社会福祉法人山梨ライトハウス

社会福祉法人 山梨ライトハウス

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曲名:青い鳥 作詞:竹内秀秋
作曲:一瀬公弘

※再生ボタンをクリックすると音楽が流れます。ボリュームにご注意ください。

広報誌「うるおい」(拡大版)第346号 2019年1月20日発行

目次 山梨ライトハウスから皆さんへ山視福協から山視民協からことばのミニ解説うるおい俳句教室暮らしのヒント用具部からのお知らせ
新しい図書の紹介 デイジー図書貸出おすすめ図書一般CD点字図書デイジー雑誌テープ雑誌一般CD雑誌点字雑誌

ライトハウスから皆さんへ

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

サイトワールドに行って来ました 貸出・用具部担当 横森和子

 昨年11月3日、K君と視覚障害者向け総合イベント「サイトワールド2018」に、いざ錦糸町へ。改札口でCMの言葉を思い出す。「♪~丸井丸井は駅のそば」まさに目の前に会場の丸井錦糸町店が飛び込んできた。改札口を出ると案内板を持った方たちの案内でビルのエレベーター前まで人の波に押されてスムーズに流れていく。8階の扉が開くとすでに並んでいる。
 さあ、どこから行く? K君から「42あるブースを一日で全部体験するのは無理。どこに行きたいかを事前に考えて会場に向かわないと」のアドバイス通りに会場案内図を片手にまずは、エクストラでスマートフォンと同様のAndroid OS搭載、点字音声情報端末の最新版「ブレイルセンスポラリスミニ」20マスの点字ディスプレイ429,840円と32マス「ブレイルセンスポラリス」599,000円の体験に。やはり人気のブースなので、すでに4人待っている。
 暫く待ってK君が体験、私はカタログを手にお隣のケイジーエスの様子をみると、AI視覚支援装置「オーカムマイアイ」が大人気で並んでいる。これはメガネのツルに装着して文章や目の前の人の顔、品物、お札、色を認識して耳元のスピーカーで聞くことができる画期的な装置で648,000円、顔認証のないものは486,000円。
 こちらは、向かいのシステムギアビジョン(旧タイムズコーポレーション)でも体験が出来、どちらも大人気で並んでいる。ケイジーエスでは、もう一つ、K君がこれは絶対体験したいという2020年に発売予定の新型ブレイルメモスマートのデモ機がある。大分待ちそうなので、ポラリスの体験を終えたところで少し先に行き、東海光学(株)で遮光眼鏡の説明を、三菱電機では掃除機、電子レンジ、クッキングヒーターの説明を聞く。
 振り返って見ると4人待ち、いけるかもと再度ケイジーエスへ並び体験した。この新型ブレイルメモスマートは、ポラリス同様にAndroid端末と接続が可能になり、現ブレイルメモスマートより小型になる。2020年が待たれる商品である。
 向かいのHOYAでは夜盲症の方のための暗所視支援眼鏡が人気だ。再び三菱電機の前を通るとすごい人。なんだろうと思いつつもラビット、NTTドコモを横目で見ながら新潟大学のブースで足を止める。視覚障害者を支援するためのWebアプリケーションの開発をしている研究成果の紹介ということで立体コピーで駅の案内地図や3Dプリンターによる建築物模型を見せてもらいながら説明を聞く。
 隣の日本盲導犬協会に募金をして京都ライトハウス、向かいの入口両サイドにある日本点字図書館と日本盲人会連合のブースを見て会場を一周したところで昼近くになった。食事にしようと会場を後にしたところで三菱電機の前の人混みが炊飯ジャーで炊いたご飯の試食と判明、納得。食事を済ませ戻るかどうか考えたが、人混みがすごいのであきらめて帰路に着く。
 2019年も11月1・2・3日と開催が決定しているので、是非、皆さんもサイトワールドのキーワード「触れて・聞いて・みて」を体験してはいかがでしょうか。

 次に、青い鳥奉仕団からのお知らせです。
「読者と青い鳥奉仕団の交流お楽しみ会」を開催いたします。
日時  平成31年2月17日(日)午後1時30分~3時30分
場所  山梨ライトハウス研修室(2F)
内容  読者と奉仕団それぞれの出し物、歌、ゲーム、そして歓談、プレゼント交換。例年どおりお茶、お菓子の用意があります。
参加希望の方は、山視協事務局の小林まで、平成31年2月9日(土)締切りです。(☎055-252-0100)
なお、当日の会の問い合わせは、担当理事までお願いします。
点訳部  長瀬由美子 (☎0553-32-0237)
音訳部  井口登美子 (☎055-275-2544)
皆様、お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。お待ちしております。

コラム歳時記

  「明けまして、おめでとうございます。今年は猪のように、自分の信じた道を貫いていく覚悟です」。正月、こんな年賀状をもらった人はいませんか。今回は、今年の干支(えと)・イノシシの話です。
 イノシシと言えば、だれもが頭に浮かぶのが「猪突猛進」。真っすぐに突き進む姿から、こんなことわざが生まれた、と言われています。「猛進」という漢字から、周囲の声に耳を貸さずに突き進む姿を想像する人も多いでしょう。しかし、決めたことに対して考えを曲げず、粘り強く推し進む、というポジティブな解釈もできます。
 本当のところは、どうでしょう? 大昔、神様が動物たちに、こんな通達を出したのだそうです。「一月一日の朝、私のところに来た順に、一番から十二番まで一年ごとの大将を決める」。これが十二支なのですが、トップはご存知のとおりネズミ。イノシシはビリです。実は、勢いよく突進してきたため、神様の前を通り過ぎてしまい、最後になってしまったのだそうです。
 現実の世界では近年、イノシシは分があまり良くありません。大食漢ですから、山里の畑を荒らし回り、地域の人たちはほとほと困り果てています。私が住んでいる甲州市でも、北部の山付き地帯では、芋などが被害に遭うだけでなく、土手などがあちこち掘り起こされてボコボコになっている見たことがあります。
 高齢化と人口流出で荒れていく里山や山林で、クマやイノシシたちは住処を拡大してきました。獣害は過疎化に拍車をかけています。周囲を山に囲まれた山梨は、その最前線にいるのです。
 長年、イノシシの研究を続けている動物学者の、こんな言葉が忘れられません。「環境とか自然保護といえば、イノシシみたいに増えて困る動物を何とかするより、絶滅しそうな動物とか植物を残す研究の方が脚光を集めるんですよね、この国って」。
 人口減少が続く日本。どうして行けば良いのか、身近なところから考えていきたい。イノシシは、そのきっかけのような気がしています。

山視福協から

最近求めた防災リュックについて 体育文化部部長 埜村和美

 平成は、阪神大震災や3.11東北大震災、度重なる洪水など、自然災害に見舞われた時代でした。今年も正月三日から熊本県に大きな地震があり、明日はわが身と身が引き締まります。
 防災に対しては、自助・共助・公助が叫ばれています。
 私もだいぶ前に防災リュックを用意しましたが、最近市販されている防災リュックを求め、中身を確かめてみました。リュックは防水加工してあり、肩にかける災害持ち出し袋付きです。持ち出し袋には、LEDライト・マスク・軍手・ウェットティッシュ・アルミシート、氏名や住所・血液型や緊急時の連絡先を書くためのノートが入っており、リュックには大判のタオル・液体歯磨き粉、給水時に水を入れられる3リットル入りの給水バッグ・歯ブラシ・歯間ブラシ・爪楊枝が保管されていました。その他には、数々の食品が入っていて、ほとんどが5年間の保存期間があり、備蓄用自然水500cc1本・ミネラルウォーター500cc2本・ガスが充填された袋入りのパン2個、各種の味がついたクッキー2箱・レトルトビーフカレー2袋・ご飯物は2袋ずつで、白米・山菜おこわ・田舎ご飯・わかめご飯があり、お湯160ccを入れて15分待つと、賞味できます。
 以前は、災害時の第一の備蓄食品として乾パンが挙げられましたが、普段の食事に近くて暖かいものが研究されてきたようです。この他、電池式の携帯ラジオは必須なので、電池とともに持ち出し袋に備えようと思いました。年齢を重ねると内服する薬も必要になってくるので、予備の薬とその名称はしっかり把握しておくべきだと思います。当座に使う現金や、障害者手帳と健康保険証のコピーも、まとめて携帯し、頭を守るヘルメットや、底のしっかりしたスニーカーも玄関に置きたいと思いました。
 防災の第一歩は、自助で自身の心構えとともに災害時に自分の存在を意識の中に入れてもらえるような近隣との日ごろのおつきあいが大切だと思います。

山視民協から

障害者の「65歳問題」について 会長 桜林正巳

 うるおい読者のみなさん、あけましておめでとうございます。本年も引き続き、本会へのご理解とご協力、よろしくお願いします。
 今号は、表題のことについてお伝えします。障害者の65歳問題とは、それまでホームヘルパーや訪問看護などを受けていた重度の障害者(非課税は無料)が、障害者総合支援法の第7条の介護優先原則によって、65歳になると1割の重い負担となります。さらにサービスの質の低下や支給時間の削減が起きています。
 厚労省が平成19年3月に出した自治体への通達では「個々の障害者に配慮し柔軟に運用すべき」としているものの、自治体間格差が起きており訴訟に発展しているケースもあります。
 次にお伝えするのは、岡山市で障害者が実際に起こした裁判で、先頃その判決が出され勝訴が確定したことについてです。
 岡山市内で一人暮らしをしている浅田達雄さん(脳性麻痺、当時69歳)は、介護無しでは生活できない重度の障害があり、月249時間の重度訪問介護を受けて生活してきました。ところが、介護保険の申請をしなかったということで、65歳の誕生日を目前に同市は、総合支援法7条の「介護保険優先原則」を理由に訪問介護を打ち切り、浅田さんは1ヶ月半もの間、サービスを全く受けられない事態に陥りました。
 浅田さんは2013年9月、市の不支給決定の取り消しなどを求め岡山地裁に訴訟を起こしました。この裁判は、岡山を中心とした全視協や他の障害者などの支援がある中で、本会はこの成り行きに注目していました。
 昨年3月、地裁は浅田さんの主張を認める判決を出し、同年12月広島高裁岡山市部も現判決と同様、不支給決定処分は違法であり、65歳以前と同様の障害福祉サービスを支給すべきとした上で、107万5千円の損害賠償を命じました。同市は判決から5日後、市議会の中で市長が「浅田さんの負担の増加を考慮し最高裁への上告を行わない」と表明して、全面勝訴が確定しました。
 この判決は、高齢障害者が以前と同様の福祉サービスを安心して受けられる道筋を明に示した意義深いものと言えます。
私自身も1年後に65歳を迎えますが、このことを念頭に置いて対応したいと思います。

ことばのミニ解説

 皆さんは、お正月ゆっくり休めましたか? 今月は、針のお休み「針供養」について解説します。
 「針供養」とは、日頃使っている縫い針や折れた縫い針を神社に納めたり、豆腐や蒟蒻のように柔らかいものに刺したりして供養する行事です。供養することで、針仕事の上達を祈ります。
 地方によっては、2月8日もしくは12月8日のどちらかに行われるようです。昔は、2月8日を事始め、12月8日を事納めとして、この日が農耕を始め日・しめる日とされていたようで、その日は慎み、針仕事は休むべき。とされたところからきたようです。
 現在では、家で針仕事を行うことが少なくなりつつありますが、針供養をしているお寺では多くの人が今でも訪れているようです。和裁・洋裁もですが、鍼灸の「鍼」はというと、鍼灸師会や学校では、供養碑を建てて、針供養を行っているようです。
 日ごろ使う道具ひとつに対して、感謝の意をもち、技術の向上を祈るという気持ちは、それが「針」でも「鍼」でも変わりがなく大切なことですね。

うるおい俳句教室 越石 一彦 選評

埜村 和美
山眠るますます細きこけしの目
(評)作者の発想の豊かさには毎回驚かされます。掲句も同様、「山眠る」という大いなる季語に対し、「細きこけしの目」を取り合わせた妙。しかも近からず、遠からず、絶妙な距離感。参考になります。

山眠るさんざめきたる星の空
(評)前句が「大景」と「小景」の取り合わせなら掲句は「大景」と「大景」の取り合わせ。澄みきった冬銀河の瞬きの中で眠る峰々の稜線が浮き上がっています。静謐この上ない作品。

加藤 隆
年の暮れ和裁の母の影が見え
(評)年の暮の感慨を裁縫する母の後ろ姿(影)に重ねた作者。年末の迫りくるものがしっかりと伝わって来ます。和裁ならでは。洋裁ではこうはいかないでしょう。

小松 瑛
落葉踏む音なつかしや百舌の声
(評)落葉踏む音に郷愁を感じている作者。辺りからは澄んだ百舌の声が聞こえてきます。情景がしっかりと伝わって来ます。しかし、「落葉踏む」は冬の季語、「百舌の声」は秋の季語で、掲句は季重なりとなってしまいました。季重なりを避けたい理由は「作者の言いたいことが分散されてしまう」から。一句の中心をどこに置くか。俳句は短詩型ですので焦点を一つに絞ることが大切です。工夫してみましょう。

小川 賢治
名刹や水仙をまた見て通る
(評)「名刹」は由緒ある寺院のこと。境内の水仙の前に佇む作者の様子が詠われています。名刹らしく引き締まった空間に凛と立つ水仙がありありと浮かんできます。

おしどりや水辺に光る影一つ
(評)おしどりは冬の季語。オスの羽の美しさは目を見張るものがあります。優雅に水面を漂うオスのおしどりを作者は「光る影」と表現しました。冬の澄みきった水とときおり水面を走る凛とした風をも感じさせます。

石井 迪男
駅前のやきいも温し夜の道
(評)家路を急ぐ作者。その手には焼芋が入った袋が握られています。もちろん家族の分も入っています。凍てついた空に瞬く銀河。辺りの家々の温かなともしびまでが目に浮かんでくる一句です。

水仙の香りほのかに朝の卓
(評)水仙は晩冬の季語。「其のにほひ桃より白し水仙花」は芭蕉の一句。芭蕉同様に作者は水仙の香りを詠っています。漂うその香りに、間違いなく春が近づいていることを実感できる明るさが掲句にはあります。

古屋 保
新年の日の出各地の無事祈る
(評)平成三十年を象徴する一文字が「災」であったように、まさしく昨年は災害の多い一年でした。掲句は「今年は良い年でありますように」と作者の素直な祈りが一句となっています。一読した我々も作者と共に祈らずにはいられません。

中牧 洋子
夕映えや取り残したる柚子二つ
(評)「木守柿」は来年もよく実るようにと願いを込めて取り残す柿のこと。掲句の柚子の実もまた同様でしょう。夕日に輝いている柚子の実の様子が鮮やかに表現されています。ちなみに「花柚子」は夏、「柚子」は秋、「柚子湯」は冬の季語となっています。

落葉焚く煙にとける今朝の霜
(評)「落葉焚く」は冬の季語。「霜」も冬の季語ですが、掲句は一句の中心を溶けゆく「今朝の霜」に置いていますのでよいと思います。見たまま、ありのままを詠んだ句は臨場感豊かな一句となりますが、季重なりとなりやすく注意が必要です。

小林 文雄
去年より疲れ尾を引く大掃除
(評)年末の大掃除の疲れを通して、積み重ねてきた年齢と時の流れの速さをしみじみと実感しています。それでも新しい年の訪れに感謝しており、心地よい大掃除の疲れであることは間違いありません。

井口 貞子
初参りばあばねんねこ孫追うて
(評)」家族での初詣の様子がとてもユーモラスに描かれています。中七からのリズムがよく、新年の喜びと明るさが感じられます。

初雪に雪やこんこん詠う子ら
(評)冬の句はどこか暗さを伴なっている句が多いのですが、掲句は前句同様にリズミカルに表現されており、とても明るい一句となっています。「冬だからこそ元気に」という作者の思いが伝わって来ます。

「総評」

 今月のポイントとしては
 ・近からず、遠からず、取り合わせの妙ある一句
 ・大景と小景の取り合わせの一句
 ・読者の共感を誘う一句
 ・季重なりに注意し焦点を絞りたい一句
 ・一句の表現の外側に周辺の情景を想像させる一句
 ・リズミカルにユーモラスな一句
 等がありました。ぜひ参考にしてみてください。
 平成の世も残り少なくなってきました。いよいよ新しい元号の時代を迎えようとしています。人生を見直す良い機会と捉え、自分自身に向き合っていきたいと考えています。もちろん俳句を中心とした生活に変わりはありません。
 これからも季節と共に、季語に親しみながら、一日、一日を大切に過ごしていきましょう。

「風を呼ぶ焔となりて納め札」 一彦

それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

今月の暮らしのヒントは、「インフルエンザの予防」についてです。

 インフルエンザを予防する有効な方法としては、次のことが挙げられます。
1 外出後の手洗いを行いましょう。
流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります。

2 適度な湿度を保持しましょう。
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことも効果的です。

3 十分な休養とバランスのとれた食事をとりましょう。
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけましょう。

4 人混みや繁華街への外出を控えましょう。
インフルエンザが流行してきたら、特に高齢の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず、外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布(ふしょくふ)製マスクを着用することが一つの防御策と考えられます。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

1-1

小手鞠 るい 著 7:00
炎の来歴

内容 美しい年上の人に、僕は恋をした。彼女は消えない炎のような人だった──。人生を変えた一通の手紙。戦後の日本とヴェトナムを舞台に、人間の愚かさと尊さを描いた、著者新境地の激しく美しい物語。(音訳者 原野 由美子)

1-2

田中 経一 著 12:53
愛を乞う皿

内容 稀代の芸術家、北大路魯山人。天下の名料亭「星岡 茶寮ほしがおか さりょう」を立ち上げ、多くの陶芸作品を生み出した一方、天才ゆえの傲慢さ横柄さで周囲の人々を傷つけ…。魯山人のミステリアスで壮絶な一生を描いた小説。(音訳者 佐々木 泰子)

1-3

清水 一郎 著 4:49
老いない美人

内容 1日1杯の味噌汁、ながらスクワット、ゆる断食…。健康美人は朝つくられ、昼磨かれ、夜できあがる! 閉経を迎え、女性ホルモンのエストロゲンがたとえ減少し始めても、美しく元気でいられるための生活習慣を紹介します。(音訳者 雨宮 由美子)

1-4

井上 卓也 著 5:03
幸せからやって来た悪魔

内容 東京オリンピックが終わってまもなく、癌の超特効薬が開発される。どんな手遅れの癌も1週間で治してしまう夢の薬だった。東京の医大教授である開発者は、1年後、ノーベル医学生理学賞を受賞、一躍世界的有名人となる。ところがある日、その開発者は謎の自殺を遂げてしまう。そして世界は、その後にやって来る悪魔に戦慄することになる。幸せは悪魔と手を組んでいたのだ。(音訳者 名取 芳武)

1-5

志賀 貢 著 5:14
臨終医は見た!「いのち」の奇跡

内容 元気なうちは定職を持って働く。血管を強化する「肉」を食べる。1日1回は他人と世間話をする…。数千人の老いと臨終を見てきた医師が、60歳からの生きる知恵と極意、定年後に最高の人生を送る実践方法や考え方を説く。(音訳者 山村 元子)

1-6

秋吉 理香子 著 4:52
婚活中毒

内容 崖っぷち女が紹介された運命の相手は連続殺人犯? (「理想の男」)をはじめ、息子の見合いで相手の母親に恋心を抱いた父親を描いた「代理婚活」など、全4編の“婚活”ミステリーを収録。『ジェイ・ノベル』掲載を単行本化。(音訳者 川手 京子)

1-7

稲垣 潤一 著 6:17
ハコバン70’sセブンティーズ

内容 歌謡曲の黄金時代を迎えた1970年代。潤一は、地元仙台の店のハコバンメンバーとして、仲間たちと夢を追い続けていた…。ボーカリスト・稲垣潤一が、デビュー前10年間を振り返った自伝。(音訳者 名取 仁美)

1-8

瀬尾 まいこ 著 4:46
ファミリーデイズ

内容 中学校教師として生徒たちの成長に感動した日々と、主婦となり、のん気な夫とやんちゃな娘と過ごす今。ふたつの時間が教えてくれた、一番大切なこと。著者初の育児エッセイ集。『レンザブロー』掲載を加筆・修正。(音訳者 高部 栄子)

1-9

高坂こうさか はる香 著 9:19
キンノヒマワリ ピアニスト中村紘子の記憶

内容 日本クラシック音楽界の大輪の花・中村紘子。日本が敗戦から立ち上がる中、彼女はピアノと度胸、政治力で単身世界に打って出た! 永遠のピアニストの生きざまを、専属マネージャー、調律師、音楽家たちの証言をもとに描く。(音訳者 加藤 昌子)

1-10

延江のぶえ ひろし 著 12:52
愛国とノーサイド

内容 日本の右翼運動の一大源流を作った頭山 満とうやま みつる。その孫・尋
子と結婚した農林省高級官僚の松任谷健太郎…。頭山家の尊皇精神と、松任谷家のプロデュース能力。両家をめぐる魅惑的な才人たちと、そのハイブリッドな軌跡を描く。(厚生労働省委託図書)

1-11

グループわいふ、佐藤 ゆかり 著 5:15
夫の定年

内容 男も女も真の意味で「幸せな定年後」を手に入れるためには一体何が必要なのか。5組の夫婦のインタビューを通じて、定年を迎えた人生の後半に、より良い夫婦関係を築く秘訣を紹介する。2015年実施のアンケート結果も収録。(厚生労働省委託図書)

1-12

宮下 ただし 著 4:50
となりの生物多様性

内容 微生物の力、ハスの葉やクモ糸からの技術、色の名前、市井のナチュラリスト…。「生物多様性」をキーワードに日常と深く関わるテーマを取りあげ、生物の面白さや奥深さを伝える。(厚生労働省委託図書)

1-13

山本 佳奈 著 7:45
貧血大国・日本

内容 「貧血大国」である日本。女性の社会進出や出産の高齢化が進むなか、貧血の問題を放置すると、今後どのようなことが起こるのか。世間であまり認知されていない貧血の実態や危険性、対処法などをわかりやすく解説する。(厚生労働省委託図書)

1-14

川名 壮志そうじ 著 6:04
密着最高裁のしごと

内容 司法の顔は見えにくい。でも、実は最高裁は面白い。夫婦別姓はなぜダメなのか? 裁判員裁判で市民が出した結論は無意味? きわどい判断で注目を集めた訴訟を追い、現役記者が最高裁の知られざる「しくみ」を解き明かす。(厚生労働省委託図書)

1-15

松本 つよし 著 13:37
略奪した文化

内容 戦争中、日本は中国やアジアから膨大な図書を奪い、日本に持ち帰った。中国の人々は、図書館を奥地へと移動させ、命を懸けてこれを守ろうとした。知られざる文化の略奪史を多くの資料から明らかにする。(厚生労働省委託図書)

◎貸出おすすめ図書

今月は、時代小説のシリーズをご紹介します。今回は、人気の高い作家を中心に、5つのシリーズをご紹介します。

S1-1

上田 秀人ひでと 著 全13巻
奥右筆おくゆうひつ秘帳 シリーズ

内容 十一代将軍家斉の時代。江戸城のあらゆる文書が集中する奥右筆は、地味ながら幕政の秘密に触れうる重要な役職。その組頭・立花併右衛門へいえもんが物語の主人公。権力を競う幕閣たちの争いに巻き込まれながらも、一介の役人である発展途上の青年剣士が、幕政の深き闇に敢然と挑む。本編12巻と外伝1巻で完結です。(他館複製図書)

S1-2

小杉 健治 著 全20巻
三人佐平次さへいじ捕物帳シリーズ

内容 世間の岡っ引きに対する悪評を憂いていた同心は、美人局の罪で捕まえた三兄弟を、岡っ引きとして売り出すことを思い付く。切れ者だが悪人面の長男、力自慢の次男、色男の三男…この三人で一人の岡っ引き「佐平次親分」を名乗らせ、その評判を上げさせようと考えたのだ。三兄弟は江戸の平和を守れるか? 全20巻で完結です。(他館複製図書)

S1-3

鳥羽 亮 著 13枚
まろほし銀次捕物帳シリーズ

内容 亡くなった父の後を継いで岡っ引きとなった、容姿端麗の小料理屋の息子、銀次。一角流十手術に伝わる特殊な小型武器“まろほし”の遣い手でもある銀次の活躍描く、娯楽時代小説。全13巻で完結です。(他館複製図書)

S1-4

藤井 邦夫 著 30枚
秋山久蔵御用控 シリーズ

内容 “剃刀かみそり久蔵”と呼ばれ、悪人を震え上がらせる、南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵の活躍を描く。弱きを助け、悪を挫く…、悪党には情け無用、久蔵が江戸の悪を斬る!全30巻で完結です。(他館複製図書)

S1-5

佐伯 泰英 著 18枚
酔いどれ小籐次留書シリーズ

内容 豊後森藩下屋敷ぶんごもりはんしもやしきうまや番・赤目あかめ小籐次は、主君が江戸城で
同席した四人の藩主から「城なし」を理由に辱めを受けたことを聞き、意趣返しを決意。敢然と脱藩する。全18巻で完結です。その後、新シリーズも刊行中で、現在12巻まで所蔵があります。(他館複製図書)

◎一般CD

こちらは、CDデッキでも再生できます。プレクストークをお持ちでない方、もちろんプレクストークをお持ちの方にも楽しんでいただけます。1枚の平均時間は60分くらいです。

1-1

三遊亭 金馬 他 2枚
古典落語特選

内容 6人の落語家による古典落語をお楽しみいただけます。ディスク1には、三遊亭金馬「堪忍袋」、三遊亭圓生「お化け長屋」、三笑亭可楽「うどん屋」、ディスク2には、古今亭志ん生「首ったけ」、桂三木助「崇徳院」、柳家小三治「道具屋」が収録されています。(寄贈 八田 雅子様)

1-2

古今亭 志ん朝演 1枚
古今亭志ん朝 特選独演会1「お見立て」「火焔太鼓」

内容 入門から5年という異例のスピードで真打に昇進し、明快・軽妙な語り口で人気を博した、古今亭志ん朝の落語CDシリーズの第1巻です。吉原の遊女が気に入らない客を帰そうとする「お見立て」と、道具屋の男が市で買ってきた汚れた太鼓をめぐる「火焔太鼓」を収録しています。(寄贈 八田 雅子様)

1-3

古今亭 志ん朝 1枚
古今亭志ん朝 特選独演会2 「三枚起請さんまいきしょう」「お若伊之助わかいのすけ

内容 古今亭志ん朝の落語CDシリーズ、第2巻。遊女と客の
間でやり取りされる起請文きしょうもんにまつわる落語「三枚起請」と、町娘お若と元侍・伊之助をめぐる騒動を描いた「お若伊之助」を収録しています。(寄贈 八田 雅子様)

1-4

古今亭 志ん朝 1枚
古今亭志ん朝 特選独演会3「唐茄子屋政談とうなすやせいだん

内容 古今亭志ん朝の落語CDシリーズの第3巻。道楽が過ぎて勘当された商家の若旦那が、唐茄子(カボチャ)を売ることになる「唐茄子屋政談」を収録しています。(寄贈 八田 雅子様)

1-5

伊集院 静 著 1枚
遅い春

内容 この人とともに生きて行きたいと願う倫子みちこに、消防士の邦夫は「俺は、その時が来た時、躊躇うことがないように生きていたいんです」と、倫子の言葉に心を開こうとしなかった。(寄贈 八田 雅子様)

1-6

伊集院 静 著 1枚
春泥

内容 廣代ひろよは、句会の席で自分を見つめる吉井の視線を感じていた。バネ指を患って病院に行った廣代は、偶然中庭のベンチでパジャマ姿の吉井の姿をみかける。(寄贈 八田 雅子様)

1-7

伊集院 静 著 1枚
にせアカシア

内容 「お江戸の頃から、花盗人は罪にはならなかったって話だ…。」最後の花盗人といわれる男から、さまざまな事を学んだ志津子は、客の注文に応じて新潟の弥彦村に桜を盗りに出かける。(寄贈 八田 雅子様)

1-8

連城 三紀彦 著 2枚
ピエロ

内容 「俺なら、いいよ」そんな口癖の計作は、美容院を経営する妻・美木子と暮らしていた。美容院の借金返済のため退職金もつぎ込み、一人前の美容師になるという妻の夢に尽くし、店では下働きを引き受ける。明るさと営業力をもつ計作の協力で、店は順調に繁昌していったのだが。(寄贈 八田 雅子様)

1-9

山本 周五郎 著 3枚
わたくしです物語

内容 『今の若い者は…嘆かわしい…これではゆくさきが案じられる。』事あるごとに、そう嘆く知次茂平ともつぐもへい老は、国家老としてもすこぶる忙しいのだが、近頃特に気がかりなことが起きた。忠平考之助ただひらこうのすけという若者についてである…。山本周五郎作品には
珍しく喜劇仕立てですが、そこに私たちの心に沁みこんでくるペーソスにあふれています。名人の落語を彷彿させる、守屋政子もりやまさこかみ恭ノ介お二人の語りをお楽しみください。他、ディスク2に「笠折半九郎かさおりはんくろう」、ディスク3に「夜の辛夷こぶし」が収録されています。(寄贈 八田 雅子様)

1-10

三浦 哲郎 著 1枚
初夜

内容 志乃を連れて雪の中の温泉場へ新婚旅行に出かけた。私は、どうしても志乃に話しておかなければならないことがあったが、新婚の旅先で妻に語るべきことではないような気がして言い出しかねていた。(寄贈 八田 雅子様)

◎点字図書

1-1

金井 美恵子 著 全4巻
スタア誕生

内容 『スタア誕生』公開にちなみ、地方都市の映画館でニューフェース審査会が開かれる。揺れながらカーテンが引かれ、シャンデリアは虹色に輝き、まばゆい光のスクリーンで、私たちの“金魚の娘”ははなやかに泳ぎまわるだろうか…すずらんの香水、首筋に感じる風、数多の映画の情景、幾度となく紡ぎ直される物語。1950年代の記憶を精緻に編みこんだ切なく甘い最新長編小説。    (点訳者 青い鳥奉仕団点訳部)

1-2

矢作 直樹 著 全2巻
身軽に生きる

内容 余計なものを手ばなせば、心がスーッと楽になる。救急医療の現場で生と死を見つめてきた医師が、「身軽になるための力」をどう磨けばいいのかを考え、すこやかな生き方を伝える。
   (点訳者 有馬 満千子)

1-3

山田 悠介 著 全3巻
貴族と奴隷

内容 寒村に拉致された盲目の中学生たちに、「貴族と奴隷」という驚愕の実験が命じられた。劣悪な環境、強制労働、謎の収穫物。異常な状況が少年たちを少しずつマヒさせてゆき、王様の登場で混乱は頂点を迎えるのだが。(点訳者 小泉 ゆう子)

1-4

縞田 理理しまだ りり 著 全4巻
不死探偵事務所

内容 魔の法の才能ゼロ、取り柄は顔の良さだけのシモン。初仕事で、自称探偵のアンブローズ・ネロ殺しを請け負うが、あっけなく返り討ちに遭う。ネロには不死の噂があり?『小説Wings』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。(点訳者 信田 千束子)

1-5

瀧森 古都たきもり こと 著 全4巻
たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える

内容 ショッピングモールの屋上から飛び降りようとしていた少女。それを助けたのは、関西弁のインド人「オム」と笑わないピエロ「修二」だった。「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」の著者による、感動の小説。(点訳者 清水 伊代)

1-6

ひいらぎ 著 全5巻
マイペースな君

内容 食べることが大好きなOLの葵に、仕事ができる俺様な同僚や甘いマスクのやさしい先輩、料理上手なイケメンのカフェ店長、人懐っこい弟の親友が、いっせいにアプローチ!?超マイペースな葵の心に入り込んだのは…?(点訳者 有賀 文枝)

1-7

ローラ・マークス・フィッツジェラルド著 千葉 茂樹 訳 全4冊
スピニー通りの秘密の絵

内容 13歳の少女セオは、祖父と母とともにグリニッジビレッジのスピニー通りで暮らしていたが、ある日突然、祖父が事故で亡くなってしまう。一家の働き手を失い、経済的に行き詰っていくなか、祖父が最期に残した「卵の下を探せ」という謎めいた言葉に一家を救う鍵があるとにらんだセオは、謎の解明に乗り出す…。ニューヨークを舞台に繰り広げられる美術ミステリー。(厚生労働省委託図書)

1-8

ジル・ルイス 作 さくま ゆみこ 訳 全3冊
くれないのトキの空

内容 スカーレットは12歳。学校に通いながら、心の病気を持つ二人の家族、鳥好きの弟レッドと母の世話をしている。しかし、家が火事になり、家族は引き離されてしまう。母は病院へ、弟はケアセンターへ、スカーレットは里親のもとへ。いつか紅のトキが飛ぶ情景を見に行こうと、その夢を心の支えに、愛する弟を取り戻すため奮闘する少女と、彼女に手を差し伸べる周囲の人々との交流を丁寧に描く。(厚生労働省委託図書)

1-9

クラウディア・リンケ著 森内 薫、中野 真紀 訳 全3冊
ダライ・ラマ 子どもと語る

内容 「なぜ人が飢えで死ぬのを防げないの?」「どうすれば優しくなれるの?」「幸せになる方法は?」「恋したことある?」「イスラム教をどう思う?」「死ぬのは怖い?」…。これらの質問は、ドイツの子どもたちがダライ・ラマに投げかけたもの。対するダライ・ラマの答えは思慮深く夢想的で、ときには意外で、そして常にきわめて率直だった。2013年から翌年にかけてドイツを訪問した際の、ダライ・ラマと子どもたちとのやりとりの記録を中心に構成。また、ダライ・ラマの生い立ちを若い読者に向けて語ると同時に、その教えの基本や仏教の基本概念についてもやさしく説明。(厚生労働省委託図書)

1-10

安田 夏菜かな 訳 全1冊
くじらじゃくし(わくわくライブラリー)

内容 舞台は、昔むかしの大阪。あまやかされて育った米問屋のおじょうさまは力持ちで、とにかくわがまま。ある日、「だれも飼っていないペットがほしい」と言い出し、頭をかかえただんなさまは、丁稚の定吉にペットさがしを丸投げ。困った定吉が池のほとりで出会ったのは、一ぴきのおたまじゃくしでした…。(厚生労働省委託図書)

1-11

ジェームズ・ドーソン著 藤堂 嘉章よしゆき 訳 全2冊
ジェームズ・ドーソンの下半身入門まるごと男子!読本

内容 思春期は人生で特に奇妙な時期。体や心や人間関係が、意図するとしないとに関わらず変化していくことは避けられない。なのに男子は心配事や悩み事を、女子みたいに人と話せない。その変化の時期をなんとか生き延びて大人になり、性教育やいじめ問題に取り組んできた元教師の著者が「下半身」とのつきあい方、「自分」や「ひと」とのかかわり方など、悩み多き男子の疑問に取り繕うことなく答える。(厚生労働省委託図書)

1-12

ポリー・フェイバー作 松波 佐知子 訳 全1冊
バクのバンバン、船にのる

内容 マンゴー・ナンデモデキルは、なんでもできるかしこい女の子。パパと、ジャングルからやってきたバクのバンバンと一緒に暮らしています。マンゴーは、バンバンが退屈しないために、何か習いごとを探してあげることにしました。ふたりはまずバレエ教室をのぞいてみますが…。4つのお話を収録した楽しい読み物シリーズ第2弾です。 (厚生労働省委託図書)

1-13

岸 政彦 著 全3冊
はじめての沖縄

内容 この本は、初めて沖縄に行く人のための歴史や文化、観光名所などの解説書ではありません。若き日に、うなされるように沖縄に恋い焦がれ、沖縄に通い始めるようになった著者の、やむにやまれぬ思考が出発点になって書かれた切実な「沖縄論」です。社会学者として沖縄をテーマにし、沖縄の人々の話を聞き取りながらも、「ナイチャー(沖縄以外の都道府県のひと)」である著者が「沖縄」について語りうる言葉を探し続けているのはなぜなのでしょうか…。(厚生労働省委託図書)

1-14

ピッパ・グッドハート著 千葉 茂樹 訳 全3冊
笑う化石の謎

内容 19世紀後半のイギリス。ケンブリッジ郊外のグランチェスター村で暮らすビルは13歳。ある日、村の地下深くから良質な肥料「コプロライト」が発見され、村は活気づくが、それは同時に思いもかけぬ出来事を引き起こす。ビルの父は職を失い、病弱な母の健康も悪化。そんな彼の前にあらわれた「笑う化石」。世紀の発見に違いないと確信したビルは、この化石をひそかに掘り出そうとするが…。(厚生労働省委託図書)

◎デイジー雑誌

厚生労働省 委託 1枚
声の広報 厚生 第256号2018.11・12月

◎テープ雑誌

厚生労働省 委託 1巻
声の広報 厚生 第256号2018.11・12月

◎点字雑誌

全国盲ろう者協会 寄贈 1冊
盲ろう者の専門誌コミュニカ 2018年秋No.57
日本盲人キリスト教伝道協議会 寄贈 1冊
信仰 2018年12月号
自由民主党 寄贈 1冊
自由民主 平成30年12月発行 第91号

≪用具部からのお知らせ≫

 プレクストークリンクポケットの最新ファームウェア(バージョンアップ)のご案内です。
山梨ライトハウス盲人福祉センター用具部でも、ご来館頂ければ、バージョンアップができますので、ご連絡お待ちしております。
シナノケンシのホームページでの内容は次のとおりです。
1.対象機種
・プレクストークリンクポケット(PTP1/LINK)
2.主な変更点と理由
・スピード調整時の音質改善。
・サピエのストリーミング再生とダウンロード時の安定性改善。
・DAISY制作ソフトPLEXTALKProducer (プレクストーク プロデューサー) Ver.1.2.0.0以降で作成した原本ルビの読み上げ改善(2重読みしてしまうことを解消)。
・サピエの雑誌定期配信でオンラインサービスエラーとなる不具合を改善。
3.最新のファームウェアのバージョン番号
・1.02.12
製品のバージョン番号は、操作面の5キーを押し、音声ガイドで確認することが出来ます。
4.ファームウェアの入手方法
(1) インターネットに接続してネットワークバージョンアップをご利用いただく方法
① 「メニュー」→「管理」→「ネットワークバージョンアップ」を選ぶと「ネットワーク・バージョンアップを実行しますか?」と音声ガイドがありますので決定します。
② 更新版がある場合に、バージョン番号が音声ガイドされます。
③ ここで決定するとダウンロードが開始されダウンロード完了後、自動的にバージョンアップが実行され、バージョンアップが完了すると自動的に再起動します。
※ なお、詳細な手順はプレクストークリンクポケット取扱説明書(17.4.9 ネットワーク・バージョンアップ)で説明されています。
(2) パソコンでホームページからダウンロードしていただく方法
① ファイル名:PTP1LINKUP1212JPN.zip (143MByte)
② ダウンロードしたファイルを開くと「PlexVer.Up」フォルダが入っています。
③ お手持ちのSDカードまたはUSBメモリに「PlexVer.Up」フォルダごとコピーし、製品に挿入してください。
(3) バージョンアップ用SDカードの送付をご依頼いただく方法
① ご利用中の機種名と現在のバージョン番号をご確認のうえ、下記のいずれかの受付へご依頼ください。
(ア) お問い合わせ窓口での電話受付
電話番号:050-5804-1177
受付時間:月曜日から土曜日の9:30から17:00まで
(イ) Eメールでの受付
メールアドレス: plextalk@skcj.co.jp
件名を”バージョンアップ用データ送付希望”とし、お客様のお名前、電話番号、ご住所、対象の機種名と現在のバージョン番号を必ずご記入ください。
② ご利用後のSDカードは同封の返信用封筒で返却をお願いします。お客様の送料負担はございません。
本ご案内についてのお問い合わせは、弊社プレクストークお問い合わせ窓口へお願いいたします。
電話番号:050-5804-1177
受付時間:月曜日から土曜日の9:30から17:00まで。

次に、今回の用具の紹介は、奥秋曜子のフィッシュグリルプレート電子レンジでお魚が焼けるプレート(お皿)です。
奥秋曜子氏は、山梨のお料理研究家で日本点字図書館発行の録音雑誌ホームライフにご出演しています。
販売価格:6,265円(送料が300円かかります)
商品の特徴
•電子レンジでチン!と、お魚が焼け、ほどよい焦げ目がつきます。外はパリパリ、中身はふっくらと焼き上がります。
•本品は本体のプレート、蓋、鍋敷きがセットです。
本体の色は濃い茶色で食品とコントラストがはっきりします。
プレートの表面には網目状の凹凸があり、余分な油や水分を逃がす構造になっています。
•プレートの裏面は電子レンジのマイクロ波を集めて発熱する発熱体が焼き付けてあり、マイクロ波を熱に変えることでセラミックのプレート全体が加熱されます。
•蓋の表裏両面にはマイクロ波を遮断する反射膜が焼き付けられ、上からあたるマイクロ波を遮断します。食材に含まれる水分の蒸発を防ぎ、プレートの発熱体からの熱でお魚を焼くので、ふっくらと美味しく調理できます。
•基本の焼き方は料理をする前にプレートだけを約5分間電子レンジで加熱しておきます。この上に魚をのせ蓋をして、さらに電子レンジで加熱します。プレートだけを熱したときプレートは約200℃近くの熱さになるので、必ずミトンをお使いください。
•プレートは長さ20センチぐらいまでの魚が載ります。ブリの切り身なら2枚、小ぶりのアジの開きなら2枚ぐらい、載る大きさです。
•プレートはオーブンでもご使用いただけます。
•陶製の鍋敷きがついていますので、焼き上がったらそのまま食卓へ出すこともできます。
•お魚だけではなく、豚肉や鶏肉もおいしく焼き上げます。
•今回、日本点字図書館で販売するために奥秋先生が特別に作ってくださったレシピ集もついています。既存のレシピと併せ31種類のレシピが掲載されています。
•他に、ガスコンロのグリルを使うと後片付けがたいへん!という方にもお勧めの商品です。
仕様
•大きさ(蓋含む):(幅)27×(奥行)25.5×(高さ)7cm
•重さ:1.1kg
•付属品:奥秋曜子のフィッシュグリルプレートレシピ集
•材質 •プレート:耐熱セラミック
•蓋:耐熱セラミック
•鍋敷き:硬質陶器
•耐熱温度差 •プレート:500℃
•蓋:300℃
•鍋敷き:150℃
•メーカー:株式会社ミヤオカンパニーリミテド
•原産国:マレーシア
取扱説明書:音声(一般CD)
※ご希望のかたにはデイジー版もあります。
ご希望の方は、電話055-222-3502または、貸出専用電話055-223-1113までご連絡お待ちしております。