社会福祉法人山梨ライトハウス

社会福祉法人 山梨ライトハウス

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曲名:青い鳥 作詞:竹内秀秋
作曲:一瀬公弘

※再生ボタンをクリックすると音楽が流れます。ボリュームにご注意ください。

広報誌「うるおい」(拡大版)第343号 2018年10月20日発行

目次 山梨ライトハウスから皆さんへ山視福協から山視民協からことばのミニ解説うるおい俳句教室暮らしのヒント用具部からのお知らせ
新しい図書の紹介 デイジー図書マルチメディアデイジー図書一般CD点字図書デイジー雑誌一般CD雑誌点字雑誌

ライトハウスから皆さんへ

第64回白い杖愛護運動月間行事のご案内

  11月は、白い杖愛護運動月間です。今年も県民一人ひとりが目の不自由な皆さんを正しく理解し協力すること、目の不自由な皆さん自身も積極的に自立し、進んで社会活動に参加することのできる「ユニバーサル社会」を目指して運動を続けていきます。今年64回を迎える白い杖愛護運動の月間行事をご紹介します。
■白い杖・盲導犬キャンペーン
 日時:11月1日(木) 午前7時30分~8時30分
 場所:甲府駅南口及び北口 他郡内地区2か所
 内容:啓発キャンペーンとふれあいの鈴の配布、広報車による甲府市内での啓発活動
■白い杖福祉の集い
 日時:11月4日(日) 午前10時~11時30分
 場所:山梨県立盲学校体育館
 内容:奉仕者知事表彰、白い杖愛護作文・生活体験文表彰 最優秀作文発表
■ライトハウス福祉祭
 日時:11月4日(日) 午前11時45分~午後2時
 会場:青い鳥成人寮前庭
 内容:甲府西幼稚園和太鼓演奏、各施設の出し物、点字ミニ教室、盲人用囲碁教室、青い鳥ホームマッサージ奉仕治療、ふれあいコーラス、お楽しみ抽選会等が予定されています。その他に、食欲の秋にふさわしい模擬店販売もお楽しみください。
なお、白い杖福祉の集いにご参加の方は、甲府駅南口信玄公像前から9:20と9:30に送迎車がでますのでご利用ください。福祉祭からご参加の場合は、10:30と11:00の送迎車をご利用ください。お帰りの際は、14:30と15:00に成人寮前庭から甲府駅まで車を出す予定です。合わせてご利用ください。皆さんのお越しをお待ちしています。

次に、お知らせが5つあります。
最新家電と水回りの体験会inクリナップ
実際に触れて、聴いて、作って…最新家電の体験会です。
ごみの片づけがラクなシンク、手入れのラクなレンジフード、滑りにくいお風呂、音声・凸ボタンのIH,音声付ジャー炊飯器、音声付レンジグリルなどが体験できます。また、レンジで作る「揚げないから揚げ」「焼きそば」「手作り豆腐」などの体験、試食ができます。
日時:12月2日(日曜日)午前10時から午後3時まで
場所:クリナップ 甲府ショ―ルーム
   甲府市貢川本町9-34
アルプス通り「貢川小北」信号左折 ダイワハウス隣です。
問合せ先:オフィス オクアキ
055-267-6035または090-4057-5603
予約不要、参加費無料で、どなたでも自由に参加できます。
是非、ご参加を。

山視福協から

七つの教え  福祉部長 返田順子

 私が勤めていた病院では、様々な研修会が行われていました。その中で、特に印象に残っている研修について、少し書いてみます。
それは、「認知症の患者さんに対する接し方」というものでした。
1、相手に安心感を与えるよう、いつもにこやかに話しかける。
2、患者さんが生きてきた人生を尊重しながら寄り添う。
3、プライドを傷つけないよう、言葉に注意して話しかける。
4、何か失敗しても、けっして責めない。
5、患者さんの訴えることにしっかり耳を傾ける。
6、さりげなく褒めてあげる。
7、できるだけ、やさしい気持ちで接する。
これらのことは、認知症の人に限らず、どんな人にも当てはまる大切な心構えであることを学びました。目新しい感じはまったくしないのですが、これらのことを日々少しでも実行できたなら、お互いどんなに幸せな気分になれるだろうかと心にとめた研修でした。

山視民協から

駅ホームの安全な歩行について  副会長 伊東一敏

 また痛ましい電車での視障者の死亡事故が起こりました。
 東京都品川区東急大井町線下神明駅で9月4日に同区内の男性(71)がホームから線路に転落し、電車にはねられ、死亡したものです。この駅にはホームドアはありませんでした。
 この2年間にホームドアがない駅でこうした死亡事故が多発しています。2016年8月の東京メトロ地下鉄青山駅をはじめ大阪3件、埼玉・神奈川・横浜・横須賀の駅などで起こっています。ホームドアなどの安全対策が急がれるとともに駅ホームでの安全な歩行についても身に着けておく必要があります。
 去る8月25日発行の山視民協情報83号「駅ホームの転落事故の防止について」歩行訓練士の金山佐保さんから原稿を寄せていただきました。そのなかから駅ホームでの視障者の安全な歩行について要約し、その内容を紹介します。
1 平成29年1月14日、埼玉県のJR蕨駅で視覚に障害のある男性がホームに転落して亡くなりました。その後も相次ぐ鉄道の駅ホーム転落事故を受け、日本歩行訓練士会では平成29年3月26日に緊急意見交換会を開催し、日本盲人会連合や国土交通省主催の会議についてなどの交換会を行い、情報共有をしました。
2 日本歩行訓練士会とは、視覚障害者の歩行・移動に関する専門家の集まりで、山梨県では現職歩行訓練士2名が所属しています。
3 駅ホームでの事故は、単独での歩行に慣れている方や普段から使い慣れている場所で起きています。すでに歩行訓練を受け、十分慣れている方であってもどうか是非、いま一度、よく使う駅の環境を歩行訓練士等と一緒に確認してみてください。
4 駅ホーム上で確認していただきたい4つのポイントを挙げます。
(1)自分がよく使うホームの形状や点字ブロックの敷設状況などについて、再度確認してください。
(2)普段と異なる状況(体調や環境)があれば、立ち止まり駅員や乗客に援助を依頼してください。
(3)白杖を浮かさず、しっかり左右に振り、床に接地して歩いて下さい。
(4)乗降時には必ず白杖で床があることを確認してから足を出してください。床とはホームや電車の乗降口などを指します。
以上です。

ことばのミニ解説

 朝夕はすっかり秋らしくなりました。今月は、最近日本でも定着してきた10月31日の行事「ハロウィン」の歴史について解説します。ハロウィンは、もともと古代ケルト人の収穫のお祝いから始まりました。収穫が終わると暗い冬の季節が始まり、魔女や悪霊も訪れやすくなると当時の人々は信じていたので、彼らを追い払うための大切なお祭りでもあったのです。その後、カトリックの国々では11月1日が「諸聖人の日」(All Hallows Day)となり、その前夜祭がAll Hallows Eveと呼ばれるようになり、それが短縮されて現代ではHalloween(ハロウィン)として知られるようになりました。このイベントは3日間続き、日本のお盆と同じように、死者の霊が戻って来ると言われる期間でもあります。
 ところで、ハロウィンといえば、カボチャをくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作ります。
 昔、アイルランドにジャックという酔っ払いの悪人がいたそうです。彼は死後、天国から追い出され、悪魔にも嫌われて地獄からも締め出されました。そこで、魂の安住の地を求めた彼は、永遠に世界中を放浪することとなりました。そのとき暗い足元を照らす為に、くりぬいた「カブ」をランタンにして作ったことが由来と言われています。いつしか、ジャックの持つランタンが死んだ人々の魂のシンボルとなりました。このお話がアメリカに伝わると、カブがカボチャになり、この「ランタンを持っているジャック」がハロウィンでよく見かける「ジャック・オ・ランタン」というお化けの由来になったそうです。
 ハロウィンは、日本で言うお盆とお月見が合体したような行事だったんですね。

うるおい俳句教室 越石 一彦 選評

埜村 和美
過疎の村闇を震はせ虫の声
(評)過疎の村の闇なので相当深い闇のはず。作者はその深い闇が震えるほどの虫の声と措辞しており、この強調表現は見事です。

師の電話漏れ来る八ヶ岳の虫時雨
(評)前句同様に虫の声の一句。こちらは受話器の向こう側から漏れてくるという前句以上に強調された虫時雨。そして「八ヶ岳」という固有名詞を置いたことで臨場感溢れた一句になっています。

加藤 隆
豊作を神に仏に供へけり
(評)日本人ならではのこの感覚、いいですね。炊き上げた新米の湯気が仏壇からも神棚からも上がっている様子を思い浮かべました。すっきりと詠んでとても印象深い一句となりました。

小松 瑛
石塔に煙染み入る秋彼岸
(評)」「彼岸」だけでは春の季語。秋の彼岸は小松さんのように「秋彼岸」と特定します。「石塔に染み入る」ほどの線香の煙であり、家族揃ってのお墓参りと想像できます。映像豊かな一句となりました。

境内に群なし遊ぶ赤とんぼ
(評)寺院の境内であるがゆえに、小さな生き物が「遊ぶ」という擬人化が成功しています。日本の秋の原風景ですね。前句同様に鮮やかな映像として浮かんできます。

小川 賢治
秋の月見えないものが思ひ出に
(評)」「月」だけで秋の季語となりますが、小川さんは「秋の月」と措辞し、秋の寂しさを強調しています。それにしても、「見えないもの」とは小川さんのロマンを感じますね。

十五夜の団子の味を忘れてる
(評)後の月の十三夜だけでなく、十五夜飾りもしない家庭が増えているとのこと。日本古来の行事が徐々に失われていくのは寂しい限りです。そんな寂しさを作者は「団子の味」を忘れたとストレートに表現しています。

石井 迪男
つくねんと芝生に座すや秋の昼
(評)」「つくねんと」とは一人で何もせず、ぼんやりしている様子をいいます。「うらら」という春の季語がありますが、掲句はこの秋バージョン、「秋うらら」ですね。秋の昼の穏やかさが「つくねんと」によく表れています。

栗拾ひ毬持ち帰るガキ大将
(評)うん、あるあると思わず頷いてしまいました。どんな悪戯をしてやろうかとニヤけているガキ大将の顔が浮かんできそうです。一読楽しい一句ですね。

中牧 洋子
入退院繰り返し早やいわし雲
(評)人生にどんな試練があっても必ず季節は移ろいでいきます。気がついたら空には秋の雲が漂っていたという掲句。作者の心情をいわし雲に託した一句です。

仰臥せし猫と添ひ寝の秋日和
(評)前述句と同様に「秋うらら」の一句ですね。「猫の仰臥」という措辞でうららかな秋の陽を見事に強調しました。

古屋 保
火が恋し山も色づく神無月
(評)つい最近まで猛暑とか言っていたのに、辺りはすっかり秋一色に。最近は異常気象で「秋」の期間がとても短く感じられて残念でなりません。すでに「火が恋し」という古屋さんの気持ちがよくわかります。

中山 伊知郎
ふるさとの心もおどる風の盆
(評)「風の盆」は毎年九月一日から始まる富山県を代表するお祭りです。昔は三日三晩踊り明かしたとか。お祭りはふるさとに直結するものであり、掲句は作者のふるさとへの想いがストレートに詠われています。

とんぼ追ひぶどう畑に桔梗花
(評)「とんぼ」も「ぶどう」も「桔梗」も秋の季語。秋を詠ってこれ以上の表現はないのですが、俳句は原則として季語は一つに絞って表現しましょう。それは、作者の最も表現したいことが分散され、ぼやけてしまうからです。俳句はたった十七音、一点集中が大切です。

小林 文雄
早朝の空気切り裂くモズの声
(評)「もず日和」という季語がありますが、これは澄み切った秋の日のことを指します。掲句の「切り裂く」という措辞が「澄み」としっかり呼応しています。また、「もずの生贄」は有名ですが、ここからも「切り裂く」という表現が見事に決まった一句です。

「総評」

 今月は「季語」に対する強調表現、呼応表現という点で秀句が見られました。いずれにしても皆さんが季語を大切に、また心情豊かに作句しておられ、毎月楽しく拝見させていただいています。これからも俳句を通して毎日を有意義に過ごしていきましょう。
 次回は秋爛漫から晩秋の候ですね。燃えるような秋の一句、それとも寂しい秋の一句でしょうか、楽しみにしています。

「いくたびも指よりこぼす今年米」 一彦

それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

今月の暮らしのヒントは、「花粉症」です。

 花粉症の諸症状は、原因となる花粉が飛散する時期に現れます。スギやヒノキの花粉の飛散は春がピークですが、夏や秋に花粉が飛散する植物もあります。毎年決まった時期に鼻水やくしゃみ、のどの痛みなどの症状が出る人は、その時期が何か特定の植物の花粉飛散時期と重なっていないか確認してみてください。花粉症である場合、症状を悪化させないためには適切な治療と対策が重要ですので、一度、医療機関を受診しましょう。
花粉飛散時期は、体に侵入する花粉をいかに少なくするかがポイントです。次のようなことに気をつけましょう。
1、外出するとき
•マスクを着用しましょう。
マスクをつけることによって、吸い込む花粉を3分の1から6分の1に減らし、鼻の症状を軽くする効果があります。顔にフィットし、息がしやすいもの、衛生面からは使い捨てのもの、性能的な面からは不織布のマスクがおすすめです。
•花粉が付着しにくい服装にしましょう。
外出時は、ウールなどの花粉が付着しやすい衣類は避け、綿、ポリエステルなど花粉が付着しにくい衣類を選びましょう。また、頭と顔は花粉が付着しやすい部分ですが、帽子をかぶることで、頭への花粉の付着を減らせます。
2、外から帰ったとき
•家の中に花粉を持ち込まないようにしましょう
•建物に入る前に、衣類に付いた花粉を払い落としましょう。
•うがいと洗顔をしましょう。
外出先から帰ったら必ずうがいを。のどに付着した花粉を除去するのに効果があります。また、顔を洗うことで、顔に付着した花粉を洗い落とします。鼻うがい(※)をしたり、目を洗ったりするときは、粘膜を痛めないよう生理食塩水を体温程度に温めて使うとよいでしょう。
※鼻うがい:鼻から生理食塩水などを注入して、ほこり、ウイルス、うみなどの汚れを取り除く方法です。
3、家に居るとき
•換気時は窓を小さく開け、時間を短くしましょう。
•花粉が飛んでいるときでも、室内の換気が必要なときがあります。換気時は窓を全開にせず、小さく空けて、短時間で締めましょう。
•こまめに掃除しましょう。
室内には、衣類や髪の毛などに付着して花粉が持ち込まれたり、換気時に窓から花粉が入ったりして、たくさんの花粉が残っています。こまめに掃除機をかけ、室内の花粉を減らしましょう。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

10-1

藤原ふじわら 智美ともみ 著 3:20
あなたがスマホを見ているとき、スマホもあなたを見ている。

内容 内容 披露宴2次会でスマホに見入る新婦、人混みが嫌いだといいつつ、群れのなかに加わる安心感…。ありふれた日々の暮らしにスパイスを振りかける珠玉のエッセイ69選。『読売新聞』連載コラムに書き下ろしを加えて書籍化。(音訳者 小林 素子)

10-2

斎藤 茂太 著 3:10
老いたら、笑顔

内容 人生に大切なのは「笑顔」。軽く微笑む「8割の笑顔」でいい-。日常生活で心をリフレッシュさせてくれる意外なコツ、平凡な日常をドラマに変えてくれるちょっとした工夫などを、例を挙げてやさしく解説する。(音訳者 加賀美 綾子)

10-3

弘兼 憲史 著 2:34
古希に乾杯!ヨレヨレ人生も、また楽し

内容 楽しいことも辛いことも適度に混ざっているほうが、人生は面白い。その辛いことを考え方ひとつで、“それもまた楽し”の気持ちに変える。漫画家の弘兼憲史が、70歳からの生き方をテーマに、人生を楽しく生きるコツを紹介。(音訳者 吉武 みどり)

10-4

藤野ふじの 可織かおり 著 5:16
ドレス

ドローンに魅惑された私、メラニンに憑かれた女、まとわりつく見知らぬ犬、何かで覆われていく彼女……。最愛の人や確かな記憶を失い、違う場所にきてしまった人々。芥川賞作家、全8編収録の短編集。(音訳者 武藤 紀子)

10-5

中原なかはら 清一郎せいいちろう 著 8:45
人のく昏れ方

内容 やざき矢崎あきら晃が二十歳になった日、父・てつ徹し志は自死を決行した。棺の前で、徹志と満州から日本へ引き揚げる途中で出会ったというかんざき神崎が、彼の壮絶な満州体験を語り始める。人間の生と死に迫る連作小説。『文芸』等掲載を単行本化。(音訳者 田中 栄子)

10-6

ケイト・ミルフォード 著、山田 久美子 訳 14:28
雪のよる夜は小さなホテルで謎解きを

内容 12歳のマイロの両親が営むホテルに、大雪のなか現れた5人の宿泊客。滞在予定日数を告げず、他の客がいることに驚く奇妙な彼ら。マイロは彼らの目的を探るが、それはホテルの秘密につながっていて…。心あたたまるミステリ。(音訳者 影山 睦子)

10-7

広嶋ひろしま 玲子れいこ 著 8:53
青の王

内容 砂漠に咲く水の都ナルマーン。魔族に守られたその国で、孤児の少年ハルーンは、自分の名も知らない不思議な囚われの少女を助け…。異世界ファンタジー。(音訳者 窪田 ますみ)

◎マルチメディアデイジー図書

10-1

ブリジット・ラベ,ミシェル・ピュエシュ 著、西川 葉澄はすみ 訳 1枚
いいとわるい(哲学のおやつ-10代からの考えるレッスン-)

内容 おやつを食べるように気軽に楽しく、哲学にふれてみませんか?身近な例をとりあげ、「いい」「わるい」ってなんなのかを考えます。すぐに答えの出る問いではないけれど、今だからこそ考えたいテーマばかりです。 (厚生労働省委託図書)

10-2

大野おおの 益弘ますひろ 監修 1枚
心にのこるオリンピック・パラリンピックの読みもの1

オリンピック・パラリンピックの感動を伝えるシリーズ。1では、「夢に向かってチャレンジ!」をテーマに、羽生結弦「進化を続けるスーパースター」、つちだ土田わかこ和歌子「挑戦を続ける車いすのアスリート」などのエピソードを紹介。(厚生労働省委託図書)

10-3

石原いしはら 千秋ちあき 著 1枚
大学受験のための小説講義

「大学入試センター試験」に必ず出る小説問題。これを解くには学校では教えてくれない技術が必要だ!国公立二次試験にもバッチリ使える教養としての小説入門。(厚生労働省委託図書)

10-4

たに 敏行としゆき 原案、畑中はたけなか 弘子ひろこ 文、かなざわ まゆこ 絵 1枚
地震がおきたら

内容 地震がおきたら、どうしよう。もし、ひとりでいるときだったら? 子どもたちに自分で自分のからだを守ることの大切さを伝える絵本。家族を守る防災知識も掲載。(厚生労働省委託図書)

10-5

川端かわばた 誠まこと 作 1枚
ばけものつかい 落語絵本1

内容 ばけものが出ると噂の、古い屋敷へ引っ越したご隠居さん。噂通り、毎日ばけものたちが現れる。でも、ご隠居さんは怖がるどころか、家事やら庭仕事やらと、ばけものたちをこき使い…。(厚生労働省委託図書)

10-6

ねもと根本 ひろし浩 著、小林 絵里子 絵 1枚
はじめてふれる日本の二十四節気・七十二候 4

内容 日本の季節を感じる目安となった「二十四節気」をさらに三つずつに分けたものが、わかりやすい言葉で四季の移ろいを表した「七十二候」です。4は、冬の七十二候を取り上げ、季節の楽しみを紹介します。(厚生労働省委託図書)

◎一般CD

これは、CDデッキでも再生できます。プレクストークをお持ちでない方、もちろんプレクストークをお持ちの方にも楽しんでいただけます。1枚の平均時間は70分くらいです。

10-1

伊集院 静 著 1枚
ぼくのボールが君に届けば

内容 ガラスで出来たピエロの人形を拾った事からトオルは病床のソウ君とその姉さんと友達になった。ソウ君を元気づけるためにトオルはホームランを打ちたかった。トオルの熱心さに周りの人々も協力するが… (寄贈 はった八田 まさこ雅子様)

10-2

伊集院 静 著 1枚
どんまい

内容 じゅんや純也とよしこ淑子は双子の兄妹だった。淑子が難しい病気にかかり、純也は母と二人で看病の日々を過ごしていた。そんなある日、純也は都会の匂いをさせた野球の上手な少女と出会う。(寄贈 八田 雅子様)

10-3

伊集院 静 著 1枚
冬の鐘

内容 相撲取りを目指して挫折し、鎌倉で小料理屋を営むさやま佐山ひさ久はる治。昔は甲子園を沸かせたY高のエースおおや大矢しょういち正一。年月を経て好きな野球を楽しみながら、男同士かけがえの無い友情を深めていた。(寄贈 八田 雅子様)

10-4

伊集院 静 著 1枚
受け月

内容 長い間、社会人野球の選手・監督として活躍し、常に前向きに突き進んできたてつ鐡じろう次郎だが今日最終ゲームを終えた。帰路、夜空の月を見上げた鐡次郎は、夫の回復を祈る孫娘の姿に老妻の言葉が重なり、その「受け月」に向かって静に両手を合わせていた。(寄贈 八田 雅子様)

10-5

伊集院 静 著 1枚
切子皿

内容 幼い頃、母と自分を置いて出て行った父をしょういち正一は憎んでいた。二十数年ぶりに小料理屋のカウンターに父と並んだ正一は、話題も途切れがちで、料理を盛られて出された切子の器の美しさが妙に心に残った。(寄贈 八田 雅子様)

10-6

夏樹 静子 著 1枚
死ぬより辛い

内容 死ぬより辛いこととは、なんだろうか。偶然子どもの筆跡と思える手紙を見つけ、宛先に届けようとした事から、思わぬ展開になっていく。著者初期の作品。(寄贈 八田 雅子様)

10-7

夏樹 静子 著 1枚
五千万円すった男

内容 地方競馬で5000万円すった男がいた。念のために警察が男の身辺をさぐってみると思いがけず誘拐事件が隠されていた。子ども達の何気ない言動から次第に事件の全容が浮かび上がってきた。(寄贈 八田 雅子様)

10-8

夏樹 静子 著 1枚
足の裏

内容 いったい「足の裏」って何だ。地方都市でおきた強盗事件によって、思いがけずにあぶりだされた格式ある寺院の秘密は・・・。(寄贈 八田 雅子様)

10-9

夏樹 静子 著 1枚
路上のきか奇禍

内容 1年の間隔をおいて福岡市内で発生した2つの過失致死事件に疑問を持った若い記者が、独自の推理を働かせて両事件の裏側の企みをあばいていく。(寄贈 八田 雅子様)

10-10

夏樹 静子 著 1枚
一億円は安すぎる

内容 京都の織物関連会社の社長達は、揃って業界の不況を嘆いていた。2代目3代目のボンボン社長達にはこれといった打開策も見つけられず、苦慮した末の方策は?(寄贈 八田 雅子様)

◎点字図書

10-1

米澤よねざわ 鐡志てつし 著 全1巻
ぼくは満員電車で原爆を浴びた

内容 二度と原爆など使ってはいけませんし、戦争だってしてはいけません。どんなにつらい記憶でも、知らないよりは知ったほうがいいと私は思います。本書は読むのも苦しい内容ですが、きっと未来の為の知恵を与えてくれるでしょう。(点訳者 小林 敬子けいこ

10-2

荒神原こうじんばら 創発そうはつ 著 全3冊
脱原発への道 起こりうる未来のシミュレーション

内容 中国との間に戦争が起こったとき、日本はどうなるのか?日米安保条約は機能するのか?原発を攻撃されたらどうなるのか? 起こりうる未来を具体的に想定し、我が国の安全保障政策を問う小説。(点訳者 青柳 輝美)

10-3

上橋 菜穂子著、斉藤 慶輔 著 各2冊
命の意味 命のしるし

内容 野に生まれたものは、野に在るように-。国際アンデルセン賞作家賞受賞作家・上橋菜穂子と、野生動物の獣医師・斉藤慶輔の2人が、命とは何かを問いかける。NHK Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」をもとに書籍化。(点訳者 河西 登茂子)

10-4

バナ・アベド著、金井かない 真弓 訳 全3冊
バナの戦争 ツイートで世界を変えた7歳少女の物語

内容 「今夜、わたしは死んじゃうかもしれない」 爆弾の雨の下から、少女は戦争の現実をツイッターで伝え続けた…「現代のアンネ・フランク」とも呼ばれるバナが、シリアでの暮らしや内戦について語った感動手記。 (点訳者 赤松 貞子)

10-5

島尾 敏雄 著 全6冊
日の移ろい

内容 心塞ぐ思いの日々。人びとをどこか拒否する心。ながく「私」に張り付いて、決して離れようとはしない執拗な鬱。日記という形式で日常を追いながら、日日の出来事とそれを感受する心の戦き、あらがいのさまを微細に観察し、記録することで、最上の文学に熟成させた名作。谷崎潤一郎賞受賞作。(点訳者 萩原こはぎはら 敏美としみ

10-6

楠本Family 著 全2冊
ずっと一緒にいられますように。

内容  17歳で彼と出会い、19歳で出産、20歳で結婚式。たくさんぶつかって、仲なおりして、バカみたいに笑って、一緒にすごして…。動画コミュニティ『ミックスチャンネル』で人気のカップルが綴る、ふたりの恋のストーリー。(点訳者 天野 宰子さいこ

10-7

中川 なをみ 著、スカイ エマ 絵 全5冊
ひかり舞う

内容 時は戦国。7歳にして母と別れ、縫い物師として生きる少年・平史郎。そして平史郎をとりまく、さいか雑賀の鉄砲衆タツ、絵描きの周二、朝鮮から連れてこられた少女おたあ。激動の時代を生き抜いた人々の人生模様を描く。(点訳者 鶴見 貴美恵)

10-8

吉田 悠軌ゆうき 著 全3冊
<ゆったり点字版>一行怪談

内容 “ゆったり点字”とは、普通の点字印刷よりマスかん間を広くあけた、触読ビギナー向けの点字印刷法。想像力が喚起され、不思議な怖さがこみあげてくる怪談小説集。同内容を録音した音声デイジーCD付き。(寄贈 日本ライトハウス)

10-9

柳家 紫文しもん 著 全3冊
<ゆったり点字版>人生に役立つどどいつ都々逸とくほん読本

内容 “ゆったり点字”とは、普通の点字印刷よりマス間を広くあけた、しょくどく触読ビギナー向けの点字印刷法。七・七・七・五の言葉遊び、都々逸。古典から新作まで、人生の機微が乙に洒脱に表されている、たくさんの都々逸を紹介します。同内容を録音した音声デイジーCD付き。(寄贈 日本ライトハウス)

10-10

畑中はたなか 優二ゆうじ 編 全1冊
ゆびでたどるめいろ(オットット編)

内容 点図でできた迷路を計35枚掲載。行き止まりを避けながら線をたどる通常の迷路だけでなく、マスを移動しながら文字を集めて言葉を完成させる迷路や、ゴールを目指す間に「物知り」になれる変わった迷路も。小学生にも中途視覚障害の方にもお勧めの一冊。(寄贈 日本ライトハウス)

◎デイジー雑誌

まずはじめに、新しい月刊雑誌「医学研究」の紹介です。
日点デイジーマガジンにも掲載されていますが、単独で聞きたいという読者のご希望に応えて、10月号から貸出を始めました。この雑誌は、「医道の日本」の抜粋記事で、主に健康情報・三療に関する内容になっており、約5時間の収録です。月末に翌月号をお送りすることが出来ます。ご利用を希望される場合は、貸出係055-223-1113までリクエストをお待ちしております。

厚生労働省 委託 1枚
平成29年度 食料・農業・農村白書
国税庁広報公聴室 委託 1枚 私たちの税金 平成30年度版

◎一般CD雑誌

内閣府 委託 1枚
明日への声 VOl.63 平成30年9月

◎点字雑誌

国税庁広報 公聴室 委託 1冊
私たちの税金 平成30年度版
自由民主党 寄贈 1冊
自由民主 第90号 平成30年9月発行
内閣府 委託 1冊
ふれあいらしんばん VOl.63 平成30年9月

≪用具部からのお知らせ≫

 来月11月は、白い杖愛護運動月間です。
白杖が倒れないように支えるかわいいマスコットを紹介します。
商品の特徴
•杖がテーブルやカウンターから倒れないように支えて置くためのかわいいスヌーピーのマスコットです。
•洗濯バサミのような構造になっており、後ろ足を両側からつまむと前足が開きます。頭を少し後ろにそらせて、前足で抱きつかせるようにして装着してください。
•カバンや車いす、シルバーカーなどにつけてかわいい目印としてもお使いいただけます。
•外出先で靴を脱ぐときも、両方の靴を合わせておでかけマスコットに靴の見張り番を頼めば、自分の靴をすぐに見つけることができます。
•プレゼントにもおすすめです。
注意
•細い杖の場合、取り付けた状態で杖を使用すると滑り落ちてしまう恐れがあります。
•洗濯は型崩れや破損の原因となりますのでお避けください。
仕様
•大きさ:(幅)65×(長さ)120×(高さ)60mm
•重さ:約25g
•メーカー:株式会社マキテック
販売価格 :1,600円

次に、白杖の使用上の注意点やお手入れ方法をご紹介します。
1.手で握る部分(グリップ)のお手入れ
ゴムグリップの巻いてある杖は、2~3か月に一度くらい、中性洗剤をスポンジに含ませて洗い、陰干しをしてください。また、夏など手汗をかくときは、ベビーパウダーを薄くつけておくと良いでしょう。
2.白杖の柄(シャフト)
携帯用は、4~7本のシャフトから出来ています。路面の凸凹の衝撃は、シャフトのつなぎ目で吸収されます。シャフトに触って分かるヒビが入っていたら修理が必要です。また、つなぎ目にほこりなどが付着したまま、抜き差しすると傷がつき、抜きにくくなったりしますので、折りたたんでいる際は、専用の巾着などの袋にいれると良いでしょう。
1本に組み立てる際は、上から一本一本、丁寧に差し込みましょう。束ねた杖をパタパタと床へおろし、トンと石突をついて一本にされる方がいますが、シャフトのつなぎ目に細かい傷がつきますので、注意しましょう。
3.折りたたみ杖のなか中ゴム
日常の注意点としては、折りたたむ際は必ず、杖の真ん中に近いシャフトから折り、たたんで下さい。こうしてたたむと均等にゴムが伸びますから、ゴムのもちが良くなります。冬は、出来れば温かい部屋で、1本にしておくことが理想です。杖にとって折りたたんでいる時が、ゴムが一番伸びているので、長い間折りたたんだままにしておくことは避けたいものです。
4.いしづき石突
石突は、常に路面へ接する所ですから、一番消耗します。石突のほとんどは、ナイロンで出来ています。寒い冬は、温度差で割れることもあります。出来れば、いつでも変えられるように予備が手元にあるといいですね。
ご自分の杖の日ごろの使い方を見直し、点検してみてはいかがでしょうか?ライトハウスにお持ち頂ければ点検をします。
点検項目
1、ゴムグリップ部分の消耗
2、シャフト部分の塗装や曲り、破損
3、中ゴムの強度、破損
4、石突の摩耗など
修理内容
1、無料での修理は、石突(スタンダード)の交換のみで、用具部の在庫限りです。
2、その他の部分での修理が必要な場合は、業者に出すようになりますので、ご相談し修理に出します。その際は、修理の費用はご負担願います。
 修理でご来館する場合は、事前にご連絡をいただくと他の方との重複でお待たせすることがありませんので、よろしくお願いします。電話:055-222-3502または、貸出専用電話055-223-1113でお待ちしております。