社会福祉法人山梨ライトハウス

社会福祉法人 山梨ライトハウス

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曲名:青い鳥 作詞:竹内秀秋
作曲:一瀬公弘

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広報誌「うるおい」(拡大版)第332号 2017年11月20日発行

目次 山梨ライトハウスから皆さんへ山視福協から山視協からことばのミニ解説うるおい俳句教室暮らしのヒント用具部からのお知らせ
新しい図書の紹介 デイジー図書マルチメディアデイジーシネマデイジー点字図書デイジー雑誌点字雑誌

ライトハウスから皆さんへ

補装具・日常生活用具に関する研修会に参加して  用具担当 横森 和子

 10月12日(木)に山梨県福祉プラザに於いて日本盲人会連合主催で表題の研修会が行われました。
 成人寮職員の金山歩行訓練士とともに横森が参加しました。参加者は、視覚障がい当事者の方々、市町村の用具担当者など合わせて50人ほどでした。
講師は、厚生労働省自立支援室福祉用具専門官の秋山氏、社会福祉法人日本盲人会連合(日盲連)役員の遠藤氏と藤井氏でした。
 日盲連の藤井氏は、東日本大震災で被災した方々の状況などを調査支援に行き、8割近い方々が日常生活用具の制度を知らなかったことを受け、各市町村の担当者に啓発に努めて頂きたく全国各地でこのような研修会を開いています、と挨拶されました。
 日盲連に寄せられる相談や問い合わせには、指定品目が少ない、耐用年数が今の実態に合っていない、機器の選択には時代に合った商品を指定して欲しい、等々があるそうです。
検討委員会を設置して日常生活用具の選択・指定をしていただければ有難いとの提案がありました。
 また、厚生労働省の秋山氏からは、補装具支給事務ガイドブック「補装具費支給制度の適切な理解と運用について」の説明がありました。申請者と市町村の担当者がよく話し合い、情報の共有をすることによって視覚障がい者の皆さんの生活実態に合っているかどうかを考慮して欲しい、新しい指定品目が出ると申請するが実際には使っていない、という品目がないように申請してほしいと話していました。
 質疑応答でも、主幹である市町村が申請者のニーズと生活実態を考慮して判断してほしいとの意見が出ました。
 会場の後ろのスペースでは、研修会の前後にタイムズコーポレーション(拡大読書器など)・KGS(点字ディスプレイなど)・システムイオ(音声紙幣識別用具など)・テイクス(パームソナーなど)・シナノケンシ(デイジー録音再生機など)の担当者が、デモンストレーションをしながら機器の説明をしていました。
 用具に携わる者としては、今まで以上に利用者の方々と繋がり、情報を密にしてより多くの情報提供ができるように心掛けなければと気持ちが引き締まる思いで帰路につきました。

山視福協から

「声かけ運動とみちびき」に期待して  理事 酒井弘充

 先日、埼玉県へ盲導犬のラルフと二人で出かけたときのことである。乗り換える駅の構内ごとや車内で、「体の不自由な方、白い杖や盲導犬と歩いている方が困っているときは、何かお手伝いしましょうか?と声をかけてください。」という旨のアナウンスを非常に多く聞くことができた。鉄道各社による声かけサポート運動である。アナウンスだけでなく、ラッピングされた電車まで走っているらしい。
 そのおかげでいつにも増して「何かお手伝いしましょうか?」という声をたくさんかけてもらった。そして、目的のホームや電車のドア、改札口まで案内すなわち「みちびいて」いただいた。その際には「どこから来たんですか?」とか「ワンちゃんのお名前は?」などといったちょっとした会話も生まれ、慣れない街や慣れない駅で緊張している心をほぐしてくれた。
 話は大きく変わるが、去る10月10日にみちびき4号機が種子島宇宙センターから打ち上げられた。この「みちびき」は、準天頂衛星といって、いつも衛星が日本のほぼ真上に位置して正確な現在位置を知らせてくれるものだ。同様のものにアメリカのGPS衛星があり、広くカーナビなどに利用されているが、この「みちびき」はセンチメートル単位での現在位置を知ることができるようになるそうだ。  私もスマホやタブレットのナビシステムを利用することが多々ある。特に初めての街でホテルや店を探すのにとても便利だが、現段階ではGPS衛星を利用しているため2~3メートルぐらいずれることが多い。「目的地の○○付近に到着しました。案内を終了します。」といわれても、目的地のドアの目の前ということはまず滅多になく、道路の向かい側ということも多々ある。私にとっては見回して探すこともできず、通行人の方に「みちびいて」もらうことが多い。
 この準天頂衛星システムみちびきは2018年から4機体制で運用を開始するそうだが、どこまで正確になれるのか、そして我々が利用できる端末にいつ反映できるのかはわからない。最終的には誰かの「みちびき」が絶対に必要になってくるだろう。そんな時、「何かお手伝いしましょうか?」という声かけがとてもうれしく、本当に助かるものである。
 これだけ多くの場所でこれだけ多くの「声かけとみちびき」に接することは今まで経験したことがなかった。それはそれだけ多くの障がい者が街へ出かける機会が増えたことと、駅ホームでのとてもとても痛ましい事故からの教訓がもたらした積み重ねだろう。
 私たち視覚障がい者にとって少しずつ環境が整いはじめているこの時にこそ、街へ出かける機会を増やしたいものである。そして、この「声かけ運動」の灯が消えないように、私たち視覚障がい者の側もそれに慣れていく必要があると思う。「声かけ運動とみちびき」のさらなる発展に期待したい。

山視民協から

重度医療費窓口無料復活を求めて  会長 桜林正巳

 2008年から6年半つづいた、県の重度障害者医療費窓口無料制度が廃止され、自動還付方式による償還払いになりました。その理由は、窓口無料を実施することで、国の制裁措置(ペナルティ)による県と市町村の財政負担が大きくなってきたというものでした。障害者団体などが窓口無料の継続を求めた声の中で償還払いになれば医療機関での領収証を持って役所や役場に請求にいくのにタクシーを使うなどさらに大きな負担を背負うことになると言ってきました。これに対し県は、そうした手続きを省き、受診後3ヶ月経つと本人の銀行口座に自動的に医療費を振り込む還付方式にしていただき、この問題は解決しました。しかし、償還払いによる窓口での重い負担は解消されず続いているのが現実です。窓口での医療費の支払いについて、車いすの障害者の家族は「会計のところで待っていられず、早く家に帰りたいと訴えるのを見るのがつらい」「家計が苦しく食べていくだけでやっと」「3ヵ月後に返ってくるといっても手元にお金がないので病院に行けなくなった」などの切実な声が聞かれます。県には、窓口での支払いが困難な人に貸与(貸付)制度を設け対応していただいていますが、利用しやすいものとは言えず根本的な解決を図ることはできません。
 こうした状況の中で、去る10月10日、障害者や患者団体の役員・医師などが、呼びかけ人となって重度心身障害者医療費の助成制度の窓口無料の復活を求める会を立ち上げました。同会では、この復活を求める署名を団体や個人に呼びかけ、運動を開始しています。
 この無料の復活を方針とする本会もこの署名に取り組んでいきます。皆さんにこの運動へのご参加とご協力をお願いします。また、署名と合わせて、窓口無料から償還払いとなりその負担が重く、医療機関への受診を少なくしたとか、今は対応できているが病気になれば不安になるなどといった声もお聞かせ下さい。県にそうした声が届くよう、運動していきたいと思います。
連絡先 桜林正巳 携帯 090-1663-2675
または、伊東一敏 電話 055-285-2124までお願いします。

ことばのミニ解説

秋も深まり、先日の文化の日には秋の叙勲が発表になりました。今月はこの「叙勲」について解説したいと思います。
叙勲とは、国家または社会に対する功労者を対象に、国が毎年春と秋に授与しています。叙勲のうち、「旭日章(きょくじつしょう)」は顕著な功績を上げた方へ、「瑞宝章(ずいほうしょう)」は公共的業務に長年従事してきた方が対象となります。
それぞれ、大綬章(だいじゅしょう)・重光章(じゅうこうしょう)・中綬章(ちゅうじゅしょう)・小綬章(しょうじゅしょう)・双光章(そうこうしょう)・単光章(たんこうしょう)と6段階に区分されます。特に、功績が大きいと認められるときには、最高位である大勲位菊花章頸飾(だいくんいきっかしょうけいしょく)などが贈られます。
では、春と秋の叙勲の違いはあるのでしょうか?春は4月29日のみどりの日に、秋は11月3日の文化の日に発令されます。
このことから、秋には“文化”の発展に功績のあった方に贈られる「文化勲章」が叙勲の中に含まれるそうです。受賞された方々おめでとうございます。

うるおい俳句教室 越石 一彦 選評

井口 貞子
球根を植えつつはずむ花の時期
(評)春に咲く花の美しさを思い浮かべ球根を植えている様子がよくわかります。しかし、俳句では、「球根植う」は「種を蒔く」と同様に春の季語となっています。よって掲句は春の句となりますので注意が必要です。

小春日や昼寝いし猫いじりたり
(評)小春日は初冬の穏やかな日和のことで冬の季語です。陽だまりの中での猫との戯れが一句となっています。掲句は「昼寝いし」、「いじりたり」とやや硬い表現になっていますので、ここは小春日のやわらかさを強調して「小春日の猫の寝息にふれてをり」ぐらいで。

埜村 和美
句碑めぐる寺の山路や新松子(しんちじり)
(評)「新松子」は緑新しき松ぼっくりのこと。この季語一つで作者の弾む心と秋の爽やかな山路が見えてくるのです。余計な心情は一切吐露していません。季語に語らせる。作者はこのポイントをしっかりと心得ています。

点書読む机こよひは月の宴
(評)「机」一点に焦点を合わせ、その八方へ月光を配した作者の手腕は見事です。「点書」という言葉から、身体全体の感覚で捉えた作者だけの月の光であることがよくわかります。

加藤  隆
秋空へ心も弾む運動会
(評)運動会は秋の季語であり、心も弾むもの。俳句では、ここはぐっと堪えて「秋空へ心も弾む」という表現は避けましょう。より具体的に詠むことが大切です。例えば、「赤白の帽子弾みて運動会」等。

高坂 康平
思ひ出す友と秋の笛太鼓
(評)秋祭りの笛太鼓が聞こえてきそうです。しかし「思い出す」は不要な言葉。「友の顔浮かびては消え秋祭」等、表現の工夫をしてみましょう。

目に浮かぶ鎌で稲刈る棚田かな
(評)棚田での稲刈の様子ですが、前句の「思い出す」と同様に「目に浮かぶ」は不要な言葉です。「稲刈りの音溢れたる棚田かな」等、今を中心に作句していきましょう。

小松 瑛
七草はこれかあれかと摘みまどふ
(評)確かに秋の七草をすべて言える人はきっと少ないことでしょうね。俳句としては、「摘みまどふ」とありますので、「これかあれかと」は不要な言葉になります。この七音を使ってさらに具体的に表現してみましょう。「摘みまどふ秋の七草暮れゆけり」等。

小川 賢治
時雨忌や友との出会ひ慈しむ
(評)芭蕉忌の別名が時雨忌。芭蕉の奥の細道はあまりにも有名です。作者は友との出会いを誘う季語として奥の細道を連想させる「時雨忌」を配し成功しています。

満月や明るく照らす奥座敷
(評)満月を詠んでいますので「明るく照らす」は不要な言葉。言いたくても我慢します。ここもこの七音を使って具体的に表現することが大切です。「望月の影のにほひを奥座敷」等。

石井 迪男
冷やかに石のベンチの社かな
(評)「冷やか」は秋に入って感じるひんやりとした様子を表した季語です。作者はこのひんやりとした石のベンチを通して秋の杜の清々しさを詠いあげています。これからさらに深まりゆく秋を感じさせる一句です。

中牧 洋子(ひろこ)
重なりし落葉の中の小菊かな
(評)降り積もった落葉の中に小菊を見つけた感動を一句にしました。「落葉」は冬の季語、「小菊」は秋の季語、原則として季重なりは避けたいところですが、掲句は写生句として、また、感動の焦点が落葉ありての小菊に置かれてあり、これでよいと思います。

渋皮煮今年も友の定期便
(評)親友からの栗の渋皮煮の贈り物、さぞかし美味しいことでしょうね。しかも定期便とありうらやましい限りです。作者の幸福感と実りの秋の様子がしっかりと表現された一句になりました。

「総評」

俳句は十七音で構成された世界一短い詩形であり、それゆえ、一字一句が大切になることは言うまでもありません。今月はやや安易な表現が目立ったように思います。
解決策は一つ。「推敲」です。出来上がった自分の一句をしばらく時間をおいてからもう一度見直すことです。季語が正しく使われているか、説明しすぎていないか、不要な表現はないか、等、必ず推敲することが大切です。自分で納得のいく推敲を繰り返し、これからも一句一句を積み重ねていきましょう。
 十一月七日は早や立冬、今年も残り二か月足らずとなってしまいました。流れゆく季節を噛みしめつつ、一日一日を有意義に過ごしていきたいものです。

「卒塔婆の一枚白し暮早し」 一彦

それでは、25日締め切り厳守で、ご投句をお待ちしております。
先月号の埜村和美さんの句に読み方の誤りがありました。喪の家の褪せたるままの秋簾(あきすだれ)を喪の家の褪せたるままの秋簾(あきのれん)と読んでしまいました。ここでお詫びと訂正をさせていただきます。申し訳ありませんでした。

暮らしのヒント

今月の暮らしのヒントは「あったか軽装術」です。

 寒い冬、暖かくして出かけたいものですが、アレもコレもと重ねて着ぶくれしがち。ポイントを押さえ、身軽に暖かく過ごすコツをご紹介します。

①襟元は暖かい空気のたまり場。衣服内で暖められた空気は上昇して、襟元にたまります。マフラーやネックウォーマーなどで覆って熱を逃がさないようにしっかり閉じ込めましょう。
②太ももは動かないと冷えやすく、特に座っているときには冷えやすいので、何か1枚かけたり、下に敷いたりしましょう。
③手首は皮下脂肪が薄く、太い血管が皮膚の近くを通っているため、冷えやすい部位です。袖口の締まった服でカバーしましょう。
④足首は、太い静脈が皮膚の近くを通る部位。レッグウォーマーや靴下をたるませてはくと、中に空気がたまって保温効果が高まります。
⑤背中は表面積が大きく、放熱しやすい部位です。うなじあたりから冷たい空気が流れ込みやすいので要注意です。カイロを背中の中心に貼って効果的に温めましょう。
⑥肩や腰など曲がる部位は隙間ができて、熱が逃げやすくなります。肩はストールやマフラー、腰はしっかり服で覆いましょう。
⑦足の裏は常に地面と接しているので熱が逃げやすい部位です。中敷きを入れたり、靴下は厚めにし、若干余裕のある靴を履くと内部に空気の層ができ、温まります。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

11-1

野口 悠紀雄(ゆきお) 著 7:32
話すだけで書ける究極の文章法

内容 スマートフォンに向かって話すと、瞬時に文字列に変換してくれる「音声入力機能」。メモ、時間管理、検索。これまでの仕事のスタイルが変わる、音声入力機能の使いこなし方とその成果を紹介する。(厚生労働省委託図書)

11-2

川北 義則(よしのり) 著 2:58
孤独を悩むな。

内容 「孤独の道を気にするな。揺るがない意志には「粋」の心が宿る」「物事の引き際は、必ず一人で決める」「燃え続ける欲を持て」…。ベストセラー作家が贈る、孤独を味方につけ、自立した人生を送るための指針。(音訳者 望月 志津子)

11-3

北村  亘(わたる) 著 4:04
ツバメの謎 ツバメの繁殖行動は進化する!?

内容 ツバメの体重はどのくらい?卵は何個産む?何年くらい生きる?日本人のくらしにとって身近なのに、謎だらけの鳥・ツバメ。ツバメの行動生態学を研究する著者が、ツバメのユニークな生態と行動の進化の謎に迫る。(厚生労働省委託図書)

11-4

田中  聡(さとし) 著 9:35
電気は誰のものか 電気の事件史

内容 電気を制するものは、社会も制する?長野県の赤穂(あかほ)騒擾(そうじょう)事件、全国各地に吹き荒れた電気料金値下げをめぐる電灯争議、漏電火災への恐怖をあおる広報合戦…。 電気事業黎明期にさまざまに発生した電気の事件簿。(厚生労働省委託図書)

11-5

石倉 欣二(きんじ) 著 1:59
絵描きと天使

内容 寒空の下、街角で絵を売る絵描きのささやかな1日を描く表題作をはじめ、「ヨハンナ」「わしゃ、狢やった」など、時代も舞台もさまざまな、せつなさとやさしさの詰まった20編の短い話を収録。(音訳者 山下 百合子)

11-6

山本 一力 著 6:43
サンライズ・サンセット

内容 地上げのあおりを食って閉店するグリーンマーケットの店主のために、アンソニーはあることを計画。マーケットを愛していた大勢の住民達が集い。現代ニューヨークが舞台の短編全6編を収録。『小説推理』連載に加筆し書籍化。(音訳者 田中 栄子(えいこ))

11-7

加藤 千恵 著 4:30
春へつづく

内容 卒業式の朝だけ、願い事を叶えてくれる「あかずの教室」の扉がひらく。その時あたしは何を願うんだろう。不思議なジンクスが伝わる中学校を舞台に繰り広げられる、切なくて温かい8つの物語。(音訳者 小田切(おだぎり) 秀子)

11-8

湊 かなえ 著 5:59
山猫(やまねこ)珈琲(こーひー) 上

内容 「山」「猫」「珈琲」は著者がとっても大切にしているもの。これらに励まされ、また癒され日々の執筆活動に励んでいるという。上巻は、朝日新聞、神戸新聞、日経新聞などに掲載されたエッセイを収録。デビューから10年を振り返る、著者の初エッセイ集! (他館複製図書)

11-9

花房(はなぶさ) 観音(かんのん) 著 7:59
わたつみ

内容 借金が払いきれなくなり、故郷に戻ってきた京子は、実家からほど近い水産物加工工場で働き始める。女性が多い職場には、好奇の目と嫉妬心、噂話が渦巻いていた。元配偶者との情事、ダブル不倫、出会い系サイトでの遊び―女たちが抱く「秘密」が白日の下にさらされたとき、工場にも激震が走る!(音訳者 山本 孝子)

◎マルチメディアデイジー

11-1

ブリジット・ラベほか著 1枚
成功と失敗-10代からの考えるレッスン-

内容 おやつを食べるように気軽に楽しく、哲学にふれてみませんか?身近な例をとりあげ、「成功」「失敗」ってなんなのかを考えます。すぐに答えの出る問いではないけれど、今だからこそ考えたいテーマばかりです。(厚生労働省委託図書)

11-2

やなせ たかし 著 1枚
わたしが正義について語るなら

内容 正義を生きるのは大変だけれども、その中で僕たちが目指すべき正義とは。やなせたかしが、アンパンマンや、たくさんのキャラクターを書く中で考えてきたことを語る。(厚生労働省委託図書)

11-3

ジル・ボム 文 1枚
そらいろ男爵

内容 鳥が飛ぶ青い空と、読書をこよなく愛した男が、爆弾のかわりに投げたものは。二頭身でちょびひげという、とぼけた風貌のそらいろ男爵が、ユニークな方法で国と国との戦いをやめさせたお話。(厚生労働省委託図書)

◎点字図書

11-1

野村 茂樹ほか著 全4巻
Q&A障害者差別解消法

内容 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の基本用語、差別解消への仕組み等を概説し、日常生活や社会生活の場面ごとに具体的な問題をQ&Aで解説。(厚生労働省委託図書)

11-2

上木原(うえきはら) 弘修(ひろのぶ) ほか著 全4巻
18歳からの選択

内容 選挙権が18歳に引き下げられたことをきっかけに、今後選択肢が増える若い世代に社会のしくみや構造、問題になっている事柄の背景や論点をコンパクトにまとめて伝える一冊。(厚生労働省委託図書)

11-3

ケント・ウインチェスター 著 全2巻
だいじょうぶ!親の離婚

内容 もう一緒に暮らさない、と決めてしまった両親を持つ子どものための本。トラブルに巻き込まれた子どもたちが、両親の離婚を理解して、うまく乗り越えていくためのアドバイスが満載。(厚生労働省委託図書)

11-4

坂上 秋成(しゅうせい) 著 全3巻
夜を聴く者

内容 これは、友情か欲望か、それとも愛情なのか?『惜日のアリス』で話題の気鋭が贈る、狂おしいほどの「友情」小説!(点訳者 長戸(ながと) 美子(よしこ))

11-5

石原 慎太郎 著 全3巻
天才

内容 幼少期のコンプレックス、政界入りのきっかけ、角福戦争の内幕、ロッキード事件の真相、田中派分裂の舞台裏、家族との軋轢。戦後日本の基盤を作り上げながら、毀誉褒貶相半ばする田中角栄の汗と涙で彩られた生涯を描く。(点訳者 長瀬 由美子)

11-6

山本 周五郎 著 全5巻
愛情小説集

内容 時代小説。想いを寄せた少年を何年も待つ娘の話や一途な女の恋文をネタに身を持ち崩した男が金をせびる話など10篇収録。点字データに新装しました。(点訳者 山中 凉子(りょうこ))

11-7

清水  健(けん) 著 全3巻
112日間のママ

内容 もっと一緒にいたかった-。乳がんで亡くなった妻・奈緒さん(享年29)。そのとき、長男は生後112日だった。関西の人気テレビキャスター・清水健が、家族3人の闘いを初めて明かす。(点訳者 鷹野 由美)

11-8

片山 恭一 著 全4巻
新しい鳥たち

内容 発見してしまった、人類の希望を。この世にギブアップして、おさらばする決行直前、見知らぬ若い男が訪ねてきた。「世界の中心で、愛をさけぶ」の著者が放つ、愛の実践的普及小説。(点訳 青い鳥奉仕団点訳部)

11-9

斉藤  洋(ひろし) 作 全2巻
西遊(さいゆう)後記(こうき) 2 芳(ほう)の巻(まき)

内容 長安の都で、人が次々に消えるという、うわさを耳にした孫悟空は、三蔵法師のことが気がかりだった。悟空は、奇妙な事件の真相をつきとめようと長安に向かう。斉藤洋の西遊記シリーズの外伝第2弾。(厚生労働省委託図書)

11-10

ポーラ・ダンジガー 作 全1巻
あたし、アンバー・ブラウン

内容 小学校3年生のアンバー・ブラウンは、幼稚園からなんでもいっしょにやってきた親友ジャスティンが引っ越すことになり、新しい家のことばかり話しているのに苛立ち腹を立て、ついには一言も口をきかなくなってしまう。(厚生労働省委託図書)

11-11

アレグザンダー・スミス 著 全1巻
アキンボと毒ヘビ

内容 ある日、とても危険な毒ヘビ、グリーマンバを見かけたという知らせが、アキンボのおじさんが園長をしているヘビ園に届き、ヘビ狩りをくりひろげます。(厚生労働省委託図書)

◎デイジー雑誌

厚生労働省委託 1枚
声の広報 厚生 第249号 2017年9.10月

◎テープ雑誌

厚生労働省委託 1巻
声の広報 厚生 第249号 2017年9.10月

◎点字雑誌

全国盲導犬施設連合会  寄贈 1冊
盲導犬情報 第19号 2017年9月
国際障害者交流センター 寄贈 1冊
ビッグ・アイ アートフェスティバル2017 参加募集チラシ

≪用具部からのお知らせ≫

本屋さんや雑貨屋さんの店頭に来年のカレンダーが並ぶようになりました。そこで、今回は2種類のカレンダーをご紹介します。
商品名:2018ユニバーサルデザインカレンダー 日本の地図
・形状は月めくり式の卓上兼壁掛けカレンダーです。
小規模通所授産施設「チャレンジ」で製作され、授産施設利用者の手によって1枚1枚印刷されています。
・点図デザインのテーマは、「日本の地図」です。表紙に日本地図、本文は日本を9つの地域に分割し、それぞれの地方のほか、新幹線路線図、主な火山、日本周辺の海等が載せられています。本文は右側に点字と墨字のカレンダー、左側に点図が描かれています。
・点図とは、触図ともいい、視覚障害者が指で触れて理解できるようにした図のことです。自分の住んでいる日本がどんな形をしているのか、本やテレビで見る日本の美しい風景がどこにあるのか、住んでいる場所に近いのか遠いのか等、目で見て手で触れてお楽しみください。
・点字カレンダーとしての実用性はもちろんのこと、点字に触れたことがない方にも、点図の素晴らしさ、奥深さに触れていただけるよう工夫されています。プレゼントにもお勧めです。
• 表紙:日本地図
• 1月:北海道
• 2月:東北地方
• 3月:関東地方
• 4月:新幹線路線図
• 5月:中部地方
• 6月:近畿地方
• 7月:中国地方
• 8月:日本の主な火山
• 9月:四国地方
• 10月:九州地方
• 11月:沖縄(本島)
• 12月:日本周辺の海
仕様
・大きさ:(幅)210×(厚さ)60×(高さ)156mm
(A5版リング製本×13枚綴り)
・重さ:約80g
・販売価格:1000円(日点より送料300円別途かかります)

商品名:2018年 鉄腕アトム白黒反転カレンダー
・壁掛け式のマンスリーカレンダー(見開き1ヵ月)です。ベースは黒色で、文字は大きく白色でぬいてコントラストをつけることで、ロービジョンの方や高齢者にも見やすく工夫されています。
・マンスリー式(見開き1ヵ月)で、日曜始まりの曜日配列、日曜・祝日は白い丸の中に黒抜きの文字、土曜日は白の丸で縁取りがされています。記載情報は必要最低限に絞り、見やすさを第一に考慮したデザインとなっています。
アトムをナビゲーターにすることで、障害のある人もそうでない人も、いつも献身的に人のために活躍するアトムの姿に『やがておとずれる明るい未来』をイメージしていただけたらとの思いが込められています。
仕様
・大きさ:B3サイズ(515×364mm)
・販売価格:1400円(日点より送料300円別途かかります)
ご希望の方は、山梨ライトハウス盲人福祉センター用具部(電話:055-222-3502もしくは、055-223-1113)
まで、ご連絡お待ちしております。