広報誌「うるおい」(拡大版)第333号 2017年12月20日発行

目次 山梨ライトハウスから皆さんへ山視福協から山視協からことばのミニ解説うるおい俳句教室暮らしのヒント用具部からのお知らせ
新しい図書の紹介 デイジー図書貸出おすすめ図書シネマデイジー点字図書デイジー雑誌点字雑誌

ライトハウスから皆さんへ

2018年版点字カレンダーについて

 師走の声を聞き、気持ちばかりが気忙しい時期になりました。
今年も、YBS山梨放送から点字カレンダーを寄贈されました。毎年好評のこのカレンダーは、日本テレビ小鳩文化事業団が製作しているもので、今回は「日本の名城」をテーマにしています。桜の名所として知られる青森・弘前城や冬の石川・金沢城などの色鮮やかな写真とともに点字の説明が掲載されています。携帯にも便利なコンパクトサイズのカレンダーを、今回もうるおいの利用者の皆さまにお配りしますので大いにご活用ください。

<お知らせ>
盲人福祉センター休館のお知らせです。
12月29日金曜日から新年1月3日水曜日までが休館となります。それに伴い、図書の貸出受付の締切は12月22日金曜日、受付開始は来年1月5日金曜日からです。よろしくお願いします。

 今年も、盲人福祉センターをご利用いただきありがとうございました。来年も、皆さまにとって良き一年となりますことをお祈り申し上げます。

山視福協から

シネマチュプキタバタへ行ってきました。  理事 小田切 浩子

 スポーツや文芸、音楽、手芸など、さまざまな趣味を持っている方も多くいますね。趣味を通して出会いがあり、コミュニケ―ションが生まれ気持ちもリフレッシュできます。特技になっている人もいて感心しております。
 私はこれといった特技はありませんが、ちょっとしたお出かけや映画鑑賞などが好きです。
 小春日和のとある日、この二つの趣味を合体させ、シネマチュプキタバタへ行ってきました。シネマチュプキタバタとは、日本で初めてのバリアフリー映画館です。
 昨年のうるおいでも紹介させていただきましたが、障害のある人もない人も、子供連れの人、誰もが映画を楽しむことができる東京田端にある小さな映画館です。チュプキとは、アイヌ語で「自然の光」を意味する言葉です。
 インターネットで上映スケジュールを見て、日にちと鑑賞作品を決め、チュプキに電話し予約を入れました。アクセスとランチの店もネットで調べました。
 田端駅までは電車を使って新宿で山手線外回りに乗り換え、甲府からは2時間ぐらいかかりました。ここまでは自力で移動しましたが、駅からは事前に道案内をお願いしておき、北口で待ち合わせをして、10分弱ぐらい歩きチュプキに到着しました。受付でチケットを購入してイヤホンを貸していただきました。
 料金は障がい者割引はなく1500円で、シニア、学生の方は1000円です。
 シアター内の床は緑の芝生のようで、椅子もゆったりと座ることができました。椅子に備え付けてあるイヤホンジャックにイヤホンを差し込んで音声ガイドを聞きながら映画鑑賞しました。ボリュームも手元で調整できるし音響もよく聞きやすかったです。私が観た映画には10人ぐらいのお客さんがいたようでした。壁には映画「光」「あん」に出演された俳優さんたちのサインもありました。今回は映画鑑賞もさることながら、チュプキを見たいという思いが強くありました。
 温もりが感じられる映画館で、代表の平塚様とは初対面にもかかわらず、声を聴いていたこともあり、親しみを覚えとても話やすくて、道案内をしてくださった進〔しん〕様とも歩きながらお話することができてよかったです。映画館にはつきもののポップコーンの販売もありましたが、今回観た映画の内容が重くてとてもポップコーンを食べながら観るような気持ちにはなれませんでした。
 映画の上映だけでなく、朗読会などのイベントも行っているそうです。チュプキの近くにはお店もあるので、サンドウィッチなど買ってシアター内で食べてもよいとのことでした。興味のある方はお友達やご家族お誘いの上、足を運んでみてはいかがでしょうか。駅ビルでランチした店の店員さんの対応も良くて、おいしくいただきました。今回初めての場所に自力で行くことができてちょっとした冒険心もくすぐられ、一緒に行った人たちとも楽しくおしゃべりでき脳も活性化されたようです。
 失っていた自信を少し取り戻せた気もしました。また訪れたいです。

山視民協から

うるおい山視民協この一年  副会長 伊東一敏

この一年うるおいに掲載された記事とその後の動きについてお伝えします。
1 4月号では、南アルプス市が昨年の4月、同市の視覚障害者福祉会の運動により県内初の地デジ対応ラジオを日常生活用具にしたことを受けて、本会はその成果をほかの市町村に広げる取り組みを行い、その結果、今年の4月から甲斐市と昭和町がこれを給付したことを伝えました。またこの中で前向きな動きがあった笛吹市と山梨市に11月30日、それ以後の検討状況について聞きました。山梨市のほうは昨年より一歩後退しましたが、笛吹市はすでに昨年の12月から地デジ対応ラジオを日常生活用具にしていることが明らかになりました。そして、この笛吹市を含め山視福協の支部や地域の視障者などと協力連携して取り組んだ大きな成果となりました。

2 7月には国連で核兵器禁止条約が採択されたことを伝えました。本会はこれを歓迎する一方で、日本政府がアメリカなどの核兵器保有国とともにこれに背を向けている立場を転換し、条約に賛成するよう求める考えを示しました。10月、本会が出しているメール版山視民協情報を紹介する中で、9月号の企画として読者の皆さんに投稿を呼びかけた「平和について考える」に5人の方から原稿を寄せていただきそのタイトルを乗せました。それぞれに取り上げ方は違いますが、戦争は絶対に許さず平和を願う強い思いがこめられていて、これを聞いた読者から感動したなどという感想が寄せられました。

3 岡山短期大学の山口由紀子準教授の教壇復帰を求める記事を1月と5月に掲載しました。3月28日岡山地裁で山口さんが勝訴しましたが、すぐに短大側が控訴し舞台は広島高裁に移りました。その後、同高裁岡山支部が和解を進めるも短大側がこれを受け入れず裁判となりました。

4 11月、重度障害者医療費窓口無料の復活を求める署名への協力を呼びかけました。現在取り組みを進めています。

この他、あはき法19条裁判のことなど全視協が取り組んでいる課題について掲載されました。この一年、うるおい山視民協をお読みいただき有難うございました。

ことばのミニ解説

 いよいよ今年も「クリスマス」が近づきました。今月は「クリスマス」について解説します。クリスマスは、Christ(キリスト)とmas(ミサ=礼拝)が語源と言われています。
 クリスマスと言えば、クリスマスツリーを飾る方も多いと思います。このクリスマスツリーは、冬になっても葉を落とすことのない常緑樹が「永遠の命」のシンボルであることから、常緑樹を飾るようになったと言われています。では、クリスマスイブにはどのような意味があるかご存知でしょうか?一般的には、クリスマスイブはChristmas Eveと書くため、eve=eveningから前夜と考えがちですが、実は、イエス・キリストがいた時代は、ユダヤ歴という暦が使われており、それによると1日の始まりは太陽が沈む夕方でした。つまり、クリスマスイブは前夜という意味ではなく、クリスマスの始まりという意味だそうです。
 皆さんは、今年のクリスマスをどのように過ごされますか?それぞれのイブをお楽しみください。

うるおい俳句教室 越石 一彦 選評

埜村 和美
立冬や抱き寄す猫に陽の匂ひ
(評)今年の立冬は11月7日、この時期の風のない暖かな陽気のことを「小春日和」と言います。作者はたっぷりと陽を浴びた猫の匂いをもってこの初冬の暖かさを表現しています。

身に入むや夜具引きよせば母の声
(評)「身に入む」は人生の寂寥感がしみじみと感じられることで秋の季語とされています。過ぎゆく秋の寂しさに母の声を呼応させた作品です。前句は嗅覚で、掲句は聴覚で読者を惹きつけます。

加藤  隆
伊奈ヶ湖の白鳥しぐさ愛らしく
(評)伊奈ヶ湖という固有名詞を置いたことで臨場感豊かな作品に仕上がっています。冬の伊奈ヶ湖の様子が優雅な白鳥を中心に読者の目に浮かんできます。

高坂 康平
年ごとに交わすお歳暮数が減り
(評)年を取るに伴い誰もが思っている実感を一句にしました。避けることができない老いの寂しさを作者はお歳暮の数で表現しています。

店ごとの中身気になる福袋
(評)前句と同様に作者の実感を素直に表現しています。年末の慌ただしさと年始の希望が中身の分からない福袋に象徴されました。

小松 瑛
釣瓶井戸耐えて久しき十三夜
(評)私が子供の頃まだ家の中庭に釣瓶井戸があったことを思い出しました。とても懐かしいですね。季語に十三夜を置いたことでさらに深い郷愁にかられました。釣瓶井戸に対する季語の選択が新鮮です。

小川 賢治
立冬や水辺に映る犬の顔
(評)中村草田男の「冬の水一枝の影も欺かず」を思い浮かべました。澄みきった水面に映る犬の顔に迫りくる冬の厳しさが表現されています。

霜月やまた大風が吹き荒れる
(評)事実を述べて感慨は表現しない、ありふれた形容詞は使わない、俳句らしい俳句です。その方が句柄が大きくなるからです。

石井 迪男
山茶花や息ひそめゐる座禅堂
(評)山茶花は冬を告げる花。息をひそめて座禅をする周囲の張りつめた冬の空気がよく表れています。

猫老いて眠るばかりの漱石忌
(評)12月9日は漱石忌。老いと年末、漱石と「吾輩は猫である」を念頭に置いた味わいのある一句となっています。

中牧 洋子(ひろこ)
ころ柿の乾くを待ちて昨日今日
(評)軒先に簾のように吊るされた干し柿は初冬の風物詩です。出来上がりを待つ作者の気持ちと差し迫った年末の状況がよく表現されています。周辺の冬枯れの様子も見えてきます。

吹き寄せる落葉日ごとに嵩を増す
(評)気持ちの表現を抑え、落葉の嵩によって訪れる冬の様子をうまく表しています。また「嵩を増す」と時間の流れを用いたことで一句に深みが生まれました。

「総評」

 自分の直接的な感慨は極力抑え、かつ単純な風景の叙述に終らない。心の内は「季語」、「物」、「事」、に語らせる。俳句は短詩形だけに難しい文芸といえます。今月のうるおい俳句はこの表現方法という点でとてもよかったと思います。直接的な思いを抑えることでかえって句柄が大きくなる、この俳句のポイントをしっかり押さえて今後も作句していきましょう。
 次回はいよいよ年末年始ですね。特に年始の句は、「おめでたい」という直接的な表現は使わず、「めでたさ」を一句に漂わせる点でとても難しいと思います。皆さんの一句楽しみにしています。

「去年今年忙しさといふ幸ひも」 一彦

それでは、25日締め切り厳守で、ご投句をお待ちしております。

暮らしのヒント

今月の暮らしのヒントは「冷え性を改善する生活習慣」です。

 冷え性の改善には、身体を内側から温め、血行を促すとともに自律神経がうまく働くよう生活習慣を整える必要があります。
1.身体をあたためる食事の工夫
栄養バランスのとれた食事を基本に、冷えが気になるときは身体を温める食材を積極的にとりましょう。反対に、身体がほてっているときは身体を冷やす食材をとります。なお、身体を冷やす食材は、熱を加えると身体を温める食材に変化するので上手にとりいれましょう。また、肉類などに多く含まれるたんぱく質は熱源となる筋肉を作るほか、シシャモやタラコ、アボカドやアーモンドなどに多く含まれるビタミンEには、末梢血管を広げて血液循環を良くする働きがあります。

2.身体の隅まで血液を届ける生活習慣
・身体を締め付ける衣服や靴は避けましょう。
・38~40度くらいのぬるめの湯にゆっくりつかりましょう。血行促進とリラックス効果を得られます。熱い湯は体の表面だけ温まり内部が十分に温まっていないことが多く、また急激に血圧を上昇させるので避けましょう。

新しい図書の紹介

◎デイジー図書

12-1

小牧(こまき)  治(おさむ) 著 9:15
人と思想 108 ホルクハイマー

内容 「批判理論」をかかげるフランクフルト学派の中心人物だった哲学者ホルクハイマーの生涯をたどるとともに、彼の弁証法を探究する。(厚生労働省委託図書)

12-2

稲垣 直樹 著 7:29
人と思想 109 サン=テグジュペリ

内容 パイロットであり、『星の王子さま』の著者としても知られるサン=テグジュペリ。読者をやさしい気持ちで満たしてくれる彼の作品の秘密について探る。(厚生労働省委託図書)

12-3

師岡(もろおか) 佑行(すけゆき) 著 10:38
人と思想 110 西光万吉(さいこうまんきち)

内容 部落解放を求めて全国水平社(ぜんこくすいへいしゃ)の創立につとめ、戦後、不戦世界の建設を説き続けた西光万吉。彼の生涯を明らかにする。(厚生労働省委託図書)

12-4

村上(むらかみ) 隆夫(たかお) 著 8:20
人と思想 112 メルロ=ポンティ

内容 視覚について考え続け、マルクス主義に希望を託して挫折した哲学者。生まれ育った時代背景から、その著書や思想を幅広く説明する。(厚生労働省委託図書)

12-5

小高(おだか)  毅(たけし) 著 7:33
人と思想 113 オリゲネス

内容 キリスト教神学の揺籃期(ようらんき)、神・キリスト・人間との間に織りなされる壮大なドラマともいうべき神学を構築した。不世出の思想家の生涯を描く。(厚生労働省委託図書)

12-6

稲垣(いながき) 良典(りょうすけ) 著 8:05
人と思想 114 トマス=アクィナス

内容 中世の精神文化を代表する作品「神学大全」の著者。同時代人の伝記やトマスの著作からの引用により、彼の思想の発展と生涯を辿る。(厚生労働省委託図書)

12-7

後藤 憲一(けんいち) 著 7:33
人と思想 115 ファラデーとマクスウェル

内容 電気磁気の法則を見いだし、電気と電波の利用の道を拓いたファラデーとマクスウェル。彼らの生涯をたどりつつ、その偉業を紹介する。(厚生労働省委託図書)

12-8

松葉 健司(たけし) 著 4:57
魔法のランプ 幸せな人生を選択する方法

内容 母が「そろそろ、あなたに渡してもいいかな」ってそう言いながら、持ってきた四角い木箱の中には、古びているけれど、由緒ありげな銀色のランプが入っていた。「これは、我が家に代々伝わる物よ」願いが叶う魔法のランプ。ただし、使えるのは一度だけ。高校生、大学生のための「夢を実現する」進路の見つけ方とは。『フライト・ゲーム』著者の第2作。(音訳者 岡 澄子)

12-9

上橋(うえはし) 菜穂子(なほこ)、斉藤 慶(けい)輔(すけ) 著 2:31
命の意味命のしるし

内容 野に生まれたものは、野に在るように。国際アンデルセン賞作家賞受賞作家・上橋菜穂子と、野生動物の獣医師・斉藤慶輔の2人が、命とは何かを問いかける。NHK・Eテレ「SWITCHインタビュー達人達」をもとに書籍化。(音訳者 祢津 彩子)

12-10

彩瀬(あやせ) まる 著 7:17
朝が来るまでそばにいる

内容 疲れた女の部屋で料理を作る黒い鳥。高校の校舎に出ると言われている幽霊。母が亡くなってから毎夜現れる白い手。弱っているとき、逃げたいとき、奴らはスキマからするりと忍び込み、心の闇を広げていく。新鋭が描く、幻想から再生へと続く連作短編集。(音訳者 河口 恵)

12-11

山内 マリコ 著 4:08
皿洗いするの、どっち? 目指せ、家庭内男女平等!

内容 男がいると家事は3倍、男手問題は同棲で解決せず!結婚って超ハッピー?それとも地獄?男と女のラブ&バトルを30代女子の人気作家が痛快レポート。 (音訳者 薬袋 礼子)

12-12

唯川(ゆいかわ)  恵(けい) 著 7:42
霧町ロマンティカ

内容 霧の町、軽井沢。航空会社をリストラされた男が東京から一人越してきた。自由と不安の間に揺れる彼の新生活は、次々と立ち現れる女たちに翻弄される。したたかで魅力的な女たちと運命に漂う男の恋愛ラプソディ。「途方もなく霧は流れる」(2012年刊)の改題。(音訳者 土屋 葉子)

12-13

佐伯 泰英 著 7:12
新・酔いどれ小籐次(ことうじ) 8 夢三夜(ゆめさんや)

内容 新年、宴席つづきの小籐次を刺客が襲った。難なく撃退したが、刺客は雇い主の矢に射抜かれて死に、その矢を見たおりょうが驚愕の声を発した。おりょうは何に気付いたというのか。シリーズ第8弾。(他館複製図書)

◎貸出おすすめ図書

時代劇がお好きな方に人気の図書を紹介します。
今回は、鳥羽(とば) 亮(りょう)著作の作品です。

S12-1

鳥羽 亮 著 平均6時間
剣客春秋(けんかくしゅんじゅう) 1~11(完)

内容 江戸神田に一刀流の「千坂(ちさか)道場」を営む藤兵衛(とうべえ)と娘の里美(さとみ)の人情味あふれる時代劇。(他館複製図書)

S12-2

鳥羽 亮 著 平均6時間
剣客春秋親子草 1~7(続いています)

内容 藤兵衛(とうべえ)から道場を譲り受けた千坂彦四郎(ひこしろう)と妻の里美は愛娘、花のためにも立派な道場主たらんとする責任感が、知らぬ間に精神的重圧となって彼にのしかかる。ある日、兄の敵討ちのため、陸奥国松浦藩からやってきた女剣士・小暮ちさと出逢ったことが、彦四郎の人生に影を落とす。時代小説に、また新たな剣客(ヒーロー)が誕生した。(他館複製図書)

S12-3

鳥羽 亮 著 平均7時間
はぐれ長屋の用心棒 1~39(続いています)

内容 華町(はなまち)源九郎(げんくろう)は家督を息子に譲り、自由気侭(きまま)な長屋暮らしをしているが、そこに難題が舞い込んでは、剣の遣い手として問題を解決していく痛快時代劇。(他館複製図書)

S12-4

鳥羽 亮 著 平均6時間
剣客旗本奮闘記 1~12(完)

内容 江戸で起きる事件を非役(ひやく)の旗本・青井(あおい)市之介(いちのすけ)が、必殺の剣で最強の敵に挑む!(他館複製図書)

S12-5

鳥羽 亮 著 平均6時間
闇の用心棒 1~14(完)

内容 本所(ほんじょ)相生(あいおい)町の長屋に年頃の娘と住む安田(やすだ)平兵衛(へいべえ)の許に、紙片が投げ込まれた。<十八夜(じゅうはちや)>と記されたそれを見て、彼の顔がこわばった。十八夜とは四五九(じごく)屋、つまり地獄屋を意味する殺しの依頼だった。十年前に殺し稼業から足を洗ったはずなのに、今頃なぜ依頼が?酒で全身に走る震えを抑え、再び剣を取る凄腕の老剣士を描く、冷酷にして情感溢れる異色の剣豪小説!(他館複製図書)

S12-6

鳥羽 亮 著 平均6時間
八丁堀吟味帳 1~11(完)

内容 町奉行同心の屍体が発見された。犯罪を追ってひとり調べるうちに、消されたらしい。仲間を殺された奉行所の面々は奮い立つ!どんな悪事も見逃さぬ彼らを、人呼んで「鬼彦組」という。(他館複製図書)

◎点字図書

12-1

童門(どうもん) 冬二(ふゆじ) 著 全1冊
歴史を味方にしよう

内容 歴史を学ぶことは日々の生き方を学ぶということです。歴史作家の著者が、生きて行くための手がかりや足がかりとしての歴史やさしくとの関わり方を紹介します。(厚生労働省委託図書)

12-2

エドガー・A・ポー 著 全3冊
EB版<ラダーシリーズレベル3> Three Stories of Fear and Madness エドガー・アラン・ポー傑作短編集

内容 英語点字の新表記であるUEB(統一英語点字)を採用し、縮約を用いた点字と用いない点字を併記。本文で使われている語を掲載したワードリストがあります。 (厚生労働省委託図書)

12-3

石田 優子(ゆうこ) 著 全3冊
広島の木に会いにいく

内容 ドキュメンタリー映画の制作をきっかけに被爆樹木のことを知った著者は、三年近くの時間をかけて東京から広島に通い木に関わる人々の話を聞き続けたことをもとに被爆樹木と原爆について考えるノンフィクション。(厚生労働省委託図書)

12-4

斉藤 洋(ひろし) 著 全2冊
斉藤洋の西遊後記シリーズ③ 西遊後記 3 河(か)の巻

内容 三蔵法師の弟子・辯機(べんき)が仏法で長安の都の芙蓉池を干上がらせようとしているとの疑いで将軍に捕らわれていた。悟空は無実の辯機を救うべく王宮に乗り込むが、そこには思いがけぬ敵が待っていた。(厚生労働省委託図書)

12-5

中澤 晶子(しょうこ) 著 全1冊
3(さん)+(たす)6(ろく)の夏(なつ)

内容 広島で絵画教室に通う子どもたちのスケッチブックに突然、描いてもいない絵が現れた。6人の4年生が二人づつ、それぞれ体験する不思議なできごと。その謎を解くカギは、七十年前のあの日、広島で起こったことにあった。(厚生労働省委託図書)

12-6

森 絵都 著 全3冊
出会いなおし

内容 出会い、別れ、再会し、また別れ。人は会うたびに知らない顔を見せ、立体的になる。表題作をはじめ「ママ」「むすびめ」など、人生の特別な瞬間を凝縮した珠玉の6編を収録。(点訳者 小西 てつ子)

12-7

葉室(はむろ)  麟(りん) 著 全10冊
春風伝(しゅんぷうでん)

内容 長州藩士・高杉晋作。攘夷(じょうい)か開国か国論(こくろん)二分(にぶん)する幕末に、上海に渡った晋作は、欧米列強に蹂躙(じゅうりん)される民衆の姿を目の当たりにし「革命」に思い至る。日本の将来を見据えた男の短くも激しい生涯を、壮大なスケールで描く。(点訳者 須田(すだ) 千文(ちふみ))

12-8

桐(きり)江(え) キミコ 著 全3冊
おしりのまつげ

内容 不器用な人生のおくすり、ここにあります。NY在住作家が描く、世界のすみっこに生きる人々の9つの物語。表題作ほか「シジミの心」「線香花火」などを収録。(点訳者 小泉 ゆう子)

12-9

麻(あさ)見(み) 和史(かずし) 著 全6冊
死者の盟約:特捜(とくそう)7(なな)

内容 顔を包帯で巻かれた遺体が発見され、同時に誘拐事件が発生した。そして再び奇妙な死体が。TVドラマ化された『特捜7』第二弾! (点訳者 河西 春美)

◎デイジー雑誌

山梨ライトハウス製作 1枚
第63回 白い杖愛護作文・生活体験文受賞作品
内閣府政府広報室委託 1枚
明日への声 Vol.58 平成29年11月号
厚生労働省委託 1枚
障害者白書 平成29年版

◎テープ雑誌

厚生労働省委託 6巻
障害者白書 平成29年版

◎点字雑誌

内閣府委託 1冊
ふれあいらしんばん 平成29年11月号
厚生労働省委託 1冊
ワールド・ナウ 第47号
厚生労働省委託 1冊
点字 厚生 第264号
公明党機関紙委員会 寄贈 1冊
点字こうめい No.75
栃木県 寄贈 1冊
点字広報 とちぎ 平成29年11月号
栃木県議会 寄贈 1冊
県議会 とちぎ 平成29年11月号
TBSラジオ寄贈 1冊
点字.拡大文字.音声コード付 番組表 2017.10月~2018.3月
ニッポン放送寄贈 1冊
点字・拡大文字番組表 平成29年度後期版
(平成29年10月2日~平成30年4月1日)
全日本鍼灸 マッサージ師会 寄贈 1冊
月刊 東洋療法 283 2017年11月1日発行
月刊 東洋療法 284 2017年12月1日発行
日本盲人キリスト教伝道協議会寄贈 1冊
信仰 2017年11月号

≪用具部からのお知らせ≫

今回の商品は、クリスマスや年末年始のプレゼントにいかがでしょうか?なお、今回の日点からの送料は、ライトハウスが負担するサービス付です。期間は今月12月と1月の2か月間限定です。是非ご利用ください。

1.フラッシュハーフボール
•直径5cmの球体を半分に切った半球の形をしたキーホルダーで、表面にはサッカーボールのイラストが描かれています。断面の中央には凹んだ長方形のソーラーパネルと、パネルの上には横にスライドするスイッチがあり、左にスライドさせるとスイッチがオンになります。
•うす暗くなって揺れると暗さと振動を感知するセンサーが反応し本体の球面に赤色LEDが発光します。明るい時は発光しません。
•日中に太陽光などで充電できるソーラーパネルを使用していますので、電池交換が不要で経済的です。
•本体球面の反射材によりピカッと反射し、赤色LEDと二重で自分の存在をドライバーに知らせるので夜間の交通事故防止に役立ちます。なお、防水ではありませんので、雨や湿気には十分ご注意ください。
仕様
•大きさ:(幅)5×(奥行)5.58×(高さ)2.68cm
•使用電池:NI-MH充電池(NI-169)電池交換は不要です。
•メーカー:サンエス技研株式会社
販売価格:650円

2.前号でも紹介した2018ユニバーサルデザインカレンダー
日本の地図
・形状は月めくり式の卓上兼壁掛けカレンダーです。
・点図デザインのテーマは、「日本の地図」です。表紙に日本地図、本文は日本を9つの地域に分割し、それぞれの地方のほか、新幹線路線図、主な火山、日本周辺の海等が載せられています。本文は右側に点字と墨字のカレンダー、左側に点図が描かれています。
・点字カレンダーとしての実用性はもちろんのこと、点字に触れたことがない方々にも、点図の素晴らしさ、奥深さに触れていただけるよう工夫されています。
仕様
・大きさ:(幅)210×(厚さ)60×(高さ)156mm
(A5版リング製本×13枚綴り)
・重さ:約80g
・販売価格:1000円

3.同じく、前号で紹介した2018年 鉄腕アトム白黒反転カレンダー
壁掛け式のマンスリーカレンダー(見開き1ヵ月)です。ベースは黒色で、文字は大きく白色でぬいてコントラストをつけることで、ロービジョンの方や高齢者に見やすく工夫されています。
・マンスリー式(見開き1ヵ月)で、日曜始まりの曜日配列、日曜・祝日は白い丸の中に黒抜きの文字、土曜日は白の丸で縁取りがされています。記載情報は必要最低限に絞り、見やすさを第一に考慮したデザインとなっています。
仕様
サイズ:B3サイズ(515×364mm)
販売価格:1,400円

4.にゃんこ計
•手のひらに載るサイズのネコの形をした、音声と光でお知らせする温湿度計です。
•頭を1回押すとおしゃべりを、2回続けて押すと温度と湿度を音声でお知らせします。おしゃべりは、「お散歩してきてもいい?」「ニャーニャー」など、ネコの特徴を表すようなおしゃべりや「尻尾が緑色だから安心」などの温度湿度の状況がわかるような言葉をランダムにおしゃべりします。温度湿度のお知らせは「温度は25℃、湿度は39%だよ。この調子で行こう。」のようにちょっとしたコメントも言います。
•10分に一度尻尾の光で部屋の状態を判断できます。赤は警告、黄色は注意、緑は快適な状態を表します。
•1時間に1度自動でおしゃべりします。90種類のおしゃべりを楽しませてくれたり、癒されたり、思わず会話をしてしまうかもしれません。このおしゃべりの内容で今のお部屋の状態を知ることもできます。
•熱中症やインフルエンザ対策にも役立ちます。
•昼夜センサーがあるので、お部屋が暗いとおしゃべりしたり光ったりしないので、睡眠時に起こされる心配もありません。また、お部屋の電気をつけるタイミングを知るための目安にもなります。
•ネコの種類は2種類で、ミケ・ハイネコからお選びください。
仕様
•大きさ:(幅)60×(奥行)105×(高さ)72mm
•重さ:150g
•使用電池:単4電池3本
•メーカー:ハシートップイン
取扱説明書 :音声(一般CD)
販売価格:2,980円

5.体操ブーブー
•いつでもどこでもラジオ体操ができる、ちいさなブタのマスコット。
•マスコットのブタの色は白で、赤いTシャツを着ています。
•コンパクトなので、どこでも置けて、どこでも連れ出すことができ、いつでも健康的なラジオ体操ができます。
•鼻のボタンを短く押すとラジオ体操継続をサポートし、やる気が出る9語のおしゃべりをします。
ラジオ体操は全身運動なので、健康維持やダイエットにおすすめです。
仕様
•大きさ:(幅)70×(奥行)55×(高さ)85 mm
•重さ:約107g
•材質:ABS樹脂
•使用電池:LR44ボタン電池3個使用
•製造元:株式会社ハシモト
•販売元:株式会社ハシートップイン
取扱説明書:音声(一般CD)
販売価格:1,600円

ご希望の方は、山梨ライトハウス盲人福祉センター用具部(電話:055-222-3502もしくは、055-223-1113)まで、ご連絡をお待ちしています。