広報誌「うるおい」(拡大版)第342号 2018年9月20日発行

目次 山梨ライトハウスから皆さんへ山視福協から山視民協からことばのミニ解説うるおい俳句教室暮らしのヒント用具部からのお知らせ
新しい図書の紹介 デイジー図書一般CD点字図書デイジー雑誌テープ雑誌点字雑誌

ライトハウスから皆さんへ

報化対応支援者講習会に参加して
    盲人福祉センター 梶原剛

 8月1日~3日にかけて、日本ライトハウスで行われた標記研修会に参加しました。研修内容は、最新機器の紹介、スマホアプリの実演、電話や遠隔サポートの方法、弱視者への対応などでした。
 新機器の紹介では、読書、顔の認識、製品の識別などの機能を持つ「OrCam MyEye 2」や、ゴーグル型の視力補正用ビデオカメラ「eSightマイグラス」、文字を読み上げてくれる眼鏡「OTON GLASS」などを見ることができました。
 また、パソコンなどを離れた場所にいる支援者が操作する遠隔サポートについても学びました。遠隔サポートについては、現在検討中ですが、導入できればと考えています。今回学んだことを、今後の業務に生かしていきたいと思います。
 盲人福祉センターでは、パソコンなどのIT機器のサポートや購入相談を行っています。お困りのことなどありましたら、ぜひご利用ください。

次に、お知らせが5つあります。
お知らせ1
プレクストークの貸出について
多くの皆さまにライトハウスの図書を楽しんで頂くために、赤い羽根共同募金の受配金で、今年度プレクストークを購入しました。ついては、次のような方を対象に貸出を致しますのでご希望の方は貸出係までご連絡を下さい。なお、希望者が殺到した場合は、順次貸出となりますので、予めご了承ください。

1 貸出機 プレクストーク(再生専用機) PTN3
2 貸出対象者
(1)障害者手帳(視覚)の等級が3~6級で、自治体の日常生活用具給付制度の対象にならない利用者
(2)プレクストークが不具合等で一時的に読書が困難な利用者ほか
3 借用料
借用料は無料です。但し、借用者が使用中にプレクストークを破損・紛失等で返却が不可能となった場合は、弁償して頂く場合があります。
4 借受及び返却方法
プレクストークの借受・返却は、来館又は宅配により行います。ただし、配送料は借用者に負担して頂きます。
5 機械の操作説明
貸出機PTN3は、2017年に販売された新機種です。借受の際は、なるべく来館し、機械の操作説明を受けて頂きたいと思います。なお、外出が困難な方は、ボランティアを自宅へ派遣しての操作説明も可能ですが、機械は予め配送させて頂きます。
プレクストークの貸出やボランティア派遣についての詳しいことは、次までご連絡を下さい。
山梨ライトハウス盲人福祉センター貸出係
貸出専用ダイヤル:055-223-1113
受付時間:月~金曜日(祝日は除く)午前9時~午後4時半まで
デイジー図書を聴きたいけれど給付対象になっていない方、給付耐用年数がまだ経っていないのに機械が壊れてお困りの方などお気軽にご相談下さい。

お知らせ2
第21回山梨県障害者文化展において、川柳会会員・南アルプス市の河口竹子さんが「知事表彰」、南部町の佐野しまさんが「山梨県議会 議長賞」を受賞されました。おめでとうございます。
「生きてゆく私が私であるように」 竹子
「また戻りまた確かめる留守の鍵」 しま
川柳に興味のある方、初めての方も大歓迎です。一緒に川柳を楽しみませんか。
川柳会に関するお問い合わせは、山梨ライトハウス盲人福祉センター功刀・鈴木まで。お待ちしております。

お知らせ3
山梨青い鳥奉仕団音訳部の朗読発表会のご案内です。
日時 10月20日(土曜日)午後1時半 (開場午後1時)
会場 山梨県立文学館 講堂
入場無料です。皆さまのご来場をお待ちしています。問合せ先055-237-3090 原野由美子まで。

お知らせ4
網膜色素変性症に関するピア相談会のご案内です。
日時 10月27日 土曜日 午後1時から4時まで
会場 山梨県立図書館 交流ルーム104
ピア相談員 穂坂和宏
参加費 無料
問合せ・申込先 視覚障害者の横の会(網膜色素変性症患者会)穂坂和宏 電話 0551-22-2754
メールアドレス hsk_145_hiyoko@nifty.com
申込み締切は、10月15日 月曜日 申込み多数の場合は、先着順となります。

お知らせ5
網膜色素変性症に関する医療講演会およびピア相談会のご案内です。
医療講演会
演題1 網膜色素変性症に関する最近の話題
講師  田辺眼科医院 院長 田辺直彦
日時  11月18日(日曜日)午前10時から11時10分まで 受付開始 午前9時40分
演題2 障害との向き合い方
講師  美唄すずらんクリニック 副院長 福場将太
日時  11月18日(日曜日)午前11時10分から12時20分まで
会場 いずれも山梨県福祉プラザ4階大会議室
参加費 無料
主催 視覚障害者の横の会(網膜色素変性症患者会)
個別相談会
第一回目 11月17日(土曜日)午前10時から12時まで
第二回目 11月18日(日曜日)午後1時から4時まで
ピア相談員 穂坂和宏
会場 山梨県福祉プラザ4階大会議室
問合せ・申込先 視覚障害者の横の会(網膜色素変性症患者会)穂坂和宏
電話 0551-22-2754
メールアドレス hsk_145_hiyoko@nifty.com
申込みの際には、氏名、人数、電話番号またはメールをお知らせください。申込み締切は、11月3日(土曜日)です。

山視福協から

OTON GLASSオトン グラスってなに?  副会長 小林 誠

 皆さんは、「OTON GLASS」という名前を聞いたことがありますか。今年になっていろいろなメディアで取り上げられているので、ご存知の方もいるかも知れません。
 「OTON GLASS」とは、目の前にある文字を音声で読み上げてくれるメガネ端末のことです。私たち視覚障がい者が普段の生活で特に困っているのは文字が読めないことです。書類、本、町の看板、生活の中で重要な情報の多くが文字です。開発者の島影さんは、お父さんの脳梗塞の失読症が開発のきっかけになったと話しています。この「OTON GLASS」は、視覚障がい者だけでなく、メグレクシア【失読症】に悩む人たちからも完成をとても期待されています。
 本製品は、メガネの形をしたカメラとスマートフォン2つ重ねたくらいの大きさの本体から構成されています。使い方はいたって簡単で、まずメガネをかけて読みたい文字のほうを向いてフレームにあるボタンを押すだけ。シャッターを押して5秒後に音声で文字を読んでくれます。この時大切な点は、インターネットにつながっていることが条件となります。
「OTON GLASS」のしくみは、
1.「OTON GLASS」に搭載されたカメラで撮影した写真をクラウドにアップロードする。
2.クラウド上の認識エンジンで写真に含まれる文字を抽出する。
3.同様に音声合成エンジンで文字を音声データに変換する。
4.音声データをダウンロードし、「OTON GLASS」に出力する。
発売が待たれるこの「OTON GLASS」ですが、年内にも限定数が発売予定だそうです。兵庫県豊岡市議会では、全国の先駆けを切って福祉機器として認定するか検討中とのことです。なお、この「OTON GLASS」を体験したい方は、東京都高田馬場の日本点字図書館、東京都西早稲田の日本盲人会連合に本製品がありますので連絡してみてください。

ことばのミニ解説

 今年は、台風が“今までと違う”と感じた方多かったのではないでしょうか。ということで今回は、「台風」について解説します。台風とは、熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速がおよそ秒速17m以上のものを「台風」と呼びます。東経180度より東側の北太平洋および北大西洋に位置し、風速が秒速33m以上の熱帯低気圧を「ハリケーン」と呼びます。
 また、インド洋北部・インド洋南部・太平洋南部で発生する熱帯低気圧を「サイクロン」と呼びます。発生する場所で名前が違います。台風発生の仕組みですが、低気圧とは周囲より気圧の低い状態の事を言います。それにより、気圧の高い周囲から気圧の低い方へ空気や風が流れ込みます。熱帯の海上では、太陽のエネルギーを多く受けるため、海面の温度が上昇しやすく、強い上昇気流を伴う低気圧が生まれます。さらに、こうした地域は水蒸気の量が多いため、上昇気流によって生まれた雲が巨大化し、激しい雨を降らせます。これを熱帯低気圧といいます。この熱帯低気圧がさらに育ち、巨体化したものが「台風」となります。最近は、各地で甚大な被害をもたらす台風が多いです。日頃から災害には備えておきましょう。

うるおい俳句教室 越石 一彦 選評

埜村 和美
七重八重心へ開く花火かな
(評)「花火は目で見るものではなく心で見るもの」と作者は感じています。一瞬の光そして音であってもその後から七重八重となって心に迫ってくるものが花火の本質であると。深い一句ですね。

黙々と球場の土夏終わる
(評)高校野球が終った甲子園球場のグランドを想像しました。多くのドラマを生んだ球場も今は静まり返っています。「黙々と」という表現に過ぎ去った夏の思い出が込められています。

加藤 隆
処暑の風犬も猫らもはしゃぎだす
(評)暑さも峠を越し、台風が近づく頃が処暑。今年の暑さは特別でしたので、犬も猫もしっかりと「処暑の風」を理解しているようですね。楽しい一句となりました。

小松 瑛
遠近に燈籠の灯の消え残る
(評)作者は逝く夏の寂しさを燈籠の灯で表現しています。直接的な感情表現を一切していないため、寂しさが一層伝わって来ます。俳句らしい佳句です。

焚きのぼる煙を揺らす秋の風
(評)焚いた香の煙をそっと揺らした風。その澄んだやさしい風に作者は秋の気配を感じ取りました。掲句も前句同様に作者の直接的な感情表現はありません。ただそこに秋風だけが漂っている。作者は俳句のツボをしっかりと理解しています。

小川 賢治
炎天下サウナの中にゐる如し
(評)今年の夏、甲府は気温四十度を超える日もある歴史的な猛暑でしたね。体温を上回る気温が連日となり、まさに日中はサウナ状態でした。作者のつぶやきがそのまま一句となりました。

広島忌天に昇れる雲ひとつ
(評)原爆忌に対する作者の並々ならぬ思いを上昇中の雲に託しました。「悲しみ」等の直接的感情表現は抑えて、雲を「象徴」としてしっかり本意を捉え、俳句らしい表現で一句にしています。

石井 迪男
秋暑し机にもののあふれをり
(評)なぜ机の上に物が溢れているのかを読者に想像させる一句ですね。これも俳句の表現方法の一つ。今年は立秋を過ぎても暑い日が続いています。もうすこし涼しくなったら机の上を片付けようとしている作者を想像しました。

古屋 保
雷が遠のいてゆく寝床かな
(評)いわゆるゲリラ豪雨も異常気象の一つ。凄まじい雷を伴います。作者は寝床の中でこの雷を聞いています。興奮して眠れない作者を置き去りにして雷は今去ろうとしています。臨場感溢れる一句です。

中山 伊知郎
大相撲稀勢の里だけ応援し
(評)相撲が秋の季語と知っている人は少ないのではないでしょうか。昔、相撲は宮中での秋の行事の一つでした。それにしても「稀勢の里だけ」という一力士に絞ったインパクトある掲句には恐れ入りました。

一人旅ふるさと香るあいの風
(評)「あいの風」は夏の季語。日本海沿岸に吹く夏の風をいいます。前句の珍しい季語「相撲」といい、本句の「あいの風」といい、中山さんが歳時記に親しんでいることがよくわかります。こういった季語を使いこなすことが俳句の幅を広げることに繋がります。

小林 文雄
対岸のそこだけ忙し行々子
(評)行々子は「よしきり」という鳥でその鳴き声から命名されました。作者は対岸の一点に焦点を絞って「そこだけ忙し」と措辞しました。これも俳句らしい俳句ですね。佳句です。

「総評」

 すでに何度も指摘しているとおり、俳句は直接的な感情表現は避け、「季語」に語らせる、あるいは「物」「事」に語らせることが大切です。その点で今回は佳句が揃ったと感じています。ありふれた形容詞は使わない、自分の感情はぐっと抑えて表現する、何度も推敲を重ねる中で会心の一句を仕上げていきましょう。
 特別に暑かった夏も終ろうとしています。次回は爽やかな秋の一句を楽しみにしています。

「いのち忘れて虫の音の中にをり」 一彦

それでは、25日締め切り厳守でご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

今月の暮らしのヒントは、「家の中の防災対策」です。

 近年の地震による負傷者の30~50%は、家具の転倒・落下・移動が原因です。地震時は家具が凶器になります。屋内での被害を減らすために、家具類の固定や配置を工夫し、転倒・落下・移動を防止する対策を行いましょう。
 本棚や冷蔵庫、食器棚等の高さのあるものは、L字金具などで壁に固定し、さらにポール式器具を天井と家具の間にはさみ固定します。L字金具は、間柱などの下地材がある箇所に固定し、下向きに付けると強度が増し、ポール式器具は、家具の両端の奥に設置し、天井までの距離が短いほど安定感が増します。転倒防止パッキンを棚等の下に敷くのも効果的です。棚の上に危険な物はなるべく置かないようにし、ガラスの人形ケースなどを置く場合にはしっかりと固定しましょう。また、食器棚は食器がすべらないよう、棚板にシートやふきんなどを敷き、扉開き防止器具で食器などの飛び出しを防ぎます。テレビは、なるべく低い位置に設置し、壁やテレビ台などに固定します。耐震粘着マットを敷くと揺れへの抵抗力が強まります。
  家具の配置は、生活空間には家具類は置かず、据え付けの収納家具を活用しましょう。避難経路の確保のため、部屋の出入り口や廊下には家具を置かず、また、倒れる方向等を想定し、家具が自分の上に倒れないように工夫しましょう。棚への収納は、下に重いものを収納して、重心を低くすると良いです。普段から安全対策を心がけましょう。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

9-1

カフカ 著 4:43
いつか想いあふれても

内容 好きになってはいけない人を好きになったさつき、変わりたいともがくひろみ…。恋を失っても、友と離れても、昨日に後悔しても、それでも前に一歩踏み出す。心がぎゅっとなる、19人の物語を収めた短編集。(音訳者 内藤 文子)

9-2

西村 友里ゆり 著 2:44
占い屋敷のプラネタリウム

内容 父親と2人で暮らしている小学5年生の真生まお。ある日、父親から再婚話を切り出され、ショックを受けるが…。不思議な屋敷を舞台とする成長と絆の物語。「占い屋敷の夏休み」に続く、占い屋敷シリーズ第2弾。(音訳者 西山 良子)

9-3

田中 雅博まさひろ 著 4:40
軽やかに余命を生きる

内容 逃れられない死に、人はどう向き合えばいいのか-。
進行がんにかかりながらも、その現実を受け止め、軽やかに淡々と生きている、僧であり医者でもある著者が、生と死に向き合うヒントを伝える。(音訳者 河西 洋子)

9-4

帚木 蓬生 著 13:50
守教 下

内容 開国まで隠れ続けたキリシタンの村。信じている、とつぶやくことさえできなかった人間たちの魂の叫びがここに甦る。慟哭の歴史巨編!(音訳者 横内 藤子)

9-5

ホーキング青山 著 4:33
考える障害者

内容 「24時間テレビ」「バリバラ」「パラリンピック」から「やまゆり園事件」まで。身体障害者芸人として20余年活動してきた著者が、障害者に対する世間の偽善と建前を嗤い、矛盾と盲点をく。本音度100%の障害者論。(音訳者 山田 恵美子)

9-6

柏井かしわい 壽ひさし 著 5:24
鴨川食堂 おまかせ

内容 京都発!旨さも温もりも大増量!思い出の「味」、探します。迷い人に優しい食堂は、今日も元気に営業中!京都発ベストセラー!(音訳者 武藤 紀子)

9-7

いしわたり 淳治じゅんじ 著 6:28
次の突き当たりをまっすぐ

内容 ミニマルな構成にシャープな風刺と驚きの結末が仕掛けられた、注目の作詞家が描く“ことば”のエンターテイメント。2度読みたくなる“超”短編小説28編を収録。『Webちくま』掲載を加筆・修正し、書き下ろしを加える。(音訳者 長田 久子)

9-8

浜口 倫太郎 著 7:47
神様ドライブ

内容 就職活動がうまくいかない休学中の大学生・みつるは、亡き父親そっくりの男・つむぎに声をかけられ、全国の神社を巡る旅に出る。途中で出逢った看護師ほのかも加わり、旅はいよいよ賑やかに。旅を続けるうち、紡が神社を巡るとした驚くべき理由を聞かされる。(音訳者 坂爪 宏子)

9-9

佐伯 泰英 著 7:17
げんげ 新・酔いどれ小籐次 10

内容 北町奉行所から極秘の依頼を受けたらしい小籐次が、嵐の夜に行方不明に。おりょうと駿太郎、そして江戸中が小籐次の死を覚悟する。奉行所の依頼とは何だったのか、そして小籐次は死んでしまったのか!? シリーズ第10弾。(他館複製図書)

◎一般CD

これは、CDデッキでも再生できます。プレクストークをお持ちでない方、もちろんプレクストークをお持ちの方にも楽しんでいただけます。1枚の平均時間は70分くらいです。

9-1

浅田 次郎 著 1枚
遺影

内容 「さすがだね、旦那、サマになってる。そのまんまでいいや」スタジオで肖像写真を撮影するとき、祖父が客の表情や姿勢を直さないのは珍しかった。そして「ばばあが惚れるのも無理はねえな。」とつぶやいた。(寄贈 八田 雅子様)

9-2

浅田 次郎 著 2枚
シューシャインボーイ

内容 銀行を退職した塚田の再就職先は、社長のお抱え運転手だった。タイプの違う社長に戸惑いながら鷹揚で照れ屋の社長の人柄に惹かれていった。持ち馬が大勝した日、競馬場から向かった先はガード下の靴磨きのところだった。(寄贈 八田 雅子様)

9-3

浅田 次郎 著 2枚
月島つきしま 慕情ぼじょう

内容 しんそこ惚れた男に身請けされるなんてことがあるものだろうか。亀清楼きせいろうの生駒太夫いこまだゆうは我が身の果報に身体の震えが
止まらなかった。月島の上に昇る見事な月の下で、時次郎との暮らしをあれこれ夢見てミノの胸は膨らんだ。(寄贈 八田 雅子様)

9-4

浅田 次郎 著 1枚
雛の花

内容 祖母は美しい人だった。凛とした居ずまい、たたずまいは心に刻みつけられている。万事派手好みで上等でなければ気がすまなかったのに、芝居の時は三階の大向おおむこうに席を取る。闇の奥から「音羽屋ッ!」と叫ぶ祖母のかけ声は、通さえも振り向く、実にいい声だった。(寄贈 八田 雅子様)

◎点字図書

9-1

藤脇 邦夫 著 全6冊
断裁処分

内容 出版不況の中、経営破綻寸前の出版社が最後の財産として残しておいた版権を巡り、出版業界の俗物達が巻き起こす狂騒と波乱。消費税10%の施行日に向かって、一大買収劇が始まる! 出版業界を取り巻く末期的症状を描く小説。(点訳者 深沢 弘子)

9-2

日野原 重明 著 各4冊
僕は頑固な子どもだった

内容 迷える時代に「決断」してきたドクター・日野原重明の原点は何か?結核で床に臥した学生時代、医師としての使命を全うした戦中戦後、よど号ハイジャック事件からの生還…。日本一タフな105歳、日野原重明の自叙伝。(点訳者 内田 節子)

9-3

松山 三四六さんしろう 著 各4冊
ワインガールズ

内容 それぞれに悩みを抱えた三人の女子高生。恋と友情とワイン醸造に青春をかける、実話を基にしたストーリー!(点訳者 平山 てるみ)

9-4

ジェニー ヴァレンタイン作/田中 亜希子 訳 全4冊
炎に恋した少女

内容 父の財産をねらう冷たい母と義理の父。家族の愛を知らずに育った孤独な少女アイリスが、本当の父とつむいだ最期の日々は、彼女を思いもよらない結末へ導こうとしていた…。うそと憎しみの中で見つけた家族愛を描く。(点訳者 鶴見 貴美恵)

9-5

久能くのう 靖 著 全2冊
皇宮こうぐう警察

内容 天皇をお護りし、皇室を護衛する皇居警察。約2年間にわたる取材をもとに、明治時代の前身から現代の警護官まで、歴史・事件・訓練・勤務などを豊富な写真と共に紹介。(点訳者 鷹野 由美)

9-6

ジョン・キム 著 全2冊
生きているうちに。

内容 人生は思うとおりにならないと考える「私」が、ある日、突然、旅に出る。それは、「私」が本物の人生を生きていくための旅。生きているうちに、何を選び、何に挑戦するのか。勇気が必要なときに、そっと背中を押してくれる本。(点訳者 柳瀬 美樹)

9-7

岡本 綺堂きどう 著 全7冊
半七捕物帳(一)

内容 岡っ引上がりの半七老人が、若い新聞記者を相手に昔話を語る。十九歳のとき、『石灯篭いしどうろう』事件で初手柄をあげ、以後、二十六年間の岡っ引稼業での数々の功名談こうみょうだんを、江戸の世態せたい・風俗を織りまぜて描く、捕物帳の元祖!「おふみの魂」「半鐘怪はんしょうのかい」「山祝夜やまいわいのよ」等14編収録。(点訳者 岡田 静枝)

9-8

菅野かんの 国春くにはる 著 全3冊
老人ナビ 老人は何を考えどう死のうとしているか

内容 老人は、老人以外の人にはわからない深い闇を抱えている。生と死、介護される身の心情、恋心と愛欲、ピンコロ願望…。老人であるがゆえに消すことのできない暗い影を、老人自らがあぶり出す。十の訓戒も掲載。 (点訳者 瀧本 安恵)

◎デイジー雑誌

厚生労働省委託 1枚
声の広報 厚生 第254号

◎テープ雑誌

厚生労働省委託 1巻
声の広報 厚生 第254号

◎点字雑誌

厚生労働省委託 1冊
点字 厚生 第268号
全日本鍼灸マッサージ師会寄贈 1冊
月刊 東洋療法 2018年9月1日発行
日本盲人キリスト教伝道協議会寄贈 1冊
信仰 2018年9月号

≪用具部からのお知らせ≫

 今月は、2つお知らせがあります。1つは、商品の紹介。もう1つは、ボランティアの皆様を対象に8月10日に行いましたPTR3の操作研修会についてです。
まずは商品の紹介からです。ルーペを使うとき両手が空いたら便利かな?そんな事を思っていたら日点から紹介がありました。
商品名:モベース
LEDワイドライトルーペ専用のスタンド。
販売価格:2,160円+送料300円
商品の特徴
•置いて使えば焦点合わせの必要がなく手ぶれや疲れから解放されます。
•立ててスタンドルーペとして使えば、両手が空くので糸通しやネイルなどが楽に作業できます。•小さいものを拡大する際も両手で対象物を持てるので便利です。
仕様
•【3倍】【3.5倍】【4倍】用 •大きさ:(幅)121×(奥行)40×(高さ)70mm
•重さ:49g
•【5倍】【6倍】用 •大きさ:(幅)117×(奥行)40×(高さ)59mm
•重さ:51g
•【7倍】用 •大きさ:(幅)112×(奥行)40×(高さ)52mm
•重さ:52g
•【10倍】【12.5倍】用 •大きさ:(幅)103×(奥行)40×(高さ)42mm
•重さ:47g
•メーカー:エッシェンバッハ(ドイツ)
この商品はメーカーからの取り寄せになりますので、在庫状況によっては、お時間を頂戴する場合がございます。なお、ライトハウスで体験していただけるように3~4倍用が見本としてあります。
興味のある方は、055-222-3502または、055-223-1113 用具係までご連絡をお待ちしております。

2つ目のPTR3の操作研修会についてです。
8月10日に新商品のPTR3を購入された皆さんのサポートをしていただくために、ボランティアの皆様を対象にPTR3の操作研修会を行いました。
これを受けて、まだ使い方に不安のある方には、操作方法の習得のためにボランティアの皆さんをご自宅に派遣します。1回につき1時間半を目安に3回まで派遣可能です。お問い合わせは、貸出専用電話055-223-1113まで。ご連絡をお待ちしております。