈:NHK厚生文化事業団)

◎貸出おすすめ図書

今月は、山梨県出身の作家、辻村深月さんの最近の音訳図書を紹介します。

S5-1

辻村 深月 著 9:18
クローバーナイト

内容 ママ友の不倫疑惑、熾烈な保活(保育所入所活動)、過酷なお受験、驚愕のお誕生会、そして-。保育園に通う一男一女を抱える鶴峯つるみね家は、子育てにまつわる数々の試練を乗り越えられるのか!?(他館複製図書)

S5-2

辻村 深月 著 13:39
かがみの孤城

内容 部屋に閉じこもっていた安西こころの目の前で、鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先の世界には、似た境遇の7人が。秘めた願いを叶えるため、7人は城で隠された鍵を探す。(他館複製図書)

S5-3

辻村 深月 著 9:23
青空と逃げる

内容 深夜の電話が、母と息子の日常を奪い去った。疑心、恐怖、そして怒り。壊れてしまった家族が、たどり着く場所は…。一家の再生の物語。(他館複製図書)

S5-4

辻村 深月 著 5:50
噛みあわない会話とある過去について

内容 “男を感じさせない男友達”ナベちゃんが結婚するという。大学時代の仲間が集まった席で紹介されたナベちゃんの婚約者は、ふるまいも発言も、どこかズレていて…。「ナベちゃんのヨメ」ほか、全4作の切れ味鋭い短編を収録。(他館複製図書)

S5-5

辻村 深月 著 11:42
傲慢と善良

内容 進学、就職、恋愛、友情、結婚…。あらゆる選択を決断してきたのは本当に「私自身」なのだろうか?忽然と姿を消した婚約者の居場所を探すため、西澤かけるは、彼女の過去と向き合うことになるが…。(他館複製図書)

◎点字図書

5-1

上野 明子 著 全1巻
空の向こうへ

内容 子育てボランティアで出会った子ども達が、小学生、中学生へと成長した姿を見守る日々など、さまざまな思い出を感謝の言葉とともに綴ったエッセイ集。(点訳者:布施ゆかり)

5-2

梅木 信子 著 全2巻
ひとりは安らぎ感謝のとき

内容 結婚式を目前に控えての婚約者の戦死、以降70年以上の孤独の日々。それでも、「愛する人間の生を生きる」人生を感謝と共に歩んできた96歳現役女医・梅木信子が壮絶なる人生と、そこから得た教訓を語り尽くす。(点訳者:半田きよ子)

5-3

今西 乃子 著 全2巻
捨て犬たちとめざす明日

内容 人も犬もいつだって変われる。「変えたい」と思った瞬間から-。ニート・引きこもりといった、人と関わるのが苦手な若者たちと捨て犬をつなぎ、変えていく一人の若い女性の姿を描く。(点訳者:根津春奈)

5-4

俵 万智 著 全1巻
プーさんの鼻

内容 生きるとは手をのばすこと、幼子の指がプーさんの鼻をつかめり 新しい生命を授かり、育てるよろこびに満ちた日々。俵万智待望の344首。(点訳者:金澤惠子)

5-5

長野 慶太 著 全8巻
巨象再建

内容 日本初の公営カジノは中毒者の自殺により経営難に陥っていた。立て直しに呼び出された銀行マン・遠藤竜介りゅうすけは、脅迫状や密告、尾行する謎の「目」を気にしながら、徐々にカジノを黒字化に近づけていくが、裏で大規模な犯罪が…。(点訳者:深沢みどり)

5-6

長岡 慎介 著 全1巻
お金ってなんだろう?

内容 今の経済、どうなってるの? シンプルな資本主義のしくみを知れば、びっくりするほどよくわかる! そして21世紀注目度No.1のイスラーム経済に、危機を防ぐ知恵があった! イスラーム世界で始まっている、お金持ちも貧しい人も一緒に豊かになる絶妙なしくみとは?「目からウロコ」のイスラーム経済の資本主義にはない特徴って? (厚生労働省委託図書)

5-7

ルイス・サッカー 作、千葉 茂樹 訳 全1巻

内容 立ち入り禁止の森で、なにか恐ろしいことが起こる予感がする…。環境問題を背景に、バイオテクノロジーが生んだモンスターの恐怖を、ミステリータッチのスリラーとして描いた、コメディ要素をふくむ作品。(厚生労働省委託図書)

5-8

畠 佐代子 著 全2巻
すぐそこに、カヤネズミ

内容 大人の親指ほどしかない小さなカヤネズミは、れっきとした野生動物です。でも、野生だからといって、街から遠く離れた、自然がゆたかな場所だけにすんでいるのではありません。背の高いイネ科の植物の仲間をまとめて、カヤといいます。(厚生労働省委託図書)

5-9

東京子ども図書館 編 全1巻
おはなしのろうそく31・32

内容 幼児から小学校中・高学年まで楽しめる世界各地の昔話・創作などを、実際に子どもたちに語った経験をもとに編集。(厚生労働省委託図書)

5-10

村上 しいこ 著 全1巻
こだわっていこう

内容 物知りで、時々こだわりスイッチが入るそうまくんは、ぼくの大切な友達。ある日、そうまくんの縄跳びが、ぼくに当たってけがをした。お母さんは「もう遊ばないように」と言う。ぼくはお母さんに「そうまくんは、ふざけてない」と言いたい。(厚生労働省委託図書)

5-11

高橋 正己 著 全1巻
ルイ・ブライユと点字をつくった人びと

内容 ルイ・ブライユとはどういう人なのか、いつ点字を考案したのか、どうやって点字が広がっていったのかなどについて紹介していきます。また、日本の点字はブライユの点字とどう関係しているのか、日本で点字をつくって広めた石川倉次たちについても紹介していきます。(県立図書館委託図書)

5-12

形井 秀一 著 全5巻
治療家の手の作り方

内容 鍼灸治療を行う際の、触診による「体表所見」を把握するための方法を「反応」を中心に論じる。身体を7つの部位に分け、各論で説明する。(県立図書館委託図書)

5-13

NHK「きょうの健康」番組制作班編 全2巻
病気にならない21の鉄則

内容 がん、糖尿病、脳卒中、ロコモティブシンドロームの予防法を詳しく解説。医学的根拠が確かで実践しやすいものを厳選し、「21の鉄則」として簡潔にまとめる。NHKの番組「きょうの健康」の内容をもとに書籍(県立図書館委託図書)

5-14

加地 伸行 編 全4巻
論語のこころ

内容 人間をありのままに見とおし、人間にとっての幸福とは何かという視点にもとづいて道徳を論じる「論語」の叡智とは。「論語」から120余の章段を選んで体系化、解説と原文、現代語訳を配した実践的「論語」入門。(県立図書館委託図書)

5-15

「きょうの健康」番組制作班編 全2巻
「便」と「尿」の悩みをスッキリ解決する本

内容 2017年に作成された診療ガイドラインに基づき、便秘と便失禁の診断と治療のポイントを紹介。また、NHK「きょうの健康」で放送された内容をもとに、「過敏性腸症候群」「尿もれ」の排泄の悩みについても詳しく解説する。(県立図書館委託図書)

◎デイジー雑誌

NHK 寄贈 1枚
令和2年度放送番組時刻表

◎点字雑誌

日本盲人キリスト教伝道協議会 寄贈 1冊
信仰 2020年4月号
NHK 寄贈 4冊
令和2年度放送番組時刻表(総合・Eテレ、BS1・BSプレミアム、ラジオ第1・第2・FM、BS4K・BS8K)
全日本鍼灸マッサージ師会 寄贈 1冊
月刊 東洋療法 312号2020.4.1発行
日本盲人社会福祉施設協議会 1冊
日盲社協通信 Vol.80 令和2年4月
全国盲導犬施設連合会 寄贈 1冊
盲導犬情報 第24号
毎日新聞社点字 寄贈 1冊
第88回 2019年度 全国盲学校弁論大会 全国大会 弁論集

 現在、新型コロナウイルス感染防止のため、全国の点字図書館などにおいて、ボランティア活動が休止・制限されております。
 それに伴って、録音雑誌の製作が一時中断されるなどの事態が発生し、すでに一部の雑誌につきましては、通常どおりのお届けができなくなっています。
 5月1日の時点で製作が中断している雑誌は、「週刊アエラ」「週刊現代」「栄養と料理」「ジャールニュース」「ステレオサウンド」「文学界」「婦人公論」「旅行読売」「ニューズウィーク」「オレンジページ」などです。今後、こういった録音雑誌はさらに増える可能性があります。皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解いただきますよう、よろしくお願いします。
 なお、4月号でお伝えしたように、テープ図書の貸出が二年後の令和4年3月31日をもって終了となります。利用者の皆さまには、カセットデッキからCD図書再生機への移行準備をお願いします。プレクストーク等の入手困難な方はご相談ください。

≪用具部からのお知らせ≫

はじめに、音声付体温計についてのお知らせです。
 3月頃から多くのお問い合わせをいただいている音声付体温計ですが、現在メーカーにおいて生産の遅れがあり、通常通りの手配が難しく、納品しづらい状況となっています。このような状況を踏まえ、大変申し訳ありませんが、音声付体温計につきましては、5月1日から当面の間、給付申請・自費購入ともに、購入受付を一時休止とさせていただきます。安定した納品が可能になりましたら受付を再開いたします。再開する際には、またこちらのコーナーでお知らせします。
 次に、「青い鳥郵便葉書の無償配付」についてのお知らせです。日本郵便株式会社は、現在「青い鳥郵便葉書」の無償配付の受付を行っています。「青い鳥郵便葉書」は、青い鳥をデザインしたオリジナル封筒に、通常はがき20枚を封入したものです。配布の対象となるのは、身体障害者手帳1級または2級の方々。受付期間は2020年6月1日(月)まで。お申出方法は、最寄りの郵便局の窓口で身体障害者手帳を提示し、「青い鳥郵便葉書 配付申込書」を記入(代筆可)していただくか、郵送でも可能とのことです。この件に関するくわしいお問い合わせは、日本郵便株式会社 お客様サービス相談センター 0120-2328-86(フリーコール)、携帯電話からは 0570-046-666(有料)へお願いします。

 続いて、日常生活用具の市町村申請方法についてです。
 今月は、お住いの市町村の給付制度を利用して、日常生活用具を申請・購入する方法についてご紹介します。
 現在、視覚障害者の給付の対象になっている主な用具は、体重計・体温計・情報支援用具(パソコンソフト)・ポータブルレコーダー(プレクストーク)・時計・拡大読書器・点字器類などがあります。ほとんどの用具は、1・2級の方を対象にしていますが、拡大読書器や点字器などは、3~5級の方でも概ね申請可能です。ただし、等級以外にも条件を満たさなければ申請できないものもあります。例えば、視覚障害者のみの世帯に限って申請可能なものや、音声式の時計は手指に障害がある場合のみ申請可能となる市町村もありますので注意が必要です。さらに、日常生活用具には、それぞれ耐用年数が設定されています。もし、以前にも同じ種類の用具の給付を受けていた場合、耐用年数が経過していることも申請可能条件の一つです。主な耐用年数の例としては、プレクストークが6年、時計が10年などです。耐用年数が過ぎていれば、調子が悪くなったものなどは再度申請が可能となります。
 なお、山梨ライトハウスには体験できる日常生活用具がいくつかあります。ご希望いただくすべてのものがあるわけではありませんが、気になるものがありましたら、まずは電話でお問い合わせください。カタログだけでは使い勝手のわからない用具もありますので、体験可能なものについては体験して、ご自分が納得できる用具を申請していただければと思います。
 ただし、現在は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、山梨ライトハウスへのご来館は、可能な限り控えていただいている状況ですので、用具の体験等につきましては、事態が落ち着いてからのご来館となります。
 給付申請をしたいものが決まりましたら、山梨ライトハウスにご連絡ください。申請したい用具のカタログと見積書を郵送します。そちらを持参して、お住いの市町村の福祉課に行って給付申請をしてください。申請に行く際に必要なものは、身体障害者手帳、印鑑、マイナンバーがわかるもの、そして、こちらからお送りした見積とカタログです。給付の申請は、本人が行けない場合は家族などでも代理申請ができます。
 給付制度を利用する場合、負担金が発生する場合があります。具体的な金額は、前年の世帯の所得で算出されるので、個人の状況によってさまざまですが、概ね価格の1割程度の負担とされています。さらに、用具の中には超過負担金が発生する場合もあります。超過負担金とは、商品の価格から基準額(用具毎に決められた市町村の補助限度額)を差し引いた金額のことです。具体的な例で説明します。プレクストーク(再生専用機)を申請するとします。こちらの本体価格が48,000円です。それに対し、申請を行った地域での基準額が35,000円だった場合、この差額の13,000円が超過負担金となります。これに加えて、基準額の約1割の3,500円の負担金が加算されるので、最終的な自己負担金は、16,500円となります。負担金についてのお問い合わせは、お住いの市町村の福祉課窓口にて可能です。申請をする際に大体の金額を聞くことができますので、確認してみてはいかがでしょうか。
 申請が済むと、市町村により多少の違いはありますが、概ね1週間から10日位でご自宅に決定通知書と給付券が届きます。
 決定通知書には、自己負担金が記載されています。給付券は、用具を受け取る時にライトハウスへ提出するものですので、大切に保管してください。決定通知書が届く頃にライトハウスからご連絡を差し上げます。用具の受け取り方法や、負担金などの支払い方法の確認をしましたら発注します。通常ですと、大体2週間ほどで納品となります。(大型連休前や年末年始、年度末などの時期は、通常より時間がかかる場合もあります)
 用具の受け渡し方法は、ライトハウスに直接来ていただくか、送料はかかりますがご自宅に郵送するかのどちらかとなりますので、都合の良い方法をお選びください。来館される場合は、品物がライトハウスに届いたところでご連絡しますので、給付券と印鑑、自己負担金があれば合わせてご持参ください。郵送の場合は、品物のほかに、郵便局の払込用紙と返信用封筒をお送りしますので、払込用紙で送料や自己負担金の支払いをお願いします。払込の際に発生する手数料もご負担いただくことになっておりますのでご了承ください。返信用封筒には、お手元の給付券を入れて郵送してください。その際は、給付券にお名前の記入とハンコがついてあるかの確認をお願いします。
 以上、今回は、日常生活用具の給付申請についての手順と注意事項をご紹介しました。品物を決め、申請し、市町村の審査、そして決定後に受取り…、以上の説明どおりではない手順の場合もあるかもしれませんので、なにかと手間も時間もかかります。ですが、せっかくの制度ですので、ご利用いただければと思います。
 また、現在は用具体験でのご来館は控えていただいておりますが、用具の受取やご購入などでご来館なさる際も、必ず事前にご連絡をお願いします。ご連絡なしで来館いただきますと、担当者が不在の場合があったり、用具の体験などの場合は、準備の関係上すぐに体験できない場合もございます。また、同時刻に他のご来館者がいた場合、予約をいただいて来館された方が優先となりますので、その方のご用件によってはかなりお待たせすることになってしまいます。まずは事前のご連絡を。ご理解とご協力をお願いします。
 お問い合わせは、電話055-223-1113(貸出専用電話)まで、お待ちしています。